私が考える、自主制作のCMや映画などで便利なカメラやマイク、そしてライト(照明機材)の解説をしていきたいと思います。カメラを始めとする機材は、昔に比べて性能も良くなり、価格も安くなってきました。
突然ですが、誰でも手軽に動画を作れる時代がやってきました🙌🏻 さぁ、みなさんも自主制作の大海原を飛び立ちましょう!
手軽に映像制作できる時代が到来! ©
…そう聞くと、気後れしてしまう方も多いかもしれません。私自身も初めはそうでした😅
今は専門知識が無くても、手軽に動画を作れる時代がますます進んでいます。きっとその流れは、これからも進んでいくと思われます。そんな中、自分の会社やお店のCMを作ってSNSやYoutubeでPRしたり、地域で自主映画を撮影して発表したいと言った場面も増えてきたのではないでしょうか!?
私自身も、ひょんな切欠から、地域の自主映画制作団体で、撮影のお手伝いをさせて頂いてます😄 また、個人でも製品の特徴をPRする機会が非常に増えてきました。腕前はまだまだです💦 例えば、この2つの動画をご覧ください。こんな感じで作っています。
当記事では次のようなことを解説しています。
こんな事が分かります
- 自主制作で必要なカメラ
- 音声を確実に撮るためのマイク
- 揃えるだけで印象が変わる照明
それでは詳しく見ていきましょう。
目次:自主制作動画でおすすめのカメラ・マイク・ライトの解説
CMや自主制作映画の撮影におすすめのカメラ
まず、何を始めるにもカメラは必要になってきます。予算が限られている場合には、iPhoneを始めとしたスマートフォンの内蔵カメラでも十分です。
その場合は、この後で解説する照明機材やジンバルを揃えることをオススメします。それだけでも随分と仕上がりに変化が出るはずです。
ジンバルと呼ばれる機材の外観例 ©
また、巷にはビデオカメラや写真を撮るための一眼レフ、そしてミラーレスカメラがあります。これらはボケの表現が美しいので、人を撮る機会が多い方には購入をオススメしたい機材です。
ビデオカメラ
30分以上の連続する長時間撮影に向いており、レンズを新たに追加購入する手間はありません。ボケ味もスマホに比べて有利です。
→ 1台で色んなシーンを撮れるのでバランスが良く最もオススメのカメラです。
一眼カメラ またはミラーレスカメラ
連続で30分程度の短時間撮影ができます。ボケ味や暗い場所での撮影は表現力が高いです。表現を重視したい方にはオススメです。私も実は、連続撮影時間を犠牲にして、表現力の高い一眼カメラを使っています。ただし、レンズを持ってない場合は追加費用が掛かりますので、予算上の注意が必要になります。
ビデオカメラは次のものがオススメです。
像面位相差AFセンサー273点 AFカバー範囲最大84%高精細で低ノイズな映像と、美しいぼけ味を実現する1.0型積層型CMOSイメージセンサーExmorを搭載。RS搭載ズーム倍率 光学12倍 全画素超解像ズーム 18倍 (4K)/24倍(HD)
また、一眼カメラは次の製品が良いと思います。
オートフォーカスの性能や連続撮影速度や枚数、バッテリーの持続時間が向上したSonyのフルサイズミラーレス一眼レフです。
カメラに対応するレンズについては、次の解説が参考になります。
中でも、レンズは近くにあるものを撮影したり、人物を撮影するのにも便利な下記のレンズがおすすめです。殆どのCMや自主制作映画で、このレンズが1本あれば対応できるかと思います。
ソニーEマウント対応の大口径標準ズームレンズです。絞りがF2.8となっており、ある程度暗い場所でも撮影でき、サイズや価格がコンパクトにまとまっているのでコスパ重視したい方におすすめの1本です。レンズプロテクターはフィルター口径67mmに対応。現在は後継機「TAMRON 28-75mm F2.8 G2」が登場しています。
動く人物を滑らかに追跡撮影できるジンバル
映画のようなスムーズな動画を撮るのに便利な機材があります。それがジンバル(=別名:スタビライザー)です。現在はスマートフォン用のジンバルや、カメラで使えるジンバルが充実しています。
例えばこちらは、スマートフォンでも使えるジンバルです。
最大260gまでのスマートフォンやアクションカムを取付けて滑らかな映像を楽しむことができます。折りたたみ式でコンパクトに収納でき、本体は494gあります。本体のボタンから各動作を素早く呼び出す事ができ、操作性も良いのが特徴です。不明点はLine公式アカウント「MOZA.Gudsen」まで問い合わせが可能です。現在は伸縮機能を備えたMOZA Mini-S PlusやコンパクトなMini MXも登場しています。
その他に、スマホとカメラの両方に対応した機種もあります。
コンパクトでありながら、iPhoneなどのスマホや一眼カメラ・ミラーレスカメラ、GoProなどを装着できるジンバルです。重量900g以内のカメラが搭載可能。別売りのクランプとカメラプレートを購入するとカメラの脱着が楽になります。現在は耐荷重1kgまで搭載可能な後継機種のMOZA Mini-P MAXが登場しています。
