中型サイズのカラーLEDビデオライト「Neewer 660 RGB LEDライト」を購入したので使用感想をブログに書きます。このLEDビデオライトは、およそ20cm角の照射サイズで、電源コードを繋いだり、外部バッテリーを使って発光できます。裏側パネルのつまみ操作によって、カラーの発光にも対応しているので、Youtubeの動画用照明やMV(ミュージックビデオ)の撮影に便利です。
発光面積が20x20cmほどのLEDライトです。パネル背面に搭載されたノブによって色温度や明るさ、カラーを自由に調整できます。更にスマートフォンのアプリからも色合いを変更できます。付属される電源コードによる電源供給だけでなく、別売りのNP-Fバッテリーで持ち運びが可能。ライトスタンド(三脚)・ソフトボックスにも対応しています。詳しくは使い方の解説レビューをご覧ください。
実はこちらのライト、明るさと価格のバランスがとても好きで、同じものを5台所有しています(笑)Neewer 660 RGB LEDライトの使い方や特徴は、次のYoutubeでも解説を行っていますので、ご覧ください。
面白いのが、スマートフォンアプリからも明るさやカラーを操作できる点です。照明本体が届かない、高い場所や狭い場所にライトを置いた時にワイヤレスで遠隔操作できるのは有り難いですね ☺️
スマホからも色合いを変更できる。詳しくはYoutubeで解説。 ©
次の商品撮影では、水滴で濡らしたアクリル板の下にNeewer 660 RGB LEDライトを配置して撮影を行っています。狭い環境でもスマホで色合いを調整して、素早く撮影に取り掛かることができました!
私の場合は、
- 外出先で何かの撮影が必要になった時
- 商品レビュー動画の作成
- 自撮りでLEDライトを使いたい時
に愛用しています。カラー発光は、派手な演出や背景色を飾りとして配置したい時にも便利です。例えば、自身の背後にNeewer 660 LEDライトを配置して撮影している事が多いです。
詳しい動画は企業のYoutubeチャンネルでも公開されていますので、参考程度にご覧ください。自宅でセミナー動画を作成する機会がありましたので、Neewer 660 RGB LEDライトが役に立ちました。
本体のLEDライトの外観は次のような感じです。
Neewer 660 RGB LEDライトの本体外観 ©
Neewer 660 RGB LEDライトの裏側操作パネル ©
NeewerのRGB LEDライトは、価格を抑えた480 RGB LEDライト
や530 RGB LEDライト
と言ったシリーズも用意されていますが、サイズは一緒なので、予算があれば明るさに余裕がある660 RGB LEDライト
を買うのが良いと思います。
赤色で発光させた例。光量も十分あるので、幅広い活用ができる ©
今回はNeewer 660 RGB LEDライトを使った撮影例や、LEDライトを使うとどのような撮影を楽しむことができるのか解説していきます。また、LEDライトは小型・中型・大型と、様々な製品があります。詳しくは以下の解説もご覧ください。
それでは、Neewer 660 RGB LEDカラービデオライトについて見ていきましょう。
目次:Neewer 660LED RGBビデオライトのレビュー
Neewer 660 RGB LEDビデオライトの中身
Neewer 660 RGB LEDビデオライトは、次のようなセットが販売されています。
- LEDライト単体
- ライトスタンド付きセット
- LEDライト2本セット
私の場合は、既にライトスタンドを持っていましたので、LEDライト単体の商品を買ってみました。もし、ライトスタンドを購入するなら、同じくNeewerから販売されている下記のスタンドがオススメです。
初めて購入する方はライトスタンド付きがオススメです。単体を購入した時に付属される中身は次の通りです。
付属されるキャリングケース ©
開くと、本体が緩衝材に包まれて梱包されている ©
Neewer 660 RGB LEDライトの本体。遮光板とライトスタンド用のマウント付き ©
付属される電源コード(使用中のためグチャグチャですみません) ©
Neewer 660 RGB LEDビデオライトの発光例と撮影例
