DJI Osmo Mobile 2を購入したら、最初に行うことになる設定方法やバランス調整、またスマホアプリのDJI Goの使い方についてまとめました。Osmo Mobile 2を購入したけど、何をすれば良いのか分からない時の参考にしてください。

初心者の方にも分かりやすい内容で順を追って解説していきます^^

初めに行うこととは…?
初めに行うこととは…? ©

また、Osmo Mobile 2の特徴については以下の記事が参考になります。

実際にDJI Osmo Mobile 2を使うと、こちらのような映像が撮れました。

それでは、設定や使い方について詳しく見ていきましょう。

目次

バランス調整とスマートフォンの取り付け方

DJI Osmo Mobile 2を購入したらスマートフォンを取り付けることになります。取り付ける際にはバランス調整という作業を行います。バランス調整は、次のように2箇所を行います。

ロール軸のバランスを取る

Osmo Mobileには回転する軸が3つありますが、まずはロール軸のバランスを調整してみましょう。

バランス調整と聞くと難しそうに見えますがスマホが水平になればOKです。例えば、スマートフォンを取り付けると以下の写真のように傾いてしまうと思います。

NGの例:ロール軸が傾いている状態
NGの例:ロール軸が傾いている状態 ©

これを調整して水平にします。この作業をバランス調整と呼んでいます。

OKの例:水平になっている
OKの例:水平になっている ©

バランス調整する時に、Osmo Mobile2を地面に置くことができるミニ三脚があると便利です。私も実際に使っているのですが、おすすめの三脚はこちらです。

バランスを調整するには、以下の写真のように行います。

ロール軸のバランス調整方法
ロール軸のバランス調整方法 ©

手順は下記の流れです。

  1. ロックダイヤルを回して解除

    ダイヤルを回すとアームを動かせるようになります。

  2. アームを伸縮して水平になる位置まで調整

    アームを引っ張ると、アームの全長が伸びたり縮んだりします。伸縮させながらスマホが水平になる位置を探してください。

  3. ロックダイヤルを回して再びロック

    アームが動かないように固定します。

これでロール軸の調整は完了です。続いてピッチ軸を調整しましょう。

ピッチ軸のバランスを取る

スマートフォンに近い回転軸が、ピッチ軸と呼ばれる箇所です。こちらもバランス調整しましょう。先ほどと同じ感覚となりますが、水平になるようにスマホをスライドさせます。

NGの例:ピッチ軸が傾いている状態
NGの例:ピッチ軸が傾いている状態 ©

水平になると、以下の写真のようになります。

OKの例:水平になっている
OKの例:水平になっている ©

ピッチ軸のバランスは以下の写真のように調整します。

ピッチ軸のバランス調整方法
ピッチ軸のバランス調整方法 ©

ピッチ軸はスマホをスライドさせるだけでOKです。以上でバランス調整は完了しました!

Osmo Mobile2の簡単な操作方法

それではOsmo Mobile 2の電源をONにして、操作してみましょう。本体の持ち手の部分(ハンドル)にコントローラーがあります。

Osmo Mobile2の操作方法
Osmo Mobile2の操作方法 ©

主な操作方法は次の通りです。

  1. Mと記載されているボタンを長押し

    電源が入ります。もう一度長押しすると電源OFFになります。

  2. カメラアプリを立ち上げます

    アプリは普段使っているものがそのまま使えます。使用する前にはスマホのBluetoothをオンにしてください。また専用アプリとしてDJI Goというアプリがありますが、詳しくは後半で解説します。

  3. 録画ボタンを押す

    録画を押すと撮影が始まります。もう一度押すと撮影が停止します。撮影は写真撮影と動画撮影の両方で使用することができます。

またMボタンを1回押すと、モードが切り変わります。モードは下記のように2種類あります。

フォローモードとロックモード

DJI Osmo Mobile2 には2つのモードが用意されています。

  1. フォローモード(緑色ランプ点灯)

    Osmo Mobileを動かすと、スマートフォンの向きがゆっくりと追従します。じわっとスライドさせる映像を撮るのに向いています。水平方向だけスライドさせたい場合は、スマホアプリのDJI Goで設定変更可能します(後述)。

  2. ロックモード(黄色ランプ点灯)

    Osmo Mobileを動かしても、スマートフォンは同じ向きで固定します。歩きながら方向を固定して撮影したい時に便利です。

滑らかな映像を撮るコツは歩き方がポイントに

Osmo Mobile2で滑らかな映像を撮るには、ちょっとしたコツが必要になります。それは歩き方です。

Osmoウォーキングと呼んでいますが、一般的には「ジンバル歩き」や「スタビ歩き」と呼ばれています。

ポイントは、膝を曲げながら上下の揺れを抑えることを意識して撮影することです。見た目は、退化したオラウータンみたいな歩行方法になってしまいますが、振動を抑えるために効果がありますので、ぜひお試しください^^ 私も恥を偲んで、この歩き方を実践しています(笑)

DJI Goアプリで初めにやること

続いて、Osmo Mobile 2で用意されている専用のアプリ「DJI Go」についての使い方と、ログインなどの方法を見ていきたいと思います。

スマホでDJI Goを起動すると、以下のようにサインインを行う画面となります。

DJI Goのログイン画面
DJI Goのログイン画面 ©

DJI Goを使うにはDJIのアカウントが必要になります。アカウントを持っていない場合はアカウント作成をタップしましょう。アカウント作成にはメールアドレスが必要になりますので予め用意しておきましょう。

ログインすると、次のような画面になります。

機器の選択とBluetooth接続の設定
機器の選択とBluetooth接続の設定 ©

「機体を接続して」という表記の下にある選択タブで、Osmo Mobile2を選択します。次にお使いの機器を接続してくださいをタップします。

この時、スマートフォンでBluetoothをオンにしてください。次の画像のように、機器の一覧でOsmo Mobile2が表示されます。

Bluetooth接続できる機器としてOsmoが表示される
Bluetooth接続できる機器としてOsmoが表示される ©

ここで表示されている「機器リスト」にあるOsmo Mobile2の接続しますという青いボタンをタップします。これでアプリを使える準備が完了しました!

DJI Goアプリの簡単な使い方

DJI Goアプリに接続が完了すると、以下のような操作画面に移動します。操作画面の簡単な使い方は次の通りです。

DJI Goの操作画面
DJI Goの操作画面 ©
  1. 撮影モードの変更

    通常の動画撮影やタイムラプスを選択できます。

  2. 撮影結果の確認(プレビュー)

    撮影した写真や動画を確認できます。

  3. アクティブトラッキング

    起動時は黄色い枠になっています。こちらは画面の好きな位置をタップするとピントが合う機能です。

    また、アイコンをタップすると緑色の枠に変化します。画面上のタップした箇所を自動的に追い続ける機能が使えます。この機能をアクティブトラックと呼んでいます。使用例は撮影例の最初の1コマをご覧ください。撮影例では、看板を自動で追いかけています。

  4. 縦のパンを固定する

    フォローモードを使用中に、水平方向だけスマホの画面を動かしたいときに、このボタンから設定を行います。

    DJI Goでピッチロックする設定
    DJI Goでピッチロックする設定 ©

    上記の画面のように「ピッチロック」をオンにすると垂直方向の動きは固定されます。

  5. 詳細設定

    撮影サイズを4Kに変更したり、Osmo Mobile2本体に備わっているジョイスティックの操作速度を変更できます。