K&F Conceptの小型トラベラー三脚 DSLR用78インチカメラ三脚(型式:JPKF09.076)の使用感想をブログで詳しくレビューしたいと思います。
トラベラー三脚は、本体の重量が1.5kg
。最低長が50cm
から最高長は200cm
まで伸縮可能です。また購入時に付属されるキャリングケースによって持ち運びが可能です。価格は1万円を下回る安い三脚となっています。
K&F Conceptの小型トラベラー三脚。1万円を下回る価格ながら、キャリングケースまで付属している。 ©
キャリングケースによる三脚持ち運びの例 ©
パーツの一部を分解して、カメラ一脚として使用することもできる ©
購入はAmazonや各ショップにて購入が可能となっています。
安価・軽量でキャリングケースが付属している三脚です。耐荷重8kg、三脚の高さは50~200cm、収納時の高さは46cmまで調整可能です。また各パーツを変形させて1脚として使用することもできます。
K&F Conceptのホームーページでもお取り扱いがされています。
K&F Concept
DSLR用78インチカメラ三脚
今回はK&F Conceptさんより三脚をご提供いただきました。また、当記事では上記の公式サイトやAmazonで使用できる5〜10%の割引クーポンを提供中です。詳しくは後述します。期間限定となっていますが、ご購入を検討されている方は是非この機会にご利用ください。
三脚については様々な製品がありますが、その他の製品については詳しくは以下が参考になります。
それでは、K&F Conceptの小型トラベラー三脚の各部の詳細を見ていきたいと思います。
目次:K&F Conceptトラベラー三脚のレビュー&使い方の解説
K&F Conceptトラベラー三脚で撮影した写真作例
K&F Conceptの小型トラベラー三脚(JPKF09.076)は軽量で持ち運びに便利な袋が付属しており、旅行の時の手軽な三脚として使用したり、三脚などの荷物を軽くしたい時におすすめの製品です。
K&F Concept三脚へのカメラ装着例1 ©
K&F Concept三脚で撮影した写真撮影例1 ©
K&F Concept三脚へのカメラ装着例2:中央のポールは反対に装着も可能。 ©
K&F Concept三脚で撮影した写真撮影例2。低い位置からの撮影も楽しめる。 ©
実際に使用してみて、良かったと思えるポイントは以下の3つです。
おすすめの購入ポイント
- 軽量でコンパクトながら、高さは200cmまで伸縮できる
- 価格が安くキャリングケースによって携帯性に優れる
- ボール雲台や1脚への変形機能も充実
ただし、気になる点もあります。伸縮させる際の、三脚の足の固定パーツがプラスチック製となっており強度が心配な点です。
K&F Concept三脚の足の高さ固定パーツは樹脂製となっている ©
また、重量が重たく剛性の高い三脚に比べると、安定性は少し控えめの性能です。本製品は耐荷重8kgを謳っていますが、1kg
前後のカメラを搭載する分には問題なさそうで、それ以上の重量を搭載するときには更に剛性の高い三脚が必要となりそうです。
K&F Conceptトラベラー三脚の各部について
K&F Conceptの小型トラベラー三脚(JPKF09.076)の各部について見ていきたいと思います。
カメラ自由雲台が付属(360°水平パノラマとボール雲台)
まずは三脚に付属されるカメラ雲台を見ていきたいと思います。カメラ雲台ではカメラ本体を固定したり、回転&固定したりする操作が可能です。
K&F Concept三脚の付属雲台 ©
それでは各部を見ていきましょう。
三脚用カメラプレート(Arca Swissに対応)
K&F Conceptの小型トラベラー三脚(JPKF09.076)では、カメラプレートが付属しており、上部には水平を確認するための水準器が搭載されています。
K&F Concept三脚のカメラプレート ©
水準器は実際に使用してみると、カメラ本体でも正常に水平を示していました。また、カメラプレートは着脱が可能で、上部のネジによって脱着と固定ができます。
K&F Concept三脚のカメラプレートは脱着が可能 ©
またプレート形状はArca Swissと互換性があります。同型のプレートであれば別のカメラプレートも使用が可能になります。
ArcaSwiss互換のカメラプレート(別売)。三脚に装着できる ©
私の場合は上記の写真のように、別売りのカメラプレートと、PeakDesign(ピークデザイン)のアンカーリンクスを使って三脚へ取り付けを行ってみました。
カメラストラップを自由に取り外し可能になるアイテムです。カメラ本体とカメラストラップの間に装着して使います。詳しくはレビュー記事をご覧ください。
上記のプレートとストラップ紐によって、カメラストラップの脱着も快適になります。
カメラストラップの脱着が簡単にできて便利 ©
カメラストラップの脱着が簡単にできて便利 ©
ボール雲台(自由雲台)
K&F Conceptの小型トラベラー三脚(JPKF09.076)では、ボール雲台が付属しています。こちらは上部側面のノブによって締め付けや角度の自由調整ができるようになっています。最大調整角度は45°
です。
K&F Concept三脚のボール雲台は上部側面のノブによって締め付けが可能 ©
また、カメラの写真撮影において縦構図で撮影したいシーンでは、ボールを溝にそって移動すると、90°
に傾きを変更できます。
K&F Concept三脚のボール雲台は90度の角度変更が可能 ©
360°パノラマ回転機構(水平方向の回転機能)
K&F Conceptの小型トラベラー三脚(JPKF09.076)では、雲台の下部に水平方向へ回転できる360°パノラマ回転機能が搭載されています。
K&F Concept三脚の360°パノラマ回転機構。自由に水平回転が可能 ©
