Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZAのレビュー。撮影例とレンズ外観について

Sonyの標準単焦点レンズであるSONY Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA(SEL55F18Z)のレビューをまとめました。レンズの外観や風景・ポートレート写真撮影例を交えて詳しく使用感想をまとめたいと思います。

価格はF1.8レンズとしては高めの製品なのですが、期待を裏切らないパフォーマンスを発揮してくれます。

Sonyのレンズについては、下記の記事をご覧ください。

それではFE 55mm F1.8 ZAについて詳しく見ていきたいと思います。

目次：FE 55mm F1.8 ZAの作例とレビュー

sonnar T* fe 55mm f1.8 ZAの仕様と特徴

FE 55mm F1.8 ZAは、Sonyのミラーレス一眼レフに装着できるフルサイズ対応の標準単焦点レンズです。風景写真や子供・家族などのポートレート撮影にも使いやすいアングルのレンズです。

見た目は小さく小柄で、レンズの重量が281gと軽いので、荷物を軽量にしたいときにも向いています。さらに、絞りがF1.8と明るいレンズなので、夜景を撮影したりボケ味を楽しむこともできます。

また、50mm前後の標準単焦点レンズとしてFE 55mmF1.8を更に小さく低価格にしたFE 50mm F1.8や、花の撮影が得意なマクロレンズFE 50mm Macroもラインアップされています。求める条件によってはそちらもおすすめです。

FE 55mm F1.8 ZAの風景撮影例

富士山の見える茶畑でFE 55mm F1.8 ZAを使って写真撮影を行ってみました。実際に撮影してみると、レンズの解像度が非常に高いので、隅までキレのある描写を楽しめます。

こちらの写真はSony α7RIIで撮影してみました。

FE 55mm F1.8 ZAのポートレート撮影例

続いて、FE 55mm F1.8 ZAを使って人物撮影を行ってみました。

結婚式の後撮りを撮影してみました。薄暗いシーンでも手持ち撮影できるのがこのレンズの嬉しいところです。FE 55mm f1.8 ZAを使うと、その場のドラマティックな雰囲気をキレイに閉じ込めることができました。

名古屋の街中で女性のスナップポートレートを行ってみました。色んな場面を頻繁に移動するシーンでも、レンズが軽いのは助かりました。

レンズのボケ味は近づいて撮影すると綺麗にボケますが、人物が全身入るような中距離ではボケ足がはっきりして硬い印象になりがちです。その印象は、まるでオールドレンズで撮っているかの様です。被写体との距離の詰め方を工夫すると、レトロな雰囲気の撮影にも使えそうだと思いました。

徹底的にキレイなボケ味や立体感を求めるならFE 50mmF1.4が良さそうです。

四季折々の変化を身軽に楽しむのに素敵な1本だと思いました。色んな場面で今後も使っていきたいと思います。その他の撮影例はこちらをご覧ください。

FE 55mm F1.8 ZAのレンズ外観レビュー

冒頭でも触れましたが、実際にミラーレスカメラのSony α7IIIへ装着してみると、随分コンパクトだなという印象です。

レンズフードは花形となっており、見た目もカッコいいです。フードを外すと、更にコンパクトとなるのでカメラボディとのバランスも抜群です^^

オートフォーカスは快適で、対象に素早くピントを合わせてくれます。またポートレートの撮影では、瞳AFによって人物の瞳に簡単にフォーカスしてくれます。瞳AFは精度が良く、上半身を撮影する時にはピント合わせに困ることが少ないです。

FE 55mm F1.8 ZAは近寄れないのが弱点

SONY Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZAの弱点は寄れないことです。最短撮影距離は50cmで、小さいものを大きく写そうとするとピントが合わないケースが多いと思います。花や小物を撮影する機会が多い方はタムロン28-75mmがおすすめです。

また、FE55mmの絞り開放のF1.8ではコントラストの強い箇所に紫と緑のフリンジが発生することがあります。こちらについても、上記のタムロン28-75mmが優れています。

FE 55mm F1.8 ZAのレンズプロテクターやNDフィルター

レンズの前面を保護できるプロテクターのサイズは49mmに対応しています。