こちらは使うと、どのような映像が撮れるのかや、使い方を解説していますので、ぜひご覧になってください。有ると無いとでは随分と印象が変わることが、動画内で分かるかと思います。
映画やCMで人が走ってるシーンを追いかけてたり、ドラマティックに演出するのに役立ちます。
CMや自主制作映画の撮影にオススメのマイク
続いて、CMや自主制作映画の撮影におすすめしたいマイクを説明していきます。まず比較的安価ながら、背景の雑音の中でもクリアに音が撮れるマイクとして、次の2つを揃えることをオススメします。
多目的プロフェッショナル・ハンディレコーダーです。プラグインパワーのマイク入力(1系統)や4つのXLR入力端子とレベル調整つまみ、液晶モニター、交換可能な専用マイクを備えており、USBや単3電池4本で駆動させる事ができます。またPCと本体をUSB接続するとオーディオインターフェースとして音声入力(LINEレベル)できます。
ZOOM H6,H5やTASCAMなどのレコーダーで使いやすいマイクです。48Vファンタム電源を使用し、360度全方位で音をしっかりと拾うことができる無指向性・高性能マイクです。コードは1.8mや4.5mの長さを選択できます。
ZOOM H6とピンマイクの組み合わせ使用例 ©
私自身も冒頭でご紹介した動画の中で、このマイクを使っています。その他にも、ケーブルを使わないワイヤレス式のマイクがあります。詳細は以下をご覧ください。
CMや自主制作映画の撮影にオススメの照明(LEDライト)
写真撮影と同じく、映画やCMのクオリティを大きく左右するのが、照明機材(ビデオライト)です。私も完璧には扱いきれていませんが、次の照明機材がコストパフォーマンスに優れているのでオススメです。
LEDライトの2本セットです。すぐに使えるNP-F互換バッテリー4個と充電器2個、専用電源コード2本、ライトスタンド2本、キャリングケース2個が付属しており、この内容としては驚くほど価格が安く抑えられているのが特徴です。色温度は3200Kから5600K、明かるさも無段階で調整可能です。カラーに対応したライトも用意されています。
LEDライトを2本使って撮影した様子 ©
価格が安く、初心者の方も導入するだけで撮影動画の印象がぐっと向上するライトです。その他にも色んなタイプがありますので、詳しくは以下をご覧ください。
複数の人でモニタリング・指示するのに便利な液晶モニター
2人以上で映画やCMの撮影を進めていくと、離れた場所から画面を確認したいといったシーンが増えてきます。またカメラ単体では確認する事が難しい情報もあります。そこで、おすすめしたいのが液晶モニターです。
カメラ用モニターとしては価格が安く、入門機としてもオススメ!一眼レフ、ミラーレスカメラ、アクションカメラ、ゲームなどの映像を画面表示できます。撮影や自撮りなどにも幅広いシーンで使える外付けモニターです。画面サイズは5.5インチで、広視野角IPSパネルの1920x1080フルHD解像度に対応。電源は別売りの電源は別売りの電源アダプターやNP-Fバッテリーに対応しています。
一部の箇所を拡大して表示できるので、ピント合わせしやすい ©
カメラで撮影しながら、その様子を確認したい時や、別の人に見てもらう時に役立ちます。その他にも様々な特徴を持った製品があります。
離れた場所で、スマートフォンから映像を確認できる製品も登場している ©
詳しくは以下をご覧になってください。
映画の画面比率をモニタリングできる
また、映画撮影中に問題となるのがカメラと映画の画面比率が異なることです。映画は横に長い画面比率となりますよね。
これをカメラの液晶で確認することは難しいのですが、上記でご紹介した液晶モニターを使うと、枠線でエリアを知ることができます。詳しくは、下記の動画解説をご覧ください。
CMの映像ライブ配信におすすめの機材
特に自主制作のCMでは、Youtubeなどを活用したライブ映像配信される方も多いのではないでしょうか?ただ、難しくなってくるのは、複数のカメラアングルを切り替えたり、音声を1つにまとめて配信する事です。
そこで役立つのがスイッチャーという機材になります。
最大4つの映像を本体のボタンで切り替えて、PCでモニタリングやWebカメラとして認識(キャプチャー)させることができます。映像入力:HDMI 4系統、アナログオーディオ入力:2系統。出力:HDMI 1系統(1080pまで)、USB Type-C(Webcam出力対応)。上位機種として4つの入力を同時モニタリング・USBフラッシュディスクへの記録ができるATEM mini Proがあります。
最大の特徴は、1-4台までのカメラ映像をPCへキャプチャーしたり、ライブ配信用の映像として取り込むことができる点です。また、マイク音声も2つまで入力できるので、2人の音声をPCへ取り込む事ができます。
ATEM Miniの外観 ©
冒頭の映像でも、このスイッチャーを用いて動画を作成していますが、詳しい使い方は下記で知ることができます。