植物や昆虫、花や水滴などの撮影に便利な「LAOWA(ラオワ) 65mm F2.8 2x Ultra Macro」について、使用感や写真作例を交えながらブログでレビューしていきます。こちらのレンズの特徴は2倍マクロレンズです。

彼岸花の雄しべと、水滴を撮影してみました
彼岸花の雄しべと、水滴を撮影してみました ©

マクロレンズは、接写撮影が得意なレンズです。LAOWA 65mmを使うと、一般的なマクロレンズよりも更に近寄ることができますので、カメラのファインダーを覗くと、肉眼で見ることが難しい世界観が広がっています😆

レンズの外観とカメラ装着例
レンズの外観とカメラ装着例 ©

見た目はかなり小柄で軽い印象です。レンズは、Amaoznやサイトロンジャパンさんのオンラインショップで購入することができます。

SIGHTRON JAPAN オンラインショップ
LAOWA 65mm F2.8 2X Ultra Macro APO

重量は335g、寸法はφ57mm、長さ約100mm。見た目はコンパクトなサイズにまとめられたマニュアルフォーカスのレンズです。カメラマウントは、APS-CのミラーレスカメラCanonEF-MやSONY、FUJIFILMに対応しています。フルサイズ用では100mm Macroやマイクロ・フォーサーズ用の50mmMacroが用意されています。

当記事では、実際の撮影例をもとに、LAOWA 65mm F2.8 2x Ultra Macroの魅力について詳しくご紹介していきます。その他のSonyレンズについては以下をご覧ください。

それではLAOWA 65mm F2.8 2x Ultra Macroについて詳しく見ていきましょう。

目次

LAOWA 65mm F2.8 2x Ultra Macroの写真撮影例

それではLAOWA 65mm F2.8 2x Ultra Macroで撮影した写真をいくつかご紹介していきたいと思います。

65mmを手に取ったのは、10月の初旬のころ。彼岸花が見頃を終えようとする時期でした。翌日から台風の影響によって天候が崩れそうでしたので、深夜のうちに写真を楽しんできました。

彼岸花の全体像。こういった撮り方も好きです
彼岸花の全体像。こういった撮り方も好きです ©

一般的なレンズであれば、彼岸花の一輪を撮影したりできるのですが、LAOWA 65mmでは次の写真のように、雄しべの水滴までハッキリと写し出す事ができるんです。

彼岸花の雄しべに接近してみました
彼岸花の雄しべに接近してみました ©

ピントが合っている箇所の拡大(等倍切り出し)
ピントが合っている箇所の拡大(等倍切り出し) ©

拡大すると、雄しべの繊維まで感じられるような解像感でした!

ここまで撮影できる事を知ってしまうと、更に欲求が湧いてしまいます(笑)今度は、もっと水滴を面白く撮ってみたいなという気持ちになりました。

次の写真では、水滴の中に写り込む彼岸花を狙って撮影してみました!!

水滴の中に彼岸花が映り込むアングルを狙ってみました!
水滴の中に彼岸花が映り込むアングルを狙ってみました! ©

中央のエリアを等倍画像で切り出してみると、このような感じになっています。

水滴の中の彼岸花にピントを合わせて撮影しています
水滴の中の彼岸花にピントを合わせて撮影しています ©

田んぼに咲いている彼岸花を撮影したものになりますので、風で揺れないタイミングを見計らって撮影しています。ここまで近寄って撮影すると、ピントの合う範囲が極端に狭くなりますので、三脚が必要になります😅

今回ご紹介した撮影例のように、通常のマクロレンズよりも、更に小さいものを拡大して撮ることができるのが、LAOWA 65mmのメリットです。一般的なマクロレンズよりも2倍の大きさで対象物を撮影できるので、一味違った楽しみ方ができました。

初めて水滴に映り込むものを意識して撮影に挑戦してみましたが、かなり楽しかったです☺️ これを機に、水滴写真を始めてみようかと思うほどワクワクしました!

また、65mmの画角は人物を撮影するのにも扱いやすい距離感のレンズです。同じく2倍マクロとなっているフルサイズ対応レンズ「LAOWA 100mm F2.8 2X Ultra Macro」ではポートレート写真も撮影してみました。

65mmでも同じように人物撮影を楽しめそうです。

レンズの外観とカメラ装着例

続いてレンズ外観を見ていきます。LAOWA 65mmは他のLAOWAレンズと同様、シンプルな外装の元箱を開けていくと、クッション材を備えた内装に収納されています。

