カメラと一緒に使えるオススメのモニター(小型の外部液晶ディスプレイ)について解説します。
外付けのカメラモニターは1万円以下の安い価格製品から録画機能つきの製品まで種類が沢山あります。今回は私が実際に使用した外部ディスプレイの使用感想も交えながら、順番に説明していきす。
例えばこちらのような製品がおすすめです。
カメラ用モニターとしては非常に価格が安い製品です。一眼レフ、ミラーレスカメラ、アクションカメラなどに適用し、撮影や自撮りなど幅広いシーンで使える外付けモニターです。 画面サイズは5.5インチで、広視野角IPSパネルの1920x1080フルHD解像度に対応。更に一年間の保証があります。電源は別売りの電源は別売りの電源アダプターやNP-Fバッテリーに対応しています。
カメラモニターは主に以下の用途で活用することができます。
- ビデオカメラや一眼レフカメラの液晶が小さくて見にくい時
- 太陽光が眩しくカメラの背面液晶が見づらい時
- 老眼で見づらい時
- カメラとは離れた位置から大きな画面で表示させたい時
- 撮影する動画の同時バックアップ(※記録機能のある製品で可能に)
に便利です。現在流通している一般的な液晶モニターは、5インチから7インチ程度の大きさがあり、カメラに備わっているHDMI端子からケーブルで繋ぐことで映像を表示させることができます。
液晶をカメラに装着した使用例 ©
ご家族の舞台や発表会、運動会や学芸会などの撮影や、映像機材で人気のジンバルを使った動画撮影のサブモニターとしても便利です。外部液晶モニターについて、何を選んだら分からない時の参考にしてください。
目次:一眼レフやビデオ撮影でおすすめの小型外部液晶モニター
カメラ初心者にオススメの外部モニターDesview
まず初めにご紹介したいのが、冒頭でも触れたDesviewというメーカーが扱っている小型液晶モニターです。
カメラ用モニターとしては非常に価格が安い製品です。一眼レフ、ミラーレスカメラ、アクションカメラなどに適用し、撮影や自撮りなど幅広いシーンで使える外付けモニターです。 画面サイズは5.5インチで、広視野角IPSパネルの1920x1080フルHD解像度に対応。更に一年間の保証があります。電源は別売りの電源は別売りの電源アダプターやNP-Fバッテリーに対応しています。
こちらの液晶は外部モニターとして見やすいだけでなく、価格が非常に安いです。そして重量が軽いので、何を選んだ方が良いか分からない方には、まずこちらをオススメします。
Desviewの液晶製品では、さらに大きな画面も用意されています。私の場合は、以下の7インチの製品を現在愛用しています。もし予算が許せばこちらも非常に高性能なので、おすすめしたいです。
1920*1200の解像度を持つ7インチのモニターです。HDMI端子に映像を入力できる機器であれば、このディスプレイに表示させることができます。軽く作られており、機能が非常に豊富です。また操作性も良く、タッチパネル操作や上部側面のボタンによってメニューの操作ができるのが素晴らしいです。電源は別売りの電源アダプターやNP-Fバッテリーに対応しています。
上記の7インチ版の液晶ディスプレイについては、Youtube動画で活用方法も一緒に解説しています。液晶ディスプレイで何が出来るのか知りたい方は、動画をご覧になってください😄
7インチの製品では、
- タッチ操作
- 液晶を衝撃から守ってくれるシリコンケース
- 3D-LUTと呼ばれるファイルで色合い調整
にも対応しています。その他の機能は、Desview-Mavo-P5でも、同じようなことができます。詳しくは記事でも解説しています。
似たような機能を持つ製品として「FeelWold」というメーカーの外部モニターも人気です。カメラモニターについては、次の項目で説明する特徴があります。
ミラーレスカメラにも相性が良い外部カメラモニター
私の場合は、SONYのα7シリーズなどのミラーレスカメラで使用してます。またこの後でご紹介しますが、4Kのビデオカメラ(ハンディカム)等のデジカメでも活用することができます。
