Sony α7IVやα7III、そしてα7C、α7RIII・α7RIV・α9で使えるオススメのEマウントFEレンズについてまとめてみました。日常で使えるレンズや、旅行で持ち出せるもの、夜景やお子さんなどの家族写真、フィルムのような写真を楽しめるレンズ、風景写真で迫力のある写真を撮るためのレンズなど各ジャンルごとにまとめていますのでご覧ください。
Sony α7IIIとFE 12-24mm F4 G ©
Sony α7シリーズは初代から愛用しているカメラです。私自身もレンズについて相当な時間をかけて調べました。これからおすすめするレンズをご覧いただくと、レンズ選びについて詳しく知ることできます。また、Sony α7IIIに関する外観やアクセサリーについてはこちらをご覧ください。
それではレンズについて、まとめていきます!
目次:Sony α7IVとα7IIIでおすすめのレンズ一覧
コスパ最強の標準レンズ TAMRON 28-75mm F2.8
まず最初にオススメしたいのが、TAMRON 28-75mm F2.8という標準ズームレンズです。私も2年以上愛用しています。こちらのレンズは、小型軽量に造られていて、性能とコストパフォーマンスが絶妙な仕上がりなのが特徴です。
ソニーEマウント対応の大口径標準ズームレンズです。絞りがF2.8となっており、ある程度暗い場所でも撮影でき、サイズや価格がコンパクトにまとまっているのでコスパ重視したい方におすすめの1本です。レンズプロテクターはフィルター口径67mmに対応。現在は後継機「TAMRON 28-75mm F2.8 G2」が登場しています。
そいうった時にオススメの1本です。このレンズは、TAMRONというメーカーから作られているレンズなのですが、SONY α7IIIでも使用でき、価格も手頃なレンズが多いのが特徴です。
α7IIIとTAMRON 28-75mm F2.8 ©
TAMRON 28-75mm F2.8については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
日常でよく使う広いアングルや、ポートレート(人物撮影)で利用できそうな中望遠域までカバーしています。実際に使ってみると、オートフォーカス速度が純正レンズ並に速いので、子供の動き回るシーンを簡単に撮影することができました。
さらに画質や性能を重視したい方には、SONYで作られている純正レンズのFE 24-105mm F4Gや大三元レンズのFE 24-70mm F2.8 GMをおすすめします。
より遠くまで写したいという方には、ズーム倍率が高い28-200レンズがあります。
ソニーEマウント対応の高倍率ズームレンズです。軽量で価格が安く、このレンズ1本で近い範囲から遠い範囲まで撮影することができます。詳しくは解説レビューをご覧ください。
Sony α7IIIとTAMRON 28-200mm F2.8-5.6の装着例 ©
28-200mmレンズは、最初に紹介した28-75mmレンズよりも価格が安く、
- 購入するレンズは1本だけで済ませたい
- とにかく便利さを追求したい
- 遠くまで撮影したい
という方におすすめの1本です。詳しくは下記の動画が参考になります。
暗いシーンやボケ味を楽しめる FE 50mm F1.8とFE 55mm F1.8
続いてオススメしたいのが、FE 50mm F1.8という単焦点レンズです。ボケ味を活かした写真や、夜景などの暗いシーンで綺麗な写真撮影を楽しむことができます。
Sonyの純正レンズの中でも価格が安くて軽いレンズなので、ズームキットレンズと一緒に持ち運ぶのにも最適です。
また、同じような距離感で撮影できるレンズとしてFE 55mm F1.8 ZAや、滑らかなボケ味に定評があるFE 50mm F1.4 ZAがあります。こちらは初めに挙げたFE 50mm F1.8よりも高性能で、価格が高めの製品です。もし予算があれば、こちらもおすすめしたい1本です。
α7IIIとFE55mmF1.8 ©
FE 55mm F1.8 ZAは、私も長年愛用しているレンズです。
二人の良き日(名古屋市市政資料館ウェディングフォト) 03386 | Sony A7R2 + SONY Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA ©
最初におすすめしたFE 50mm F1.8と同じように、小柄なレンズでありながら写りのきめ細かさや、オートフォーカスに定評があります。詳しくは下記で作例や使用感をまとめています。
FE 50mm F1.8については、以下の記事で詳細にまとめられているので参考になります。
