Sonyのα7・α9シリーズでは、SIGMAやTAMRONといったサードパーティ製レンズを使うことができます。Sony純正レンズよりも価格が安い製品が多いので、純正レンズの購入を躊躇している方におすすめです。
ただし、他社メーカーのレンズを使用する場合、連写(連続撮影)やオートフォーカスの性能については、本来の性能を発揮できない場合があります。じっくり撮影するシーンでは支障が無いのですが、動きの速いものを撮影する際には以下で解説されるSony純正レンズの検討をおすすめします。
目次
サードパーティ製レンズをSonyで使用するには
これから紹介するレンズは、Sonyのミラーレスカメラに装着し、そのまま使用できるレンズと、そうでない製品があります。
α7シリーズ用のレンズ(Eマウントレンズ)が販売されているものは、Sony α7やα9にそのまま装着できます。例えばこちらはTAMRON 28-75mmソニーEマウント対応レンズです。
そのまま装着できる ©
また、α7シリーズ用のレンズが販売されていないレンズは、この後で説明するように、マウントアダプターを使うと装着できます。
メーカーに迷ったらCanon対応レンズを選ぶ
SIGMAやTAMRONなどのサードパーティ製レンズは、様々なメーカーに対応したレンズが用意されています。それではこの中で、どのメーカーのレンズを使えば良いのでしょうか?
TAMRON15-30mm(キャノン用)とSIGMA MC-11 ©
Sony α7に装着した様子 ©
動作の安定性を重視すると、キャノン対応レンズを選び、マウントアダプターのMC-11を購入するのが良いと思います。
キャノンレンズをα7シリーズで使うことができるマウントアダプターです。私も実際に使っています。日本メーカーで信頼性も高く、オートフォーカスやレンズ手ぶれ補正も使うことができるのが嬉しいポイント。
MC-11については、こちらが参考になります。
それでは各レンズを見ていきましょう。
標準ズームレンズ
標準ズームはSony Eマウントが用意されているTAMRON 28-75mmがおすすめです。
ソニーEマウント対応の大口径標準ズームレンズです。絞りがF2.8となっており、ある程度暗い場所でも撮影でき、サイズや価格がコンパクトにまとまっているのでコスパ重視したい方におすすめの1本です。レンズプロテクターはフィルター口径67mmに対応。現在は後継機「TAMRON 28-75mm F2.8 G2」が登場しています。
詳しい使用感はこちらが参考になります。
その他にも次のようなレンズがあります。
タムロンの標準ズームレンズです。現在は新しいレンズモデルである24-70mm G2が発売されており、比較的入手しやすい価格となっています。
標準単焦点レンズ
価格が安く、軽量コンパクトなレンズです。気軽にカメラを持ち出したい時におすすめしたいレンズです。
価格と描写のコストバランスが取れた単焦点レンズです。軽量コンパクトな35mmF2もラインナップされています。
望遠レンズ
シグマの超望遠ズームレンズです。かなり遠い被写体も捉えることができ、比較的コンパクトで軽量・安価なレンズとなっています。さらに画質や動態補足力を強化した150-600mm Sportもあります。
超広角レンズ
シグマの超広角ズームレンズです。かなり広い範囲を撮影する事ができ、迫力ある写真を楽しみたい方におすすめです。現在は新しいモデル14-24mm F4が発売されていることもあり、比較的安価に入手できるレンズです。
一般的な画角から超広角と呼ばれる広い範囲を一度に撮影できる便利なズームレンズです。またF2.8通しのレンズで手ぶれ補正が内蔵されているため、暗いシーンでも気軽に撮影できる1本です。
一般的なレンズでは珍しい10mmから撮影できるズームレンズです。レンズ後玉にレンズフィルターを装着でき、軽量な構成で撮影が楽しめます。詳しくは詳細レビューをご覧ください。2019年8月よりニコンZマウントにも対応しました。
こちらのレンズは、別の記事で詳しくレビューを書いていますので御覧ください。
トキナーでSony α(Eマウント)用に設計された広角レンズです。マニュアルフォーカスのレンズですが、大口径の明るさF2や軽量コンパクトなレンズとなっています。
肉眼よりも、かなり広い範囲が写り込む超広角単焦点レンズです。迫力感と個性を表現したい方におすすめの1本です。
魚眼レンズ
周辺が湾曲した写真を撮ることができるレンズです。広い範囲を1枚に凝縮した写真や、中央の被写体を目立たせる効果を狙った撮影を楽しむ事ができます。作例もご覧ください。
ポートレート用レンズ
マクロレンズ
ボケ味に定評のあるタムロンのマクロレンズです。手ブレ補正が搭載されており、花の撮影から人物撮影まで幅広く対応できる頼もしい1本です。また純正レンズよりも価格が安く抑えられているのも嬉しいポイントです。
サードパーティのレンズを作っているメーカーの例を挙げると、次の通りです。
- SIGMA(シグマ)
- TAMRON(タムロン)
- SAMYANG(サムヤン)
- KenkoTokina(ケンコートキナー)
- COSINA・Voigtlander(コシナ・フォクトレンダー)
- ZEISS(カールツアイス)
- LAOWA(ラオワ) Venus Optics
- 中一光学 Zhong Yi Optics
色んなメーカーのレンズがありますので、是非じっくりご検討ください^^