大型のカラーLEDビデオライトである、Falconeyes RX-818について詳しく使用感想を書きたいと思います。Falconeyes RX-818(ファルコンアイズ RX-818)は、寸法が幅460m
x高さ610m
。出力は100W
のLED照明です。
一般的なカメラ用ストロボで使われるソフトボックス同じように、商品撮影や人物撮影(ポートレート撮影)で便利です。付属のアダプターによってライトスタンドに取り付けて使うことができる薄型照明となっています。
Falconeyes RX-818の本体外観 ©
発光色は、色温度やカラーの微調整が自由に設定できるのが特徴です。
Falconeyes RX-818のカラーモード(HSI)使用時 ©
ご購入はAmazonなどから可能となっています。
100Wの大型LEDライトです。発光面は610x460mm。巻いて収納することが可能で、収納ケースやハニカムグリッドも付属されています。色温度および色バランス調整可能、2800Kから10000Kまで色温度が調整可能です。さらにカラーバランスのG(緑)M(マゼンタ)を+1から-1の範囲で調整やRGBカラー調整、HSI(色相、彩度、明度)カラー調整にも対応。その他に大型のRX-824 (60cm x 60cm)もラインナップされています。
Falconeyesには似たような製品としてRX-824や、色温度の調整に対応している小型のRX-18TD、長細いライトであるRX-36TDX、48TDX、120TDXなどがあります。
Falconeyes RX-818は自撮り用の照明として利用したり、小物撮影で便利です。例えば、私の場合は次のようなセミナーで使ってみました。
上記の動画のように、セミナー動画で上半身を照らすのにRX-818を活用してみました。その他は、次のようなYoutubeの動画で照明を使ってみました。
基本的な性能やモードの使い方は、コンパクトタイプのLEDと同じですので、詳しくは以下のYoutubeも是非ご覧ください。
以前メーカーさんからご提供頂いたFalconeyes F7が、実際に使ってみると非常に良い印象だったので、今回は大型照明のRX-818を購入してみました!
目次:大型LED照明のFalconeyes RX818のレビュー
大型LED照明のRX-818・RX-824で出来ること
Falconeyes RX-818では、次のような特徴があります。
- 大出力の照明。またVバッテリーによって持ち運びの使用ができる
- 好きな色でライティング(光量・色温度・カラー・マゼンタ-グリーンの調整)
- 出力機に内蔵されたディスプレイによる設定の把握
- ソフトボックスとグリッドによる光のアレンジ
- スマホアプリによる遠隔操作
電源ケーブルによる長時間の使用でも、音が発生しないのでYoutubeや映画の動画収録用ライトとしても便利です。
照明の色を好きな色合い変更して動画・写真撮影する
色を自由に変えて小型照明として使うことができます。Falconeyes RX-818では、以下のようなモードを3つ備えています。
- 色温度調整モード(WHITEモード)
- カラーモード(RGB・HSIモード)
- GELモード
また各種設定は、ライト本体とケーブルで繋がっているコントローラーで操作を行います。コントローラーはiPhoneXsMaxと比較してもかなり大きいサイズ感です。
FalconeyesRX818のコントローラーとスマホの比較 ©
FalconeyesRX818のコントローラーで選択できるモード ©
それでは順番に見ていきましょう。
色温度調整モード(WHITEモード)
色温度を2500K
から9000K
まで調整できます。また、LEDライトの明るさを0%から100%の間で好きなように調整できます。
LEDビデオライトのWHITE(色温度)発光モードの選択画面 ©
WHITEモードでは次のツマミ調整ができます。上記の画像にある3つのツマミでは、左から順に次の操作が可能です。
G/M(グリーン・マゼンタ)
LEDライトのグリーン(緑)からマゼンタ(紫)への偏りを調整できます。
CCT(色温度)
色温度を調整できます。低い値では暖色、高い数値では寒色に変化します。
Intensity(明るさ)
明るさの調光ができます。0%
から100%
までの値で調整が可能です。
WHITEモードでは、商品などの撮影に便利です。
WHITE(色温度)発光モードを使用して撮影した例 ©
例えば、こちらの撮影ではカメラの設定を以下のように設定してました。
- カメラモード:マニュアルモード
- 絞り(F値):
F6.3
- ISO:
100
- シャッタースピード:
1/50
- ホワイトバランス:
5600K
(マニュアル設定)
これに対してFalconeyes RX818では以下の内容に設定してみました。
- CCT(色温度):
5100K
- GM:
0.05M
- Intensity:
100%
Falconeyes RX-818では、およそ5600K
の色温度になるようにSEKONIC C-800で計測しながら発光させました。
WHITE(色温度)発光モードを使用して撮影した結果 ©
Falconeyes RX-818を実際に使ってみると、コントローラーのディスプレイに表示された色温度と、実際に計測した色温度には大きな違いがあり、寒色へズレてしまう傾向でした。
Falconeyes RX-818で5100Kを設定 ©
正確な色温度を求める場合には、予めカメラ側で調べておくか、カラーメーターで計測できると確実だと思います。
大きな写真撮影用にも活用できる ©
私の場合は、大きな商品撮影にもFalconeyes RX-818を使っています。
カラーモード(HSI・RGBモード)
HSIまたはRGBの各値によってカラーの調整ができます。
Falconeyes RX-818のカラーモードで赤色に設定してみた ©
HSIは色相・彩度・明度を意味する頭文字です。Hは色相(0°から360°)・Sは彩度(0%から100%)・Iは明るさ(0%から100%)を意味しています。RGBはR(赤)・G(緑)・B(青)を意味する頭文字です。
この3つの項目によって発光色のカラーのを好きなように調整できます。
LEDビデオライトのHSI(カラー)発光モードで青色に設定してみた例 ©
また、その他のカラーLEDライトと組み合わせるとカラフルな演出が楽しめます。
LEDビデオライトのHSI(カラー)発光モードでオレンジ色に設定してみた例 ©
LEDビデオライトのHSI(カラー)発光モードで撮影した結果 ©
Falconeyes RX-818を使用して良かったところ
Falconeyes RX-818を使ってみたところ、ストロボ用のソフトボックスよりも薄型で、場所を取らないのが良いと感じました。
またファンを内蔵している照明とは異なり、照明の熱を逃がすためのファンなどは一切ないので、動画撮影に重宝しそうです。
Falconeyes RX-818で気になるところ
続いて、Falconeyes RX-818を使った気になる点をまとめたいと思います。
ただし、色温度を把握した上で使用すると、撮影した写真は素晴らしい結果になりました。その他にも、LEDライトには用途に適した様々な製品がありますので、詳細は以下の記事を参考にしてください。
RX-818やRX-824の使用にはライトスタンドやウェイトが必須
また、Falconeyes RX-818やRX-824の使用には、ライトスタンドや支えるためのウェイトが必要だと思いました。
据え付けて使用するにはライトスタンドとウェイトが必要に ©
ウェイトについては以下の記事が参考になります。
カラーに対応したLEDビデオライトはGodox SZ150Rや小型のCOLBOR CL60Rを持っていますが、Falconeyes RX818は発光量が大きく、無音なのがとっても良いなと思います!