デジタル一眼レフカメラ初心者入門講座のあおぞらレフ
SONY FE 50mm F1.8 SEL50F18Fの実写レビュー。メリット・デメリット
風景で迫力感ある1枚に凝縮できる FE 12-24mm F4 G
風景写真では、手前から奥まで迫力のある写真を1枚に収めたい事が多いですよね。そこでオススメなのがFE 12-24mm F4 Gという超広角ズームレンズです。
12mmで始まる超広角レンズです。軽量は565gと、コンパクトでありながら迫力のある写真を収めることができます。詳しくはレビュー記事をご覧ください。
Sony α7IIIとFE 12-24mm F4 G ©
私の場合は風景と一緒に人物を入れる事が多いのですが、人物も風景も1枚に閉じ込めたい!という方には最高の1本だと思います。
またこのレンズは気軽に持ち運べるコンパクトな重量のレンズなのも長所です。詳しくはこちらのレビューが参考になります。
Sonyの超広角レンズは、FE12-24mmと同じように小型で軽量のFE 16-35mm F4 ZAや、より画質を重視したFE 16-35mm F2.8 GMなどがあります。
ソニー純正の標準〜超広角レンズです。F2.8と明るい絞り値となっており、ボケと繊細な描写を併せ持つハイクオリティなレンズです。
FE12-24mmのように、望遠ズームの端が24mmでは足りないと感じる方には、FE16-35mmをおすすめします。
α7IVでコンパクトにお散歩を楽しめるFEレンズ
Sony α7IVやα7IIIを気軽に持ち出したくなる、小さくてコンパクトなレンズはFE 35mm F2.8やFE 28mm F2がおすすめです。
特に、FE 28mm F2というレンズは、コンバーターレンズと呼ばれるレンズ前面に装着できる製品を使用すると、魚眼レンズや超広角レンズに変更する事ができるので色んな雰囲気を気軽に楽しむことができます。
α7IIIでオールドレンズを楽しむ
フィルムカメラ時代のレンズ(オールドレンズ)を使って写真を楽しむことができます。Sony α7IVα7IIIでフィルムカメラのような懐かしい写りを楽しみたい方には、ヘリオスがおすすめです。
フレアや優しい雰囲気の写真が撮れる人気のレンズです。オールドレンズとしては安い価格帯であり、ソニーミラーレス一眼カメラ用のマウントアダプターがセットになっているので、Sonyのカメラですぐにオールドレンズが楽しめます。
Sony α7IIIとHELIOS44 ©
こちらはオールドレンズの中でも安い価格帯でありながら、フィルムっぽさを楽しめるレンズです。オールドレンズを初めて使う方にも気軽に楽しめる1本となっています。
また、フィルムカメラの写ルンですで撮ったような写真を楽しみたい方におすすめなのが、Utulensというレンズです。
Sony α7IIIとUtulens ©
こちらは、写ルンですの使用済みカメラから、実際にレンズを取り出して一眼レフ用のレンズとして製品化された商品です。詳しくは次の動画が参考になります。
SONYのミラーレスで使えるEマウント用も用意されているので、そのまま装着することができます。その他にも、次のようなレンズがあります。
α7IVやα7IIIで他社レンズ資産を活用するには
Sony α7IIIの良いところは、他社メーカーのレンズを使うことができるところです。Sony純正レンズは高価なレンズが多いのですが、既に持っているレンズを活用することで、安いコストでレンズを揃える事ができます。
詳しい内容はこちらが参考になります。
SIGMAやTAMRONのレンズをα7IIIで使ってみよう
α7III・MC-11・TAMRON 15-30mm(キャノン用レンズ)を装着した例 ©
CanonやNikon、Pentax、Sonyなどのレンズ以外に、SIGMAやTAMRONなどのメーカーが造ったレンズがあります。Sony純正レンズよりも価格が安い製品が多いので、純正レンズの購入を躊躇している方にはおすすめです。
その他のSony Eマウントレンズ
Sony α7IVやα7IIIでは、その他にも次のようなレンズを使うことができます。
運動会や遠い被写体に最適なレンズ TAMRON 70-180mm F2.8
Sony α7RIIIとTAMRON 70-180mm F2.8の装着例 ©
やや遠い位置にある人物や動物を撮影したり、ボケを楽しみたい方にはTAMRONの70-180mmがおすすめです。
