HDMI端子の4K映像出力をキャプチャー(録画)ができるATOMOS NINJA ASSASSINをヤフオクで落札しようと考えてたところ、付属品の購入で約3万円ほど追加で掛かる事が分かりました。
HDMI入出力が可能なモニター・一体型の映像レコーダーです。最大で4K 30p ProRes/Avid DNx・8bitまたは10bitの4:2:2でHDDやSDDに収録が可能。液晶モニターは7型フルHD S-IPS液晶。3D LUT適用機能やi1 DisplayやSpyderでキャリブレーションできます。詳細はレビュー記事をご覧ください。現在は生産完了品となっており、NINJA V(別記事より解説)がリリースされています。
ATOMOS NINJA ASSASSINとSONY αIIIの装着イメージ ©
今回は高品質な映像をHDDまたはSDDに保存して、後からPCで編集するために必要となる環境についてまとめます。また代替の安い機材も後半で紹介したいと思います。
目次
ATOMOS NINJA ASSASSINって何?
ATOMOS NINJA ASSASSINとは、主に映像分野で使われる動画を記録するための機材です。カメラや映像機器のHDMI出力を本体に入力する事ができるようになっています。
ATOMOS NINJA ASSASSIN ©
ATOMOS製品はカメラのHDMI出力を入出力できる ©
詳しいレビュー解説はこちらが参考になります。
ATOMOS NINJA ASSASSINは生産終了品となっており、現在では同様の機能を備えているATOMOS NINJA Vがラインナップされています。NINJA Vについても詳しい解説を行っていますのでご覧ください。
話は戻りますが、Assassinは日本語で忍者って意味ですが、由来の意味がよく分かりませんねw 同製品にはINFERNO(業火)やSHOGUN(将軍)などのラインアップがあります。響きはカッコイイ!
…話を元に戻すと、ATOMOSのレコーダーとカメラ機材に搭載されている動画撮影機能の違いは、記録できる動画の品質です。記録できるデータが非圧縮に設定できるなどの高画質録画ができる点にあるようです。
また、ディスプレイも非常に見やすい物となっており、カメラファインダーよりも正確な色やピントの合っている箇所を把握する事ができるなどのメリットもあるようです。
ちなみに、映像のサイズは以下のようなものがありますが、NINJA ASSASSINは4Kの30fpsに対応しています。
ATOMOS NINJA ASSASINの中古はヤフオクで7万円前後だが…
ATOMOS NINJA ASSASINはヤフオクでも中古品が安く出回っており、執筆時で7万円前後の価格で取引されています。しかし、注意したいのは付属品の有無です。
出品者は、NINJA ASSASSINよりも新しい機種のATOMOS INFERNO(4K 60fpsを記録できるモデル)や上位機種のATOMOS SHOGUN FRAMEなどに機材アップグレードするケースが多く、付属品を一緒に出品しないケースが多く見られるようです。
つまり、NINJA ASSASSINだけを落札しても、後で付属品を追加購入する必要が中にはある訳です。
ATOMOS NINJA ASSASSINに必要な付属品
NINJA ASSASSINに必要な物をまとめてみたいと思います。自分も気になってNINJA ASSASSINの落札を狙っていたんですが、出品内容によっては、付属品の追加購入費が3万円くらい掛かる事が分かりました(^^;)
必要な付属品 | 販売価格の目安(Amazon参考) |
記録媒体(SSDまたはHDD) | ¥6,800 (@120GB) |
純正専用電源ケーブル | ¥6,400 |
クレードル(ドッキングステーション) | ¥6,400 |
SSD用のケース(マスターキャディ) | ¥3,500 |
バッテリー(互換品) | ¥2,000 |
バッテリー充電器(互換品) | ¥1,300 |
HDMIケーブル(C to A) | ¥1,000 |
ホットシュー+自由雲台 | ¥1,000 |
それでは具体的に見ていきましょう。
記録媒体(SSDまたはHDD)
出品内容に付属されていない事が多いのがこれです。まずSSDかHDDが無ければ、撮影データを記録できません。
また、SSDやHDDからデータを読み出す為にクレードルと呼ばれる機器が必要になるそうです。
HDDやSSDからPCにデータを取り込むためのクレードル。ドッキングステーションと呼ばれている
バッテリー
持ち運びに必須であるバッテリーも付属されていない事が多いので追加で購入が必要な場合があると思います。NINJA ASSASSINはNP-F970の互換バッテリーで動作するようです。
また、バッテリーを充電する充電器も必要になってきます。
自由雲台
据え付けで使用する場合は良いのですが、カメラに接続して持ち運びする場合に必要なのがこれです。
カメラのホットシューと呼ばれるストロボの差し口と、三脚ネジ用の穴が付いている機材を接続する事ができます。自由雲台が内蔵されており自由に向きを変更できるのが特徴です。
HDDのケース(マスターキャディ)
使用する際にマスターキャディと呼ばれるSDDやHDDを収める純正ケースが必要だそうです。
HDDやSSDを入れて本体に装着させるためのケース。マスターキャディと呼ばれている
本体充電機器
本体を充電しながら使用する際には専用の充電器が必要になるようです。
HDMIケーブル
これも付属していないケースが殆どですが、必ず必要なものです。
ATOMOS純正のHDMIミニケーブル(オス)ーHDMIケーブル(オス)です。
HDMIケーブルは以下のものでも代用できそうです。
ATOMOS NINJA ASSASSINと似た製品
NINJA ASSASSINで撮影しようとすると、大まかに言って本体中古価格7万円と付属品の合計で9〜10万円掛かることが分かりました。そこで今回は映像キャプチャーと液晶を使って以下のようなものを作ってみました。
出来上がったレコーダー側面 ©
詳しい解説は以下をご覧ください。
その他に、映像を外部録画する機材は以下のような物があるようです。
撮影サイズや条件に応じて下記も選択肢に入りそうなのでまとめてみたいと思います。