外部液晶モニターをカメラに取り付けた様子 ©
外部液晶モニターは、5インチから10インチの大きな液晶がラインアップされています。一般的なカメラの背面液晶やサブディスプレイに比べると、大きく精細な画面で見やすいのが特徴です。また購入時には以下のアイテムも付属されています。
HDMIケーブル
カメラと液晶を繋ぎ、映像を表示させるのに必要
遮光フード
晴天時の照り返しの中でも液晶が見やすくなる
ただし、バッテリーやACアダプターは付属していませんので、お持ちでない方はNP-Fバッテリー(別記事で解説)を用意する必要があります。
ビデオカメラの見づらい液晶を外部モニターで補える
外部カメラモニターは特に、運動会や発表会でお子さんやご家族の撮影で人気の4Kハンディカム・ビデオカメラで便利だと思います。付属のHDMIケーブルがあれば繋いでカメラの画面を表示させることができます。以下はハンディカムに液晶画面を接続した様子です。
また、撮影時に便利な画面回転表示や、ピントの合っている箇所が赤色で確認できるピーキング機能なども搭載しており、外部液晶の表示機能も充実しています。
価格が安くコストパフォーマンスが抜群のカメラ用ディスプレイ
カメラ用液晶モニターをとにかく安く購入したい、節約したい!という時にオススメなのが、以下の製品です。
HDMI/VGA/AV入力ができる1024×600の高解像度モニタです。178°の広視野角をもつIPS液晶モニターで、HDMIケーブルやRCAケーブルが付属しているにも関わらず、価格が5千円代と非常に安価に作られています。詳しくは製品レビューをご覧ください。
7インチディスプレイの小型液晶。スタンドやケーブルも付属しています ©
こちらは小型PC向けの液晶製品なのですが、カメラ用モニターとしても使うことができます。使い方は下記の記事で解説を行っております。
録画機能も備えた外付けカメラモニター(動画撮影向け)
続いて紹介するのは、映像制作などのビデオ関連で使用できる高性能なカメラモニターです。接続した機器の映像入力を表示させるだけでなく、映像をモニター本体に記録できる映像キャプチャー機能を備えた製品となっています。
HDMI入出力が可能なモニター・一体型の映像レコーダーです。重量は360g。最大で4K 60PのProRes/Avid DNx・8bitまたは10bitの4:2:2でSSDや専用設計されたSSDminiに収録が可能。液晶モニターは5.2型フルHD IPS液晶によりHDRの表示が可能。3D LUT適用機能やi1 DisplayやSpyderでキャリブレーションできます。詳細はレビュー記事をご覧ください。
最大のメリットは、モニター本体に入力された映像データを保存できることから、カメラ本体の動画撮影と同時に、動画データの同時バックアップとして活用できる点です。カメラだけでなく、HDMI入力できる映像をキャプチャーすることができます。記録メディアは、別売りの2.5インチのHDDやSSDを使って映像を記録することができます。
モニターとしての基本機能だけでなく、タッチパネル操作や本体による映像の内部収録が可能 ©
具体的に何ができるのか?については以下の解説記事やYoutube動画が参考となります。
その他に、HDDやSSDではなく、SDカードで映像データを記録するモデルもあります。
Ultra HD(4K)ビデオをSDカードに収録できるモニター兼レコーダーです。
本格的に高画質で外部収録したい時に録画機能を備えた外部カメラモニターはおすすめです。
iPhoneやiPad等のタブレットをカメラモニター化する
スマホを液晶モニターとして使用してみた ©
iPadやiPhone、Androidなどのタブレット・スマートフォンをカメラ用の外部モニターにできる製品も登場しています。それが映像のワイヤレストランスミッターです。
AndroidとiOSプラットフォームの両方に対応するアプリ「CineEye」によって最大4台のiPhoneやAndroidなどのスマートフォンやタブレットに映像を表示させることができます。またモニタリング機能の完成度が高いのも特筆。ピント位置や露出、撮影フレーム、3DLUT表示・スマホ内で動画記録なども可能。詳細は解説レビューからもご確認ください。
