スマートフォン用ジンバルのMOZA Mini-S(モザ・ミニエス)について、ブログで使い方や使用感想をレビューしたいと思います。
MOZA Mini-Sは、スマートフォンやアクションカメラに装着して写真や動画を撮影するための機材です。スタビライザーやジンバルと呼ばれており、今回ご紹介しているMOZA Mini-SはGudsenというメーカーからリリースされているスタビライザーになります。
最大260gまでのスマートフォンやアクションカムを取付けて滑らかな映像を楽しむことができます。折りたたみ式でコンパクトに収納でき、本体は494gあります。本体のボタンから各動作を素早く呼び出す事ができ、操作性も良いのが特徴です。不明点はLine公式アカウント「MOZA.Gudsen」まで問い合わせが可能です。現在は伸縮機能を備えたMOZA Mini-S PlusやコンパクトなMini MXも登場しています。
MOZA Mini-S ©
MOZA Mini-Sの開封時の状態 ©
その特徴は、動画撮影で歩いた時の振動を抑えてスムーズな映像を撮ることができる事です。詳しい使い方は、以下のYoutube動画が参考になります。
当記事では、MOZA Mini-Sの使い方や撮影した動画をもとに詳しく解説していきます。また、スマートフォン対応のジンバル製品は数多くありますが、どのような製品がオススメなのかは、下記が参考になります。
今回はメーカーであるGudsen Technology Co.,Ltd(中国深セン市)さんより、同製品のご提供を頂きました。それでは詳しく見ていきましょう。
目次:MOZA Mini-Sのレビュー
MOZA Mini-Sで撮影した動画作例について
まずは、MOZA Mini-SとiPhoneXs Maxで撮影した動画作例をご紹介していきます。また個人的によく使う機能の使い方も動画で説明していきます。
MOZA Mini-Sの使用感想(長所と短所)
まずはMOZA Mini-Sを使ってみて良かったところ、気になったところを挙げてみたいと思います。
MOZA Mini-S ©
以下の長所と短所をまとめると、購入する際には、ジンバル本体の重さが許容でき、ジンバルの多彩な動きを使いこなしたい方には満足度が高い製品だと感じました。それではメリットとデメリットを見ていきましょう。
MOZA Mini-Sの長所
MOZA Mini-Sの折りたたみの様子 ©
MOZA Mini-Sの長所は次の点です。
- コンパクトに持ち運びが可能
- 価格がライバル製品と比較して安い
スタビライザーとしての機能を呼び出しやすい
スタビライザーでは自動でカメラの水平を調整してくれます。固定モードや、パンのみのフォロー、パン・チルトフォローをトリガーによって素早く切り替えられる点は嬉しい。これらの機能については後半で詳しく解説します。
チルト軸の可動範囲が広い
縦の動き(チルト軸)の可動範囲が広いので、タイムラプスや固定モードの撮影が行いやすいのは良いところです。
アプリの機能性が高い
MOZA Mini-Sは折り畳んでコンパクトに持ち運びができます。また、同様の製品と比べると価格が安く設定されているのが良い所です。更に、使い方の解説項目でも説明していきますが、持ち手の近くにあるボタンやトリガーを使って、各撮影モードをすぐに呼び出すことができる点も優れています。
各撮影モードは
- 旅行先の風景をゆっくりと撮影したい
- 自撮り撮影の用途(Youtube配信やTV電話など)
- 動きの速いお子さんやペットを追い掛け撮影
- 多彩な動き(360回転やFPV)にも対応
などのシーンに素早く対応することができます。また、スマートフォンを支えるアームが大きくしっかりした造りで、折りたたみ式のスタビライザーとしては可動範囲も広めなのが良いところです。これによって、ジンバルの柔軟な操作が行いやすいのも良いところです。
スマートフォンアプリでは、被写体の追尾やタイムラプス、色合いをフィルム風に変更できる機能、スマートフォン・レンズの望遠レンズと広角レンズを切り替える機能などが搭載されており、機能は充実しています。
MOZA Mini-Sの短所と対応スマートフォンの注意点
一方で、MOZA Mini-Sでは次のような短所があります。
- 競合する製品と比べて重たく大きい (500g前後)
- ジンバル・スピードのカスタマイズができない
- 魚眼や広角レンズを装着するとアームが映り込む可能性がある
- 現在のジンバルモードが何か把握できない
- 大きなスマホでアームが干渉し、振動や強制的に停止してしまう恐れがある
重量は約500gと重たく、他メーカーの製品と比べると大きめの製品となっています。またジンバルやジョイスティック操作のスピードは調整や変更を行うことができず、シンプルな設計となっています。複雑でない事は良いことですが、裏を返せば自由度が狭い印象を受けます。
耐荷重は260g!大型のスマートフォンを使用する際には注意
動作で1つ気になったのが、iPhoneXs Max(重量は208g)などの大きなスマートフォンを使用した際の問題です。大きなスマートフォン用ケースを使用すると、アームの一部がぶつかってしまい、MOZA Mini-Sが強制的に停止してしまう事がありました。この後で解説するインセプションモード等を使用する際には注意が必要です。