ソニーEマウント対応の大口径望遠ズームレンズです。絞りがF2.8となっており暗い場所でも撮影が楽しめます。非常に小型で軽量なレンズなので、持ち運びを重視したい方におすすめの1本です。レンズプロテクターはフィルター口径67mmに対応。
こちらのレンズについてはYoutubeでも詳しく使用感を解説していますのでご覧ください。
Sony α7RIIIとTAMRON 70-180mm F2.8の撮影例 ©
タムロン70-180mmは小型で軽量ですが、ポートレートや風景など幅広いジャンルに活用できます。詳しい使用感はこちらが参考になります。
より遠くのものを撮影したい方には、FE 100-400mmGMや、価格が抑えられたFE 70-300mmがおすすめです。
動きの遠い被写体を快適に撮影できるSonyの超望遠ズームレンズです。望遠側でもキメの細かい描写を維持し、美しいボケ味に定評があります。また、望遠側で400mmをカバーするレンズとしては重量が軽くてコンパクトです。接写能力も高く、花の撮影にも便利です。レンズフィルター口径は77mmに対応。
Sony α7IIIとFE100-400mmF4.5-F5.6GM ©
FE100-400mmGMは私も現在愛用しています。子供の運動会やポートレート撮影だけでなく、近寄って撮影ができますので花の撮影なども楽しめます。実際に入手してみると意外に出番が多いレンズです。
花の撮影やポートレートが得意なFE 90mm F2.8 Macro
花や小物を撮影したり、ポートレート(人物)や少し遠くにいるお子さんを撮るのにオススメなのがFE 90mm F2.8 Macroという単焦点マクロレンズです。
SONYフルサイズ用のマクロレンズです。特に開放F2.8で色収差が見られない点や隅々まで解像する良所は、マクロ撮影や風景撮影で威力を発揮してくれるはずです。また本体内蔵のフォーカスリミッタースイッチを活用すると動く人物に対してAFの追従性が高いのも見逃せないポイントです。マクロや風景以外に子供の撮影にも活躍できるFEレンズの中でもおすすめレンズです。
私も実際に花の撮影や商品撮影、また動きの速い子供の撮影で使用していますが、オートフォーカスが速いレンズなので、走ってるお子さんを快適に捉える事ができます。きめ細かい写りをするレンズですので、撮っていて爽快感を味わうことができます。
マクロレンズは、価格を抑えた小柄なマクロレンズとして人気のFE 50mm F2.8 Macroもあります。コンパクトなレンズで花の撮影を楽しみたい方はこちらがオススメです。
フルサイズ用のマクロレンズです。近寄って花や小物を撮影したり、日常のスナップ撮影にも向いています。小型・軽量でリーズナブルなのも嬉しいポイントです。
α7IIIでポートレート撮影におすすめのFEレンズ
α7IIIでおすすめのポートレートレンズはこちらです。Sonyのレンズはボケ味の評価が高いものが揃っています。背景をぼかして浮き上がるような人物撮影を楽しむことができます。例えば私の場合はこちらの135mmを愛用しています。
シャープな描写と柔らかいぼけ、オートフォーカスの快適さ、最大撮影倍率0.25を生かして近寄った撮影も可能な大口径中望遠単焦点レンズです。レンズフィルター口径は82mmに対応しています。
Sony α7IIIとSONY FE 135mm F1.8 GMの装着例 ©
詳しい写真撮影例はこちらをご覧ください。
その他にもポートレートレンズとして以下のようなレンズがあります。
広角の単焦点レンズ
Gレンズならではの高い解像力とぼけの美しさを小型軽量で実現。静止画に加えて動画撮影にも最適な大口径超広角単焦点であり、超広角20mmで開放F1.8からの高解像を画面全域で実現。
開放F値1.4から妥協のない高解像性能。小型で軽量設計の大口径広角単焦点レンズであり、超高度非球面XAレンズを採用した光学設計となっています。
標準域の単焦点レンズ
フルサイズ対応 大口径小型軽量設計開放F1.8から画面全域で高解像。追随で静粛なAFにより、静止画だけでなく動画にも最適です。
Sony純正の広角〜標準単焦点レンズです。ボケの柔らかさに定評があるので、ポートレートなど背景を綺麗にぼかしたい時におすすめのレンズです。
281gと軽量で見た目がコンパクトながら、ポートレートや風景にも使える高解像度なレンズです。レンズフィルター口径は49mmに対応しています。
美しい自然なボケに定評があるSonyの単焦点レンズです。ポートレートや立体感のある写真を楽しみたい方におすすめです。
中望遠の単焦点レンズ
シャープな描写と柔らかいぼけを生かし、ポートレート撮影を手軽に楽しめる大口径中望遠単焦点レンズです。オートフォーカスの快適さも定評があります。