こちらは下部のネジを緩めると、雲台を水平方向へ回転させることができます。
K&F Concept三脚の360°パノラマ回転機構。下部のネジによって回転と締め付けロックが可能 ©
こちらは程よい抵抗感がありますので、水平方向のアングル微調整やビデオ撮影にも便利だと思います。
雲台は別売りの雲台に交換が可能(1/4ネジ・3/8ネジ対応)
K&F Conceptの小型トラベラー三脚(JPKF09.076)では、前述の通りボール雲台が付属していますが、別売りのカメラ用雲台に交換することも可能です。付属のボール雲台を取り外すと次のように皿とネジが現れます。
カメラ雲台を取り付ける皿の部分(3/8インチネジ) ©
ネジはカメラ雲台では一般的な3/8インチネジ
となっていますが、1/4インチネジ
に取り替えることもできます。
ネジは1/4インチに変更することも可能 ©
これによって別の雲台や機材に装着させることもできます。
カメラ以外の機材やその他の雲台も取り付け可能 ©
三脚やポールの高さ調整について
K&F Conceptの小型トラベラー三脚(JPKF09.076)では、センターポール(中央の柱)や三脚の足が伸縮可能となっており、最も低い高さが50cm
。最も高い高さが200cm
まで調整が可能です。
三脚のセンターポールにいて
三脚のセンターポールは2箇所のノブによって高さの調整が可能です。例えば、下部のノブを回すと高さを上下に伸縮可能です。
中央のポールに付属されるノブを回す ©
ノブを回すと高さを調整できる ©
同様にして、上部のノブを回すと雲台付近の長さが調整できるようになります。
カメラ雲台付近のノブを回すと、更に2倍の高さへ調整できる ©
三脚の高さ調整について(3段伸縮機能)
K&F Conceptの小型トラベラー三脚(JPKF09.076)の足の部分では、3つの伸縮箇所と固定部が備わっており、必要に応じて三脚の高さ変更ができます。
K&F Concept三脚の足の高さ調整機構。ロックレバー式となっている ©
K&F Concept三脚の足の高さ調整例。センターポールを1つ伸ばした状態 ©
K&F Concept三脚の足の高さ調整例。1段目を伸ばした状態 ©
K&F Concept三脚の足の高さ調整例。2段目を伸ばした状態 ©
K&F Concept三脚の足の高さ調整例。3段目を伸ばした状態 ©
上記の写真で約160cm
の高さです。更にセンターポールの2つ目を伸ばすと200cm
に達します。
三脚の足の回転について(簡易ローアングル)
K&F Conceptの小型トラベラー三脚(JPKF09.076)では、三脚とポールの結合部分が回転する機構となっています。
K&F Concept三脚の足の回転機構 ©
回転機構によって最も低い50cm
からの撮影が可能です。
K&F Concept三脚の通常の高さ ©
K&F Concept三脚の足の開閉によって、低い位置から写真撮影が可能 ©
K&F Concept三脚の足の開閉によって、低い位置から写真撮影が可能(拡大) ©
三脚の開閉は、3段階で調整可能となっており、三脚足の根本にある溝によって、開いた角度の保持ができます。
足の根本にあるロック用の溝によって、3段階の角度で開閉と保持が可能になる ©
ローアングル撮影(センターポール逆挿しによる低姿勢撮影)
K&F Conceptの小型トラベラー三脚(JPKF09.076)では、三脚中央のポールを逆さに挿入することもできます。
ポールを逆さに挿入することもできる ©
これによって地面すれすれの低い位置から三脚を使って撮影することもできます。
中央のポールを逆さに挿入し、カメラを装着した様子 ©
地面すれすれの低い位置から写真撮影できる。 ©
三脚から一脚(トレッキングポール)への変形機能について
K&F Conceptの小型トラベラー三脚(JPKF09.076)では、一部のパーツを分解してカメラ用の一脚として使用することができます。
分解して一脚として使用することもできる ©
分解の手順は次の通りです。まずは三脚を横に配置します。
まずは三脚を横に配置する ©
続いて、三脚のセンターポール(中央の柱)と、足の1つを分解していきます。
センターポールと三脚の足の1つを分解する ©
最後に、分解した2本のポールを結合します。
分解した2本のポールを結合する ©
また、三脚の足元(石突き)の部分はゴムが被さっていますが、取り外して使用することもできます。登山用のトレッキングポールとしても使用できそうです。
三脚の足元はゴムを取り外して使用することも可能 ©
収納時のキャリングケース(折りたたみ機能)
またセンターポール側へ回転させることによって、46cm
のサイズとなり、付属のキャリングケースへ収納して持ち運びが可能になります。
K&F Concept三脚の足はセンターポール側へ回転できる ©
付属のキャリングケースへ収納する際には、降り立たんでしまう事ができる ©
キャリングケースによる三脚持ち運びの例 ©
サンドバッグ搭載可能なフック
K&F Conceptの小型トラベラー三脚(JPKF09.076)では、サンドバックなどの重りを搭載可能なフックが付属しています。
K&F Concept三脚のポール下部にはサンドバッグを吊るせるフックが付属 ©
K&F Conceptトラベラー三脚の仕様
K&F Conceptの小型トラベラー三脚 DSLR用78インチカメラ三脚(型式:JPKF09.076)の仕様をまとめたいと思います。
仕様 | 内容 |
三脚高さ | 50cmから200cm (4段) |
収納時の高さ | 46cm |
本体重量 | 1.44kg |
耐荷重 | 8kg |
素材 | アルミニウム合金 |
付属の雲台 | 360°パノラマ対応ボール雲台(水準器付属) |
付属品 | キャリングケース・六角レンチ2種類(三脚各部締め付け用)・サンドバック用フック |
一脚への変形機能 | 対応あり |