スマホジンバルのMOZA Mini MX2についてブログでレビューしていきます。最大重量280g以下のスマートフォンを搭載でき、手持ち撮影よりも振動を抑えた動画を撮ることができます。ジンバル本体は折りたたんで、コンパクトにカバンへ仕舞うことができます。

折りたたみ式でコンパクトなMOZA Mini MX2
折りたたみ式でコンパクトなMOZA Mini MX2 ©
折りたたむと非常にコンパクトな収納ができます
折りたたむと非常にコンパクトな収納ができます ©

外観の特徴や何が出来るのかについては、次の解説動画が分かりやすいと思いますのでご覧になってみてください。MOZA Mini MX2と連携できるスマートフォンアプリ「MOZA Genie」を使った作例や使い方も詳しくご紹介しています。

従来モデルとして「MOZA Mini MX(解説記事へ)」がありますが、Mini MX2の操作や出来ることは従来製品と非常に似ています。本体を使ったボタン操作や撮影方法は、次の動画が参考になりますのでご覧ください。

後継機種となるMOZA Mini MX2の進化ポイントとしては、スマートフォンを自動で保持できるように、クリップ部分が電動式へと改良されました!電源ボタンを押すと、クリップが自動で開き、スマートフォンを置くと自動で閉じてくれるような動作になります。

スマホを支えるクリップ部分は電動式になっています
スマホを支えるクリップ部分は電動式になっています ©

写真のように、クリップ部の右上に小窓のような箇所があります。こちらが物体検知用のセンサーです。

スマートフォンの有無はクリップ部分へ新たに用意されたセンサーで判断してくれる仕組みのようです。ジンバル本体の重量は423g。折りたたんだ際のサイズや、本体の重量が軽いので、女性の方や初めてジンバルを使いたい方にも価格が安くてオススメだと思います。

メーカーのMOZAでは、似たような機能を持つ製品として非常にコンパクトな「MOZA MOIN Camera」もありますが、MOIN Mini MX2では価格が非常に安く、固定撮影も可能です。手軽にスマホ動画を初めてみたいという方にはMini MX2がオススメです。

当記事では、MOZA Mini MX2の使ってみた感想や撮影した動画を掲載していきます。

目次:MOZA Mini MX2のレビュー

MOZA Mini MX2の付属品と外観について

MOZA Mini MX2を購入すると何が入ってるのかについて見ていきます。

MOZA Mini MX2の元箱
MOZA Mini MX2の元箱 ©
MOZA Mini MX2の内容物
MOZA Mini MX2の内容物 ©
付属品と内容物

内容物について説明します。上記写真の左上から順番に、左から右に向かって見ていきます。

  • MOZA Mini MX2本体

    折りたたみ可能なジンバル本体。使用するには、本体を回転させて広げる必要があります。詳しい手順については後半で解説していきます。

  • 取り扱い説明書 (日本語対応)

    詳しい使い方が説明されています。説明書は、日本語を含む多言語に対応していますので、読みながら使い方を確認していく事が可能です。万が一、日本語が含まれていない場合は、Amazonの購入先に問い合わせると、発送して頂けるとの事です。

  • USBケーブル

    MOZA Mini-MX2の充電目的に使うUSB Type-Cケーブルです。

  • ミニ三脚

    Mini-MX2を自立させるためのミニ三脚です。タイムラプス撮影やスマートフォンの装着時にバランスを整える際、この三脚が役に立ちます。

  • ハンドストラップ

    Mini-MX2を手で持ち運ぶ際に便利なアクセサリーです。本体に紐を通して携帯できます。

また、USBケーブルによる充電には、別売りのACアダプターが必要となります。私の場合はこちらを購入して使っています。

またMOZA Mini MX2では、別売りのモバイルバッテリーから充電させることも可能です。旅行の時でも長時間使用できて便利です。

MOZA Mini MX2をスマホに装着する方法

スマートフォンをMOZA Mini MX2に装着するには、この後で解説する手順のように、折り畳まれている状態から展開を行っていきます。そして電源ボタンを押しでクリップを自動的に開きます。開いたクリップにスマートフォンを配置すると、センサーがスマホを検知して自動で閉じてくれます。

その様子については、次の動画をご覧いただくと分かりやすいです。

それでは、まずコンパクトに折り畳まれているMOZA Mini MX2を広げていきましょう!たったの2ステップのみで、とってもシンプルです。

MOZA Mini MX2は購入直後は折り畳まれている
MOZA Mini MX2は購入直後は折り畳まれている ©

折り畳み状態から展開する

MOZA Mini MX2の展開方法
MOZA Mini MX2の展開方法 ©
  1. まずは握り手の部分とアーム部分を180°回転

    回転には少しだけ力が要ります。

    握り手とアームの部分を回転させる
    握り手とアームの部分を回転させる ©
  2. スマホホルダー付近の回転軸をロック状態から、回転できる状態に

    ロック機構(引っ掛かる箇所)が2箇所ありますので、ロックを解除していきます。時計回りに回転させるとブラブラと回る状態となります。

    コントローラーから見て、2つ目の回転軸のロックを解除する
    コントローラーから見て、2つ目の回転軸のロックを解除する ©
    スマホホルダー付近の回転軸のロックも解除する
    スマホホルダー付近の回転軸のロックも解除する ©