LAOWA 65mm F2.8 2x Ultra Macro レンズ外観
LAOWA 65mm F2.8 2x Ultra Macro レンズ外観 ©

LAOWA 65mm F2.8 2x Ultra Macro レンズ外観
LAOWA 65mm F2.8 2x Ultra Macro レンズ外観 ©

LAOWA 65mm F2.8 2x Ultra Macro レンズ外観
LAOWA 65mm F2.8 2x Ultra Macro レンズ外観 ©

冒頭でも少しご紹介しましたが、カメラに装着すると非常にコンパクトです。今回はフルサイズカメラのα7RIIIに装着していますが、APS-C対応のカメラα6000やα5000系で使用すると、重量バランスも良さそうです。

レンズの外観とカメラ装着例
レンズの外観とカメラ装着例 ©

レンズはマニュアル操作となっており、カメラ側から見て、絞り操作リングとフォーカス操作リングがあります。レンズフードを外すと更にコンパクトな事が分かります。

レンズの外観とカメラ装着例
レンズの外観とカメラ装着例 ©

LAOWA 65mm F2.8 2x Ultra Macroの仕様

続いて、レンズの仕様についてまとめます。

LAOWA 65mm F2.8 2x Ultra Macro レンズ本体
LAOWA 65mm F2.8 2x Ultra Macro レンズ本体 ©

LAOWA 65mm F2.8 2x Ultra Macroの詳しいスペックを見ていきたいと思います。

仕様 説明
寸法 57 x 100mm
重量 335g
最短撮影距離 17cm
最大撮影倍率 2倍
絞り F2.8
画角 24.4° (65mm)
オートフォーカス(AF) 非対応
手ぶれ補正機能 非搭載 (但し手ぶれ補正に対応したカメラ・ボディに装着すると、カメラ側の設定により使用が可能)
絞り羽根 9枚
フィルター口径 52mm
対応マウント SONY Eマウント・Canon EF-Mマウント・FUJIFILM Xマウント (APS-Cに対応)

LAOWA 65mm F2.8 Macroを使う際の注意点

LAOWA 65mmを使うにあたり、いくつか注意点も見ていきたいと思います。まず、レンズ本体の後ろ側を見ていくと、電子接点を備えていません。

レンズ後ろ側を見ていくと、電子接点は非搭載となっています
レンズ後ろ側を見ていくと、電子接点は非搭載となっています ©

電子接点の非搭載により、レンズの絞りやレンズ名などの情報を記録できるExifに対応してませんので、幾つか注意しておきたいポイントがあります。また、撮影距離にも注意が必要です。

  1. 手ブレ補正機能を使うには手動設定
  2. フルサイズで使用するにはAPS-Cに設定
  3. 最短撮影距離が短いので衝突に注意

それでは順番に見ていきましょう。

カメラの手ブレ補正機能を使うには

レンズ本体が電子接点を備えていない事による、1つ目の注意点は手ブレ補正の設定です。

カメラ純正レンズであれば、レンズに最適な手ブレ補正をカメラが自動的に設定してくれます。これに対して、LAOWA 65mm F2.8 2x Ultra Macroでは、手動で手ブレ補正を設定する必要があります。

手ブレ補正は、カメラ側の設定画面内で設定する必要があります
手ブレ補正は、カメラ側の設定画面内で設定する必要があります ©

手ブレ補正を設定する方法

例えば、SONYのミラーレスで手ぶれ補正を設定するには、以下のSONYのホームページが参考になります。

今回はSONY α7RIIIで撮影してみましたが、カメラの設定で手ブレ補正値を70mmに指定してみました。

フルサイズ対応カメラで使用するには

LAOWA 65mm F2.8 2x Ultra Macroは冒頭でも説明している通り、APS-Cのカメラに対応しているレンズです。例えば、SONYでしたらα6000やα5000シリーズで使用することができます。

α7やα9シリーズで、フルサイズのカメラで使用する事もできますが、その際にはカメラ側でAPS-Cモードに設定する必要があります。

α7・α9シリーズで65mmを使用すると、周辺が真っ暗となってしまいます
α7・α9シリーズで65mmを使用すると、周辺が真っ暗となってしまいます ©

APS-Cモードで撮影する方法については、次の記事が参考になります。

ワーキングディスタンスは短いので衝突に注意

LAOWA 65mm F2.8 2x Ultra Macroは最短撮影距離は17cmとなっており、撮影対象物にかなり接近できます。

簡易的な例になりますが、下記画像のようにカメラ雲台を近接して撮影しようとすると、次のような距離感になります。

LAOWA 65mm F2.8 2x Ultra Macroの最短撮影
LAOWA 65mm F2.8 2x Ultra Macroの最短撮影 ©

最短撮影距離はセンサーから対象物までの距離なのですが、レンズ先端から対象物までの距離(=ワーキングディスタンス)は非常に短いことが分かります。また一般的な、マクロレンズのように1倍程度の撮影倍率で良ければ、ある程度の距離を取ることができそうです。

付属されるレンズフードを装着していると、対象物にぶつかったり、レンズ前面が何かに衝突してしまう恐れもあるので、撮影の際には注意が必要です。