Sony α7IV対応のSmallRigケージ3667
と、L字型ブラケット3660
を購入してみましたのでレビューしていきます。今回はα7Ⅳを2台購入して、それぞれに異なるケージとブラケットを装着してみましたので、ブログで感想を書きたいと思います。
カメラを落下させた時の衝撃から守ってくれたり、外部液晶モニターや外部マイク、照明機材を取り付けた動画撮影や写真撮影を楽しみたい時に役立つのがこちらの製品です。例えば、以下のケージはアクセサリーへの拡張性が高いのが特徴です。
本体の形状にフィットしカメラをしっかり保護します。1/4インチネジやARRI位置決め穴、コールドシュー、などをサポートしており、スライダー、ハンドル、マイク、LEDライト、モニターを装着しやすくなっています。更に底部はARCA Swissクイックリリースプレートに対応しています。詳しい使用感はレビュー記事で解説しています。
α7IV購入時に便利なカメラアクセサリーを幾つか購入しましたが、その中でも上記のSmallRigケージが気に入っています。実際に次のYoutube動画撮影でも使ってみました!
また、α7IV対応のL字ブラケットは、フルケージに比べると軽量に作られています。
標準のARCAクイックリリースプレートを採用しており、三脚の横撮影と縦撮影の変換が素早く切り替えることができます。詳しい使用感はレビュー記事で解説しています。
底面と側面にアルカスイス互換となる形状が用意されているので、縦向きと横向きへの三脚固定が簡単です。風景写真で横構図だけでなく縦構図への切り替えを行いたい時に便利です!
L字ブラケット(左)とケージ(右) ©
L型ブラケットについては別の記事でレビューしていきます。今回はフルケージの外観と使用感想を詳しく見ていきたいと思います。
目次:A7M4用SmallRigケージのレビュー
α7IV対応SmallRigフルケージ3667の外観
まずはα7IV用フルケージを見ていきたいと思います。フルという名称だけあって、α7IVのカメラボディの周りを金属製のフレームがしっかり守ってくれるデザインとなっています。
α7IV用フルケージ正面 ©
外見からも、使い勝手の良さを徹底的に考えて作られているのが感じられます。例えば、ストラップを通す箇所も用意されているので、ケージを装着した状態からカメラストラップを通すことも簡単です。
私の場合はストラップが自由に脱着できるアンカーリンクスを装着しています。
端子カバーに干渉しないリグ形状
続いてα7IV用フルケージの側面を見ていきましょう。
α7IV用フルケージ側面 ©
側面にはコールドシューが用意されていますので、マイクやLEDを差し込むのにも便利です。
また、撮影を行っていると、側面の端子カバーは頻繁に開け締めする事が多いですよね。SmallRigフルケージのフレームは、端子に干渉しないように作られているので、カバーの開閉もストレスなく出来ます。
また、ケージ側面には次のカメラネジ穴やクランプ溝が用意されています。
個人的に上記のNATOクランプの対応が魅力的でした。動画撮影用のジンバルで使う際にフォローフォーカスを取り付けたり、同じくSmallRigから出ているハンドルなども簡単に装着できます。
用途に応じて、色々なアクセサリーを付け替えするのに役立っているので、これは購入して本当に良かったです ☺️
カメラのゆるみ&ズレに強い安定力
これもα7IV用SmallRigフルケージの凄い所です。ケージ装着時には、α7IVのカメラ底面にある三脚ネジで締め付けます。
更に、カメラグリップ付近にある穴、そして側面のカメラストラップ金具に穴を通して、カメラをしっかり固定できる構造になっています。
実際にカメラを装着する際には、特別な工具は必要がありません。ケージの底部には工具が収納されていて、マグネット吸着によって工具を取り出すことができます。
α7IV用フルケージ底面には工具が収納されている ©
工具の先端は六角レンチ、側面がマイナスドライバーの形状になっています。購入前に、変わった形状の工具だなぁ…とは思ってましたが、実際に使ってみると、どちらの用途で締め付けを行っても力が入りやすく、非常に使いやすい部品になっています。
工具はマグネット吸着によって取り外しが簡単 ©
ケージをカメラに装着した後で、最後に側面のストラップ用金具穴に、ネジを通して締めていきます。
カメラのストラップ用金具の穴に、固定用のネジを装着していく ©
カメラのストラップ用金具の穴に、固定用のネジを装着していく ©