スマホを装着しバランスを取る

続いて、MOZA Mini MX2のバランスを取る作業を進めていきます。まずはMini-MX2の底面にある三脚用ネジ穴に、小型の三脚を取り付けます。付属されるミニ三脚や既に持っている三脚を取り付けます。

付属されるミニ三脚をMini MX2の底面に取り付ける
付属されるミニ三脚をMini MX2の底面に取り付ける ©

スマホクリップを自動で開く

ミニ三脚を装着してMOZA Mini MX2を立てます。今度は、本体の電源ボタンを長押ししましょう。操作方法と動作感ついては、次の動画をご覧いただくと分かりやすいです。

本体の電源ボタンを長押しする
本体の電源ボタンを長押しする ©

MOZA Mini MX2の電源がONとなりますが、その時にスマートフォンのクリップ部分が自動で開きます。

電源を入れる前はクリップが閉じた状態です
電源を入れる前はクリップが閉じた状態です ©
電源を入れるとクリップが開き始めます
電源を入れるとクリップが開き始めます ©

クリップの部分にスマートフォンを配置すると、クリップが自動で閉じます。

バランス調整とスマホクリップの開閉方法

MOZA Mini-MX2ではスマートフォンを好きな箇所へ配置させることができますが、可能な限り、スマートフォンクリップの中央に、スマートフォンの重心を配置した方が、本体の負担が少なくなります。

イメージとしては、できるだけ中心を意識してスマホを設置しておきましょう。

MOZA Mini MX2をスマホに装着する
MOZA Mini MX2をスマホに装着する ©

上記の図は旧モデルのMini-MXの説明書イラストになりますが、Mini-MX2では、スマートフォンの水平方向だけ意識して、できるだけ中心にセットすれば大丈夫です。

Mini MX2ではスマートフォンをクリップ部に置いてしまうと勝手に閉じてしまうのですが、電源ON中にズーム+ボタンを押しながら、トリガーボタンを押すと、クリップを開くことができます。

スマートフォンの位置を微調整したい時には、一度クリップを開いてみましょう。

クリップを閉じたい時は、電源ON中にズームーボタンを押しながら、トリガーボタンを押すと、クリップを閉めることができます。

MOZA Mini MX2の使い方と撮影方法

MOZA Mini MX2の撮影方法や使い方については、先ほどまでの項目でご紹介したスマートフォンクリップ部の開閉操作以外は、従来モデルのMOZA Mini MXと殆ど同じです。基本的な使い方についてはYoutubeの動画や過去の記事でも解説していますので、そちらも併せてご覧になってください。

解説記事については下記を御覧ください。記事の中でも操作方法を詳しく解説しています。

MOZA Genieの使い方と機能

MOZA Mini MX2では、専用のスマートフォンアプリ「MOZA Genie」が用意されています。アプリでは、対象物を追跡したり、早回しの動画撮影「タイムラプス」などが楽しめます。

また、Magicテンプレートと呼ばれる独自の機能も用意されおり、画面内の指示に従って撮影していくと、手軽にSNS映えした映像を作ることができます。

詳細はYoutubeの方で解説していますので、そちらをご覧ください。各機能別に何が出来るのか分かりやすく説明を行っています。

MOZA Mini MX2の仕様(重量や寸法)

仕様 説明
搭載可能なスマホサイズ 幅60〜88mmまで
搭載可能なスマホ重量(耐荷重・ペイロード) 143〜280gまで
本体重量 423g (従来機 MOZA Mini MXは412g)
バッテリー持続時間 24時間(バランスが正確に取れている場合)
充電に必要な時間 2.5時間。急速充電には非対応
各軸の回転可動範囲(角度) パン:340°,ロール300°,チルト140°
内蔵バッテリー容量 2000mAh。動作電圧7.4V

MOZA Mini MX2の日本語説明書をダウンロード(PDF)

MOZA Mini MX2の取り扱い説明書は、MOZAのホームページでも閲覧することができます。大きな文字で説明書を読みたい場合にも役立つデータです。詳しくは以下から確認してください。

MOZA
MOZA Mini MX2 Downloads

「Mini MX2 User Manual」を選択すると、各国の言語で用意された説明書データを閲覧したりダウンロードできます。日本語表記は目次を見ていくと、JPNというページがあります。

MOZA Mini MX2のファームウェア更新方法

先ほど挙げた日本語の説明書の中ではファームウェア・アップグレード方法も説明されています。

ファームウェア・アップデート手順

スマートフォンアプリのMOZA GenieとMOZA Mini MX2の本体がBluetooth接続されている時、ファームアップの知らせが画面に表示されることがあります。

この時、一旦 MOZA Mini-MX2の電源をOFFにします。そして、ズームーボタン押しながらfnボタンを短押しします。すると、インジェクターが短く点灯し、MOZA Genieでbluetoothを接続開始するとファームアップが開始されます。

MOZA Mini MX2のアップデートの様子
MOZA Mini MX2のアップデートの様子 ©

MOZA Mini MX2の作例動画

冒頭でもご紹介していますが、MOZA Mini MX2を使うと、スマートフォン単体で撮影する時に比べて、ブレを抑えた滑らかな動画撮影を楽しむことができます。まずは従来モデルのMini MXを使った作例を御覧ください。

その他に従来機種で撮影した作例も参考になると思いますので、併せてご覧になってください。

また、おすすめのジンバルについても別の記事でまとめていますので、併せてご覧ください。