SEKONICのカラーメーターであるC-800を購入しましたので、ブログで使用感や使い方を分かる範囲で解説したいと思います。セコニックC-800では、照明に本体の受光部を当てることによって、光の特徴を計測する事ができる機器になります。

個人的な用途としては、購入した各照明機材のLEDライトや、カメラのストロボ、環境光などの色温度や演色性や照度を把握し、求める性能が出ているのかを調査するために使用していきたいと考えています。

セコニックC-800でLEDを測定した結果
セコニックC-800でLEDを測定した結果 ©

例えば、以下のLEDの性能テストでC-800を使用したレビューを行っていますので、動画の後半をご覧ください。

今回は、個人的に使っている機能を中心に使い方や効果をご紹介していきたいと思います。また今後、徐々に理解した評価方法などを追記していきたいと考えています。

目次:SEKONICのC-800の使い方とレビュー

カラーメーターのSEKONIC C-800で何ができるの?

C-800を始め、カラーメーターでは光の特徴を、様々な評価方法で知ることができます。その計測時間は驚くほど一瞬で終わります。

照明機材は光の性能や性質を自身で調べたり、管理するのが簡単ではありません。C-800を導入する前は、商品の仕様を鵜呑みにするしかありませんでした。

照明機材が本当に商品説明どおりの性能を発揮してかは謎のまま…。
照明機材が本当に商品説明どおりの性能を発揮してかは謎のまま…。 ©

また、個人的な事情として、様々な照明機材を使用する機会が増えてきましたので、カラーメーターによる一定の測定結果を知りたいという気持ちが年々強くなりました。

SEKONIC C-800と旧モデルC-700やC-500との違い

セコニックの商品として有名なのは、露出計とカラーメーターです。中でも今回触れているC-800は光の

  • 色温度
  • 照度
  • 演色性
  • 各色(各波長)の光の強度

などが分かる製品です。従来製品としてはSEKONIC C-700があります。

また色温度を知りたいという事に限定すれば、SEKONIC C-500なども使用できるかと思います。

特に、C-700とC-800は見た目がよく似ており、機能の違いが分かりにくいのですが、大まかに次の違いがあるようです。

セコニックC-800に搭載された比較モード

SEKONIC C-800では、複数の測定結果を並べて表示できる比較モードが搭載されています。例えば、以下は太陽光とLEDの演色性を左右に並べて比較しているCRI比較モードを使用した時の様子です。

セコニックC-800による演色評価数の比較(左が太陽光。右がLEDライト)
セコニックC-800による演色評価数の比較(左が太陽光。右がLEDライト) ©

太陽光は各評価の結果が非常に高く、良質な光とされています。太陽光とLEDを比べて、どの程度の演色性なのかや、複数のLEDライトの性能を感覚的に比べることもできます。

詳細な演色性が分かるTM-30-15が搭載

SEKONIC C-800だけでなく、従来モデルのSEKONIC C-700にも搭載されているCRI(平均演色評価数)という評価項目についてですが、実は評価している色はR1からR15までの15色までしか無いようです。

この15色の中には人肌や血の色など、写真や映像などで頻出する代表的な色が評価対象となっています。

SEKONIC C-800では、更に色を増やした99色による評価「TM-30」とういう項目が追加されています。

セコニックC-800によるTM-30-15の測定結果
セコニックC-800によるTM-30-15の測定結果 ©

黒い円に収まっている光ほど、色の偏りが少なく忠実な色を表現できる光だと分かります。

  • Rg:光の飽和を示す値。理想値は100。100より高いと各色の成分が飽和している事が分かり、100より低いと飽和が低い。
  • Rf:基準の色に近いかどうかを示す値。理想値は100。色相がズレていると、TM-30のグラフからベクトル(矢印)で知ることができる。

C-800は起動と校正が速い

従来モデルのSEKONIC C-700は起動までに掛かる時間が長いようです。また起動時に定期的に行うダーク補正という作業があるのですが、その補正時間も掛かるという口コミが見られました。

C-800ではこれらの問題が改善されているようで、実際に使用してみると問題なく快適に動作しています。

カラーメーター C-800の簡単な使い方。複数の照明色を合わせる

それでは、セコニックC-800の簡単な使い方をレビューしたいと思います。今回は

  • 部屋に備え付けのシーリングライト
  • 色温度の調整可能なLED 2台

の2種類のLED照明に対して、セコニックC-800で色温度を計測して、可能な限り近い色合いに揃えてみました。今回使っている照明はそれぞれで、色温度の調光機能が備わっていますが、LEDライトの方で色合いを合わせるように調整したいと思います。

部屋の照明と2台のLEDライトの色合いをC-800で揃える
部屋の照明と2台のLEDライトの色合いをC-800で揃える ©

部屋のシーリングライトをカラーメーターで計測

まずは、部屋のシーリングライトに向かってC-800を向けて、本体右側面になるMaesureボタンを押します。計測する際には、他の照明を消して計測しました。

まずは部屋の照明を調べる
まずは部屋の照明を調べる ©

計測してみた結果は4149Kでした。暖色の傾向のようです。

LEDライトをカラーメーターで計測して色温度を調整

続いて、LEDライトの色合いを計測しながら、本体で色温度の調整を行います。計測する際には、部屋のシーリングライトを消して、LEDライトの光のみにしておきます。

LEDの色温度を計測しながら微調整を行う
LEDの色温度を計測しながら微調整を行う ©

計測した結果を見ながら、徐々にLEDの色温度を変更していきます。今回はこちらのLEDを使用しています。

部屋の色温度とかなり近い値になった
部屋の色温度とかなり近い値になった ©

計測したホワイトバランスの値をカメラに設定して撮影する

初めに計測しておいた部屋のシーリングライトに近い色温度になりました!

簡単な流れですが、複数の照明色を統一できました
簡単な流れですが、複数の照明色を統一できました ©

今回は簡単な手順ですが、異なる機材間の照明色を揃えることができました。スマートフォンで手軽に撮影を楽しむこともできますし、一眼カメラなどで4149Kに近い値のホワイトバランスを設定して撮影すると、綺麗に撮影することができます。

セコニック C-800の取扱説明書(PDF)

SEKONIC C-800の説明書については、メーカーであるセコニックさんのホームページにて公開されています。詳しくは以下をご覧ください。

SEKONIC スペクトロマスター C-800 取扱説明書(pdf)