DJI RS2やRSC2、後継機種となるDJI RS3、RS3 PROでおすすめのアクセサリーについて解説します。DJI RS2やRSC2、RS3 PROでは、ジンバル本体の左右にNATOポート(ナット・ポート)と呼ばれる、電子接点を含んだ頑丈なレール・マウントを備えており、様々な形状の拡張アクセサリーを取り付けられます。アクセサリーを使うと、液晶画面や照明機材、マイクなども自由に取り付けられます。
アクセサリーは、例えば次のような製品が用意されています。
当記事では、その他に便利なアクセサリー製品を見ていきます。
目次:DJI RS2とRSC2におすすめのアクセサリー
DJI RS2とRS3対応の液晶保護フィルム
ジンバルを購入したら買っておきたいものとして、まず最初にオススメするのが液晶保護フィルムです。タッチスクリーンは、指で触れるだけでなく、一度傷がついてしまうと目立ちやすい場所でもあるので、DJI RS2やRSC2、新型のRS3、RS3 PROと一緒に必ず揃えておきたい付属品の1つになります。
DJI RS2やRS3でアルカスイスプレートを装着できるアクセサリ
もし普段から三脚用などにアルカスイスプレートを使っている場合には、次のアクセサリーを活用すると便利です。
クイックリリースプレートは、DJI RS2・DJI RSC2・DJI Ronin-Sジンバルに直接にアルカスイスのL型プレートやアルカスイスのケージを取り付けるために設計されています。
純正のプレートを下記の写真のようにアルカスイスプレートへ置き換えて使うことができます。
DJI RS2やRS3でNATOポートに装着できるアクセサリ
DJI RS2やRSC2、新型のRS3、RS3 PROの側面にあるNATOポートの形状は、SmallRigやTiltaなどのメーカーも採用している、NATOレール(ナット・レール)の形状を採用しています。NATOレール・クランプは互換性が高く、工具を使わず取り外しと固定が素早く出来るのが優れています。
もし、初めてDJIのジンバルを購入された方には、このNATOポートの形状に対応したアクセサリーを用意することをオススメします。例えば次のようなクランプ形状のマジックアームがDJI RS2やRSC2で使用できます。
片端はNATOレールクランプ、もう片方は一般的な三脚ネジの1/4インチネジに対応しているマジックアームです。ボールによって好きな角度へ固定できるのでモニターやマイクの取り付けが容易です。
上記のようなマジックアームを活用すると、外部液晶やマイク、照明機材を取り付けたい時に役立ちそうです。その他に上記のAmazon商品ページではチーズプレートなども紹介されていますので、チェックしてみてください。
DJI RS2やRS3のM4ネジで装着できるアクセサリ
また、DJI RS2やDJI RSC2、新型のRS3、RS3 PROでは、従来製品のRonin-SCなどで使えるM4ネジのプレートも使用できます。M4ネジはホームセンターなどでも売っているM4サイズのネジやスプリングワッシャーに対応しており、ネジ締めやアクセサリーの固定ができる形状になっています。
例えば、以下のアクセサリーは1/4インチネジ
や3/8インチネジ
を備えており、便利なアクセサリーです。
DJI Ronin-S・Ronin-SC・RS2・RSC2の側面に備わっているM4ネジへ固定して、他の機器を接続するためのプレートです。機器は1.5kg以内のモニターやマイクなどが取り付け可能。3/8インチネジ穴(カメラ大ネジ)と1/4インチネジ穴(カメラ小ネジ)、ARRI穴、NATOレールマウントを備えています。ARRI穴では対応したマジックアームを活用して強固な固定も可能です。
私の場合は、Ronin-SCを使っていた時に、こちらのプレートを愛用していたので、現在もそのまま使っています。実はこのプレートにもNATOレールクランプに対応した溝が切られていますので、NATO対応アクセサリーも装着することができます。
NATOポートのM4ネジ穴にチーズプレートを装着してみた ©
ただ、残念ながらDJI RS2に付属されていたブリーフケースハンドルは、ネジと干渉して装着が厳しかったです。しかし、コンパクトながら様々なアクセサリーが装着できるので、よく考えられているアクセサリーで優秀な製品の1つだと思います。
DJI RS2やRS3に外部液晶モニターを固定するアーム
その他にジンバルアームと呼ばれる製品もあり、こちらも愛用してるアクセサリーです。こちらもDJI RS2やDJI RSC、RS3、RS3 PROのM4ネジに対応しています。
金属製アームです。360°回転させたり、決定した向きを、六角レンチによって締め付けて固定ができます。7-inchiを超える外付け液晶モニターだけでなく、アームに備えられた1/4ネジや、コールドシューマウントによって、小型LEDライトやマイクも追加搭載できます。
液晶の固定に最適なジンバルアーム ©
アームと接続プレートの間は、ARRIロゼッタという形状になっており、外部液晶モニターなどを自由な角度に固定できます。更にARRIロゼッタの溝によって、不意に回転しない構造になっているので、7インチ以内の大型外部液晶でも安全に運用できます。
ARRIロゼッタを備える ©
その他はAircross2で解説しているアクセサリーの記事をご覧ください。
マニュアルレンズがAF可能に!3Dフォーカスシステム
オートフォーカスに非対応のレンズでも、オートフォーカスが利用できるという画期的なアクセサリーです。こちらはDJI RS2、RS3に対応しています。
レンズと被写体の距離を自動で検出し、マニュアルフォーカスレンズの中央AFフレームを有効にします。
特に、オールドレンズやAFに対応していないシネレンズなどを愛用されている方におすすめのオプションになります。
3Dフォーカスシステムの装着例。オールドレンズと組み合わせてみた ©
詳しい使用方法は次の解説記事をご覧ください。