また、MOZA mini-Sの仕様にも掲載されていますが、搭載できるスマートフォンの重量(耐荷重・ペイロード)は260gまでとなっています。
私のスマートフォンでは、iPhone XR Max(208g)に保護ケース(約80g)を装着した状態で使用してみましたが、耐荷重を超える重量となってしまいました。耐荷重をオーバーすると、振動が収まらず揺れ続ける問題が見られました。
メーカーのGudsenに確認してましたが、搭載するスマートフォンの重量が260g
を超えると、振動が発生してしまうそうです。対策としてはスマートフォンの保護ケースなどを軽量にして、260g以下で使用することが必要となります。
また、スマホ用の広角レンズや魚眼レンズを装着して撮影する場合には注意が必要です。スマートフォンを支えるアームの形状により、MOZA Mini-Sのアームが写り込んでしまう可能性があります。
また本体のボタンやトリガー操作により、多彩なジンバル・モードを楽しめますが、現在どのようなモードになっているのか把握しずらいのは残念です。ただし、他社のスマートフォンジンバルでも同じことが言えます。
MOZA Mini-Sを使う前に(バランス調整)
MOZA Mini-Sを使う際には、スマートフォンをMini-Sに装着します。
スマホ装着前に、付属されるミニ三脚を取り付ける ©
スマホを装着する際には、重心位置を調整するバランス調整を行う必要があります。詳しくは冒頭でご紹介したYoutube動画も参考にしてください。
バランス調整を行っていないと、撮影時にブレブレとなったり、Mini-S本体が熱くなったりしますので、必ず調整しておきましょう。
バランス調整の方法
1つ手前の項目で解説している動画をご覧頂くと分かりやすので、そちらも御覧ください。バランス調整の手順は次の通りです。
- MOZA Mini-Sの電源をOFFに
- MOZA Mini-Sにスマホを取り付ける
- スマホを横に傾け、手を離す
- スマホが傾く方向とは反対方向にずらす
- 傾きが無くなるまで調整する
- 続いてスマホの面、を机と同じ水平にする
- 手を離して、スマホが傾く方向と反対方向にずらす
- 傾きが無くなるまで調整する
手を話したときの傾きが無くなれば調整は完了です。これで本体の電源を入れて撮影できる準備が整いました。
MOZA Mini-Sの使い方と撮影方法について
それではMOZA Mini-Sの使い方について順番に解説していきます。冒頭でご紹介したYoutube動画でも詳しく解説を行っていますので参考にしてください。
MOZA Mini-Sのコントローラー ©
電源のONとOFF(赤いボタン長押し)
MOZA Mini-Sの電源をオンにするにはハンドル部分の左側面にある赤いボタンを長押しします。更に長押しすると電源オフとなります。
電源が入らない場合は付属しているUSBケーブルと、市販されているACアダプターを使って充電を行います。私の場合はACアダプターはこちらを使っています。
場所を取らず、非常にコンパクトなUSB充電器です。
また本体にはLEDによるインジケーターが備わっており、3つのLEDでバッテリー残量を確認することができます。
スリープモード(赤いボタン1回押し)
MOZA Mini-Sでは電源を1回押すと、スリープモードとなります。
スリープモードでは、ジンバルのモーターが停止して休止状態となります。こちらはスマホアプリと接続をした状態で、MOZA Mini-Sのバッテリーを節約したい時に便利です。
MOZA Mini-Sの通常操作
MOZA Mini-Sをはじめ、スタビライザーでは、ハンドルと呼ばれる握り手や、コントローラー類があるジョイスティックの上下左右操作によってスマホカメラの向きを操作します。
MOZA Mini-Sでは、本体の電源を入れたあと、ハンドルを握ると水平方向のみゆっくり動きます。こちらはパン・フォローモードと呼ばれています。
上下左右に動かす(トリガー1回長押し)
MOZA Mini-Sでは通常操作で、水平方向しか動かせません。上下にも動かしたい時には、ハンドルにあるトリガーを1回長押しします。トリガーを長押しすると、ハンドルの上下左右に連動してスマホカメラもゆっくりとアングルが変化します。
MOZA Mini-Sのコントローラーの裏側にトリガーが備わっている ©
こちらはパン・チルトフォローモードと呼ばれています。
ジョイスティック操作
またMOZA Mini-Sではジョイスティックと呼ばれるスライド式の操作コントローラーがあり、上下左右に動かすことでカメラアングルを自由に動かす事ができます。
こちらはジョイスティックを動かす幅に応じて、カメラアングルの移動速度も大きくなりますが、操作幅はあまり広くないので微調整が難しいです。
ハンドル操作に限らず固定(トリガー1回押し後、1回長押し)
こちらは私が普段撮影する時によく使ってるモードです。ハンドルの上下左右の動きに対して、反応せずスマートフォンの向きが固定されたままという動きです。固定させるには、トリガーを1回押したあと、素早く1回長押しします。