LEDライトの使い方と機能については、Youtube動画の中でも解説を行っています。
その他に、次の記事では、LEDライトを使って写真を撮ってみた例をご紹介しています。基本的な撮影方法やテクニックは、次のLEDライトの解説と同じになりますので、そちらも併せてご覧ください。発光量も他社のLEDライトですが、殆ど同じです。
上記の製品はカラーに対応していませんが、その分だけ値段が安いものになります。カラーが不要ならば、選択肢としてオススメになります。
CCTモードで発光させた撮影例
後半で発光モードと操作方法については詳しく解説していきますが、まずは色温度調整モード(CCTモード)を使った時の撮影例です。
色温度モード(CCT)の5600Kでライトを当てた様子 ©
色温度は青白い色からオレンジ色の色まで段階的に調整できます。
色温度モード(CCT)の2500Kでライトを当てた様子 ©
HSIモードで発光させた撮影例
カラー発光モードでは、鮮やかな色あいで対象物を照らすことができます。
カラーモード(HSI)でライトを当てた様子 ©
また色合いについては、鮮やかさも調整できます。
カラーモード(HSI)で彩度を50%に落としてライトを当てた様子 ©
カラーモード(HSI)で彩度を0%に落としてライトを当てた様子 ©
水色だけでなく、他の色合いにも自由に変更できます。
カラーモード(HSI)で他の色相に変更してみた ©
カラーモード(HSI)で他の色相に変更してみた ©
カラーモード(HSI)で他の色相に変更してみた ©
複数のライトを組み合わせて複雑なライティングを
またLEDライトを複数台使うと、より複雑なニュアンスも楽しむことができます。
複数のライトを組み合わせてみた ©
影を薄くしたり、白基調のライティングも可能に ©
アームの干渉を防ぐ!90度回転できるマウントが良い
Neewer 660 RGB LEDビデオライトは、ライトスタンドに装着できるパーツが備わっていますが、こちらは90度回転して取り付けることもできます。ちょっとした工夫なのですが、これがあると無いとでは、便性さが大きく違います。まずは通常の取り付け方法を見てみましょう。
通常の状態で縦にライトとスタンドを装着した様子 ©
通常の状態で縦にライトとスタンドを装着した様子(拡大) ©
この方法では、正面に向かって光を当てたい時は問題ありませんが、斜め下に向かって光を当てたいときにアームが邪魔したり、ライトを支える遮光板がアームにぶつかってしまいます。
続いて、90度回転した状態で取り付けると、次の写真のようになります。
90度回転させて取り付けた様子 ©
90度回転させて取り付けた様子(拡大) ©
90度回転した状態で取り付けられると何が良いかというと、LEDライト本体のU字アームに干渉することなくライトの角度を上から振り下ろすような向きに調整できるようになります。同様のLEDライト製品によっては、こういった取り付けができない製品もあるので嬉しいポイントだと思いました。
遮光板とバッテリーについて
Neewer 660 RGB LEDビデオライトの遮光板は好きな角度に調整できたり、マイナスドライバによって取り外しができるようになっています。こちらは光の広がりを簡易的に調整できます。
Neewer 660 RGB LEDビデオライトの遮光板 ©
不要ならば取り外しもできる ©
また、Neewer 660 RGB LEDビデオライトでは
- NP-Fバッテリー2の装着(別売り)
- 付属される電源コード
のいずれかによる電源供給でライトを発光できます。どちらの電源を使って発光させるのかは、電源スイッチの押し込む場所によって選択できます。
外部バッテリーを使った発光方法 ©
バッテリー使用時はディスプレイ内の左側で、バッテリー残量を知ることができます。対応するバッテリーについては、以下の記事が参考になります。
付属電源コードを使った発光方法 ©
これに対して、電源コード使用時は、当然ながらバッテリー残量が表示されません。
Neewer 660 RGB LEDビデオライトの使い方と背面操作パネル
Neewer 660 RGB LEDビデオライトでは次の発光モードが用意されています。