底面と側面の固定によって、ケージに収まっているカメラがズレたり外れたりするのを完全に防いでくれるようです。これ考えた人、天才です 😲
ケージ上部は1/4カメラネジとARRI穴が沢山ある
続いてα7IV用SmallRigフルケージの上面を見ていきましょう。これはカメラケージを使った事がある方ならお馴染みの仕様だと思いますが、1/4インチカメラネジと、3/8インチカメラネジが用意されています。
ケージ上部はカメラネジ穴が沢山 ©
中央の3/8インチカメラネジは、ARRI穴も用意されているので、重たい外部液晶モニターなどを固定したい時に役立ちます。
2kg以内の液晶やその他のパーツを自由な角度で調整&固定できます。片端はArri位置決めピンの構造と3/8インチネジを備えており、接続部の回転ずれ落ちに対して強い構造です。またArriピンを除いた汎用性の高いSMALLRIG 2070もあります。
ネジ締めしていくと、どうしても回転による緩みやズレ落ちがありますが、上記のマジックアームなどを組み合わせていくと、アクセサリーの固定が強固になります。例えば、次のような雰囲気で使うことができます。
ケージとカメラは今回ご紹介しているものと違いますが、カメラやマイクを装着したい時に便利なのでオススメです。
また三脚ネジに対応しているものでしたら何でも装着できますので、上部にカメラ三脚プレートを装着して、カメラを上から吊るしたりすることも可能です。私の場合は電動スライダーでローアングル撮影したい時に上面にプレートを装着しています。
上部に三脚プレートを装着 ©
例えばミニ三脚を上から装着するといったことが可能 ©
ワイヤレスリモコンのグリップを装着するなど、使い方はアイディア次第 ©
グリップ部は手に馴染むよう削り込み
今度はα7IV用SmallRigフルケージのグリップ部分を見ていきましょう。こちらもやはり、1/4インチカメラネジと、3/8インチカメラネジ(ARRI溝あり)が用意されています。
ケージの右側面 ©
実際に使ってみないと分からなかった良さなのですが、カメラグリップを握った際の違和感が少なく手に馴染む形状に作られています。
他のケージだと、フレームの角張った感触が感じられるのが普通だったのですが、この製品では、カメラを持った時の違和感が殆どありませんでした 😲 ケージを装着しているのに、違和感が少ないというのは本当にすごい事だと思います!
底部にもカメラストラップを通せる穴が用意されている
ケージの底部も機能が沢山盛り込まれています。例えば、バッテリーグリップ付近にはストラップを通す部分が用意されています。カメラを縦にして携帯するのに役立ちそうですね。
ケージの底部 ©
ケージ底面はアルカスイス互換に対応。三脚装着も楽々
これもα7IV用SmallRigフルケージの凄く良い点なのですが、底部はArca-Swiss互換に対応しています。
ケージの底部はアルカスイス互換 ©
対応している三脚の雲台に取り付けたり、ジンバルへ装着する際には、わざわざ三脚用のプレートをカメラに装着しなくても、そのまま固定できるのは楽です。
三脚装着例(写真はアルカスイス互換クランプを備えたミニ三脚) ©
三脚プレート無しで直接カメラと装着できる ©
ケージを購入する際に、アルカスイス対応なのかは個人的に重要視していたので、底部が互換対応なのは非常に有り難かったです ✨
また、前述の項目でご紹介したように、ケージとカメラがズレたり緩みにくい構造となっているので、しっかりしたカメラ固定が可能です。
底面は専用工具の収納とバッテリーの交換が可能
前半でも底部の様子はご紹介していきましたが、専用工具の取り出しや、カメラバッテリーの取り出しも行いやすくなっています。バッテリー部分は不意にバッテリーが外れてしまわないようにロックされるような形状となっているようです。
α7IV用フルケージ底面には工具が収納されている ©
工具はマグネット吸着によって取り外しが簡単 ©
底面も他の箇所と同じく、カメラネジが多数用意されています。三脚プレートを装着する際には2点以上のネジで固定することができます。
また、動画撮影で役立つジンバル製品「DJI RS2」や「DJI RSC2」のカメラプレートに親和性の高いネジ穴配置となっています。カメラを固定した時のズレにも強いので、安心して動画撮影ができます。
カメラケージの外観と機能を見ていきましたが、α7IVの便利なカメラアクセサリーをお探しの際には導入を検討なさってみてください 😆