こちらはレイルを敷いたような真っ直ぐ進む動画を撮影したり、左右にスライドするような動画を撮りたいときに役立ちます。正式な名前はオール・ロック・モードです。
正面に戻す(トリガー2回押し)
MOZA Mini-Sのハンドル操作では、操作に対してゆっくりとアングルが追従する動作をするため、思った位置へ行かないときもあります。
そんな時に、トリガー2回押すとハンドルを向けている正面方向へカメラの向きが移動します。
FPVモードで素早い操作(左2回押し)
MOZA Mini-Sのジンバル操作を素早く動かしたい時に使用します。左ボタンを2回押すと、また正面方向を軸に回転させることもでき、カメラの水平を気にせず柔軟に撮影を楽しみたい時に便利です。
FPVモードを解除したい時は左ボタンを2回押します。
スポーツ・ギア・モード(下2回押し)
こちらもFPVモードと同じように素早く動かしたい時に使用します。FPVモードと異なるのは、水平の動きだけが速くなる点です。
360度回転させるインセプションモード(下3回押し)
特殊な効果を出すために、正面を軸として回転させたようなショットを撮りたい時に使用します。下ボタンを3回押すと、インセプションモードを呼び出すことができ、再び3回押すと解除できます。
スマートフォンアプリ接続時の操作方法
スマホアプリの「MOZA Genie」をインストールすると、次のような機能を呼び出せます。スマートフォンアプリを使うと何ができるのか?についてはYoutubeの動画が参考になります。
- 撮影の設定(撮影サイズやフレームレート)
- 被写体の追尾
- タイムラプス
- カメラの微調整
- フォローフォーカス&ズーム
- ジンバルの設定
- キャリブレーション
また、MOZA Mini-Sのコントローラーから撮影を開始したり、メニューの操作が可能になります。接続にはBluetoothが必要となります。MOZA Genieの起動中には、前述した各機能に加えて、次のようなボタン操作ができます。
真ん中ボタンの操作(動画や写真撮影の開始)
MOZA Mini-Sのコントローラー部分の真ん中を押すと、次の機能を呼び出せます。
ボタン操作 | 機能の説明 |
1回押し | 撮影の開始。動画の場合は再び1回押すと撮影が停止します。 |
2回押し(動画撮影中) | 写真撮影を行うことができます。 |
長押し | タイムラプスで設定したポイントへ動き出します。 |
上ボタンの操作(メニュー・写真と動画の切り替え)
MOZA Mini-Sのコントローラー部分の上ボタンを押すと、次の機能を呼び出せます。
ボタン操作 | 機能の説明 |
1回押し | MOZA Genieのメニューを開くことができます。 |
2回押し | 写真と動画撮影を切り替えることができます。 |
右ボタンの操作(撮影データの確認)
MOZA Mini-Sのコントローラー部分の右ボタンを押すと、次の機能を呼び出せます。
ボタン操作 | 機能の説明 |
1回押し | 撮影したデータを確認することができます。もう1度1回押すと撮影画面に戻ります。 |
長押し | タイムラプス撮影が開始されます。もう1度長押しすると停止します。 |
フォーカスボタン(ズーム)
MOZA Mini-Sの側面にあるフォーカスボタン(ズームボタン)を押すと、次の機能を呼び出せます。
ボタン操作 | 機能の説明 |
1回長押し | ズームします。 |
2回押し | 自動ズームしていきます。 |
MOZA Mini-Sでタイムラプス撮影をする方法
MOZA Mini-Sでは早送りの撮影であるタイムラプス撮影を行うことができます。詳しい方法はYoutube動画で解説を行っていますので、そちらもご覧ください。
タイムラプス撮影では、指定した方角を複数選択して、その地点をゆっくりと移動撮影します。特に町並みの撮影や、水辺の撮影は面白いので、ぜひ挑戦してみてくださいね!撮影では手軽な1脚を使ってみました。
三脚と一脚がセットになった製品で、結合して三脚としても利用できます。三脚は2段、一脚は4段の高さを調節でき、26cmから178cmまで様々な状況の撮影に対応します。軽量でスマートフォンや小型のカメラ撮影におすすめです。
MOZA Mini-Sには三脚用のネジ穴が備わっていますので、三脚に固定して撮影することができます。
MOZA Mini-Sの取扱説明書(ユーザーズマニュアルPDF)
MOZA Mini-Sの説明書については、メーカーであるGudsenのホームページにて公開されています。詳しくは以下をご覧ください。
MOZA Mini-S 取扱説明書マニュアル(英文)
MOZA Mini-Sと近い機能を持つジンバル製品一覧
MOZAではスマートフォンが使えるジンバルが他にもあります。そちらも見ていきましょう。
Mini-Sの難点は外観サイズが少し大きく、重たいこと。そこで、小柄で折りたたみもコンパクトなモデル「MOZA Mini MX」が登場しました。こちらは搭載できる重量も僅かに向上しており280g
まで搭載できます。
その他に、Mini-Pという機種があります。こちらはスマホだけでなく一眼カメラも搭載できます。こちらは大柄ですが、機能性はかなり高い製品となっています。