Neewer 660 RGB LEDライトでは、本体裏側の操作パネルで全ての操作ができます。また、スマートフォンアプリでもWi-FiやBluetooth通信によって遠隔操作が可能です。
本体裏側の操作パネルとつまみ ©
それでは簡単に操作方法を見ていきましょう。
発光モードの切り替え操作方法
まず、はじめに説明したNeewer 660 RGB LEDライトの3つのモードを変更する方法です。モードを選択切り替えするには、こちらの小さなボタンを押します。
発光モードの切り替えボタン ©
押すごとにモードが切り替わります。
左つまみで色温度や色相・彩度を切り替える
Neewer 660 RGB LEDライトでは、写真のようにツマミが2つ備わっています。まず、左側のつまみでは各モードによって次の操作が行えます。
自動発光モード(SCENEモード)の時
自動発光プログラムのパターンを選択できる。つまみを押すと発光パターンのカテゴリーを切り替えられる
色温度調整モード(CCTモード)の時
色温度を変更できる。変更幅は100K
毎で、2500K
から5600K
までの範囲内で調整可能。
カラーモード(HSIモード)の時
色相(H
)と彩度(S
)を変更できる。つまみを押すと変更できる項目を切り替えられる。100%
の表示がA0
と表記されますが、こちらは16進数で100を示す値の意味となります。
左つまみは、回すだけでなく、押しボタン式になっています。
左つまみを回して、各項目を調整 ©
左つまみは押すことも出来る ©
右つまみで光量を調整(調光機能)
Neewer 660 RGB LEDライトの右つまみは非常にシンプルな機能が割り当てられており、ライトの明るさを調整することができます。回すごとに1%
ごとに光量を変更できます。
右つまみは発光量を調整できる ©
スマホアプリで明るさや色合いを変更する方法
冒頭でもご紹介した通り、Neewer 660 RGB LEDライトでは、スマートフォンから色合いなどの変更ができます。
スマホから調光できる。詳しくはYoutubeで説明しています。 ©
詳しくはYoutubeの動画内でもご説明しています。
スマホから遠隔操作する手順は次の通りです。
スマホアプリをインストール
AndroidやiPhoneで「Neewer」というアプリをインストールします。
Neewerのアカウント作成
初めて使う方はアプリ内でメールアドレスの登録が必要になります。登録後、アカウントが作成されます。アプリ起動後に、作成したアカウントでログインします。
「デバイスを追加」する
アプリを起動すると、Neewerの照明を選択し、Bluetooth等のワイヤレスで接続できるようになります。
明るさ・色合いを自由に変更する
アプリの画面操作から、発光する明るさや色を自由に選択します。
アプリの反応速度はかなり良いのですが、複数のライトと接続すると、途中でBluetoothが切断されて不安定になってしまう事もありました。
Neewer 660・530・480で使えるハニカムグリッドとソフトボックス
Neewer 660 RGB LEDライトや、同サイズの製品に対応した照明機材では、専用のソフトボックスも売っています。光の広がりをソフトにアレンジすることも出来ます。
Neewerの660LEDビデオライトで使えるソフトボックスです。光を柔らかく、広がりを持たせたい時に役立ちます。
私もソフトボックスを1つ持っていますので、装着の様子やソフトボックスの効果について、Youtube動画内でご紹介しています。
ソフトボックスを装着すると大きく嵩張ってしまうので、私の場合は100円均一の素材で自作したハニカムグリッドなども併用しています。
バッテリーの持続時間は?検証してみた
NEEWER 660 RGB LEDライトでは、前述の通りSONYのLシリーズ・バッテリーと呼ばれる通称「NP-Fバッテリー」が装着できます。持ち運んで野外でLEDライトを使用したり、ロケで使える便利な機能です。
今回は実際に、別売りのバッテリーを使ってライトを連続使用してみました。詳細な検証結果は、以下の記事をご覧になってください。
LEDライト照明に別売りバッテリー2個を装着 ©
実際に連続使用してみた結果は、約5時間もの間、ライトを発光させることができました。