カメラの端子に備わっているHDMIの映像出力をワイヤレスで伝送できる製品で、HDMIケーブルを使わず、カメラ映像をスマートフォンに表示できます。
また、離れた位置にあるスマートフォンから、ファインダー像を確認できるので、自撮り撮影にも便利です。大まかな使い方は、以下の動画で確認できますのでご覧ください。
その他にも様々な製品があるのですが、詳しい内容は下記のまとめが参考になります。
モバイルディスプレイをビデオモニターとして表示させる
室内でより大画面でカメラの映像を確認したい時には、以下のモバイルモニターが便利です。
FHD(1920x1080px)のモバイルディスプレイです。178°の広視野角を持つIPS液晶で、入力端子はHDMI-mini(Type-C)やUSB Type-Cに対応しています。価格が安く抑えられており、携帯時に便利な液晶カバーや各種ケーブルが付属。重量は約913g・薄さ8mmというコンパクトさに仕上がっています。その他に高精細な4K映像(4K UHD 3840×2160ピクセル)に対応した液晶画面も登場しています。
iPhone(上)とモバイルモニター(下)の表示比較 ©
モバイルモニター(上)とmacbook(下)の表示比較 ©
こちらはカメラからの映像入力だけでなく、MacやWindows PCのサブモニターとして活用できるのが良い点です。薄型で持ち運びに優れていますので、撮影結果を大きな画面で見て貰いたい時に役立ちます。
モバイルディスプレイはその他に、高精細な4Kディスプレイも存在します。
ノートPCやデスクトップパソコンにカメラモニターを表示させる
手元のPCディスプレイをカメラモニター化することも可能です。カメラの液晶画面をMacやWindowsなどのPC画面で表示させるには、映像をUSB経由で入力できるキャプチャーボードと呼ばれる機器が必要になります。例えば安い製品で以下のような物があります。
コストパフォーマンスの良いゲームキャプチャーです。Mac、Windows10、8/7、LinuxのPCにUSB接続してHDMIの映像入力をキャプチャーできます。Nintendo Switch,Wii,PS4,Xbox One,カメラ,携帯電話(HUAWEI,Apple iPhone),ZOSIセキュリティカメラなどのすべての1080P 720P hdmiデバイスと互換性があり、Facebook,Twitch, YouTube, などにライブ配信するのにも便利です。
キャプチャーボードでは、入力されたカメラ映像を1080p
(=4Kの1/4程度の解像度)としてパソコンに表示させるだけでなく記録も可能になります。
ATEM Miniの外観 ©
また最近では、最大4つのHDMI映像入力を切り替えて、PCに表示したり、PC内で映像を記録できるATEM Miniという製品も登場しています。2台以上のカメラモニターをボタン操作で切り替えたい時には便利です。
最大4つの映像を本体のボタンで切り替えて、PCでモニタリングやWebカメラとして認識(キャプチャー)させることができます。映像入力:HDMI 4系統、アナログオーディオ入力:2系統。出力:HDMI 1系統(1080pまで)、USB Type-C(Webcam出力対応)。上位機種として4つの入力を同時モニタリング・USBフラッシュディスクへの記録ができるATEM mini Proがあります。
複数台のカメラ映像を切り替えたり、PCでモニタリング、PC内で直接記録したい時に役立ちます。
最近は、テレワークやリモートワークなどが注目されていますが、キャプチャーボードは手元の一眼カメラをWebカメラとして有効活用できるのが面白いところです。カメラ画面をPCで表示させるだけでなく、YoutubeやチャットのWEB配信用にも活用できますので、その辺りの利用を考えてる方にはオススメです。詳しくは以下の解説が参考になります。
安く導入できる!自撮り用カメラ液晶ミラー
続いて、こちらは番外編となりますが、液晶モニターではなく、鏡を使ったアイデア製品です。こちらはカメラの背面液晶を鏡によって映し出すことにより、正面から映像を確認できます。
製品内の鏡によって反射させ、カメラ本体の背面の液晶を映し出すアイテムです。構造がシンプルで価格が安いのが良いところ。上部のコールドシューマウントによって、更にマイクとLEDビデオライトを同時に取り付けることができます。対応カメラ機種:ミラーレスカメラのSony・α6000・α6300・α6500・α7II・α7IIIなどのαシリーズ・Fujifilm XT2・XT3・XT20・XT30・キヤノン・パナソニックGX85・ニコンZ6・Z7などに広く対応しています。
一眼レフカメラやミラーレスカメラをお持ちの方には、自撮り撮影をしたいけど、カメラに内蔵された液晶モニターがバリアングル(回転機構)に対応しておらず、液晶画面を自分の方に向けられずにお困りの方も多いと思います。
先ほどご紹介した外部液晶モニターに比べると価格が非常に安く軽量なので手軽に導入できるのが良いところです。単純な仕組みですが、なかなか思いつかないアイディア商品ですよね!ただし、
- 液晶を見られる角度が制限されてしまう
- カメラ本体と離れた位置では液晶を確認できない
と言った点には注意が必要です。
カメラモニターに画面表示させるにはHDMIケーブルが必須
上記でご紹介した外部液晶モニターを使用するには、カメラと液晶モニターをHDMIケーブルで接続する必要があります。製品の中には付属品としてHDMIケーブルが含まれている場合もありますので、購入時にケーブルが付属しているか確認されることをおすすめします。
また、外付けのカメラモニターを接続する前に、カメラに備わっているHDMI端子の形状を必ず確認しましょう。端子の形状を確認する際には、以下のサイトが分かりやすいです。
HDMIケーブルのコネクタの種類|エレコム
以下では一般的なHDMI端子形状と必要なケーブルについて簡単にご紹介します。
一眼レフにカメラモニターを接続する際の端子
一般的な一眼レフカメラやミラーレスカメラでは、HDMI micro(タイプD)という端子を備えている事が多いのですが、以下のようなケーブルを用意しておくことをオススメします。
ケーブルが直径3.2mmと細い形状でできたHDMIケーブルです。太くなりがちなHDMIケーブルが嫌いな方にはおすすめです。
ビデオカメラやTV、外部モニターに接続する際の端子
またビデオカメラやディスプレイから中継させてカメラモニターに表示させたい時にはHDMI(タイプA)を使用することが多いです。
配線時に取り回しがしやすく、束ねてもクセが残りにくい、やわらかケーブルを採用しています。
HDMIタイプAの形状を持つHDMIケーブルは、先ほど挙げたHDMI micro(タイプD)の形状へ変換できるアダプターがあります。
HDMI Type-Aのメス端子からHDMI Micro(Type-D)のオス端子へ変換できるアダプターです。
どの端子を使ったら分からない場合には、上記のタイプAケーブルと変換アダプターを揃えておくと、ある程度の機器で使用できるかと思います。
iPhoneやiPadにカメラモニターを接続する際の端子
またゲーム機やiPhone、iPadなどのHDMI端子から画面を表示させたい時にはこちらのHDMIケーブルが必要となります。
HDMI出力端子を備えており、iPadやiPhoneの画面をさらに大きなハイビジョンテレビのスクリーンに映し出せます
接続したい機器に応じて、適切なHDMIケーブルを用意しましょう。
外付けカメラモニターを固定する方法について
また、外部液晶のカメラモニターをカメラやスタビライザー(ジンバル)に固定する方法については以下が参考になります。
液晶モニターを壁や机に設置する方法については下記をご覧ください。
映像の形式や解像度について
映像の形式について不明な場合は、以下の解説記事が参考になりますので、ご覧ください。