Sony α7IV(ilce-7m4)を2台購入しましたので、おすすめのSDカード(SDXCカード)について解説していきます。
私は下記のSanDisk SDXCメモリカード 64GB Class10 UHS-IIを使用しています。SONY α7IIIやα7RIIIで使用していたSDカードになりますが、α7IVでも問題なく撮影が行うことができました。
結論としては、ちょっとした撮影ならば下記のSDカードが安くて、十分な性能を有しています。
実際にα7IIIやα7RIIIの記録メディアとして3年ほど、こちらのSDカードで写真や動画撮影をしていますが、データ破損のトラブルに遭遇することなく、特に問題なく使い続ける事ができています。同じようにα7IVでも撮影を行っていますが、今のところ高画質の動画撮影や一部の撮影条件(後述)の除いてデータの記録が出来ました。
α7IVで使っているSDカード ©
ただし、高画質の動画撮影を楽しんでみたいと気持ちもありましたので、後半でも詳しくご紹介していくV90
に対応したSDカードを新たに購入してみました。SDカード・スロット1には下記のSDカードをメインとして使っています。
メモリカード本体:永久保証、カードリーダー:2年保証付き。UHS-IIに対応したSDカードリーダーが付属しており、CLASS10・UHS-II U3・V90に対応している製品としては、価格が比較的安いのが特徴。大容量の256GBも用意されているのも嬉しいポイントです。
本格的に撮影をしたい方は、上記を検討してみては如何でしょうか。
また、SONY α7IVでは、新たにα7sIIIやα1などで搭載されたCF Express Type-Aというメモリーカード・スロットにも対応しています。今だと、以下のCF Express Type-Aが安くて人気ですね!実際にα7RVユーザーなどの口コミを見ると高評価なのが確認できます。
高速なデータ転送速度: このCFexpress Type A カードは、最大読み込み速度800MB/sおよび最大書き込み速度700MB/sを提供します。これにより、高解像度の写真やビデオを迅速に転送し、編集するのに非常に便利です。
初めてSONYのカメラを購入される方にとっては、CF Express Type-Aカードが何のことかさっぱり分からない…という方も多くいらっしゃると思います( 私もそうでした😅 )
当記事では、CF Express Type-Aが必要なのか?についても詳しく解説していきたいと思いますので、Sony α7IV購入時の参考にして頂ければ幸いです。
目次:A7M4におすすめのSDカードについて
α7IVにCF Express Type-Aは必要なの?条件は?
CF Express Type-Aとは、撮影データの高速な読み書きに対応したメモリーカードです。この後で説明していく撮影条件では必要なものになります。ただし、値段が結構高く、SONY純正以外の選択肢がほぼ無いのが難点です。安定した撮影をしたい方は、こちらのカードを揃えておくと間違いないという製品になりますが、もし快適に撮影を楽しみたいという方は検討されてみてください。
コンパクト形状と高速性能を両立した新規格メモリーメディアUHS-Ⅱ SDカードを越える高速書き込み速度。最大読み出し:800MB/s、最大書き込み:700MB/s。圧倒的な強度。曲げ強度150ニュートン(約15kg)。落下強度7.5メートル。防塵防水IP57に対応。専用カードリーダーとセットとなったパッケージも用意されている。
SONY α7IVでは、SDカードでは撮影することが出来ず、CF Express Type-Aのみで対応している撮影条件があります。具体的には次の条件でCF Express Type-Aが必要になります。
CFExpressが必要な撮影ケース
非圧縮または圧縮RAW+JPEG撮影の設定で連写撮影
CFexpress Type Aメモリーカードが必要となります。
4K動画かつ、bitレート最大600Mbpsを選択した動画撮影
→ 高いビットレート記録設定である「All-I(高画質All Intra記録・XAVC S-I記録時)」にて、記録bitレートを600Mbps
に設定して動画撮影を行うケースです。
CFexpress Type Aメモリーカード(VPG200以上)または、SDXCメモリーカード(V90以上)が必要となります。
S&Qモード選択時に、120p(24p記録)の動画撮影
→ 5倍スローに相当する120p(24p記録設定時)を選択して動画撮影する用途。記録画質を50Mbpsで選択した際には、SDXCメモリーカード V60以上か、CFexpress Type Aメモリーカードが必要となります。
プロキシー記録を必要とする動画撮影
→ プロキシー記録とは、4K動画撮影(XAVC S-I)などの動画を記録する際に、低ビットレートの動画(プロキシーと呼ばれる軽量動画データ)をHD解像度で同時記録できる機能です。CFexpress Type Aメモリーカードが必要となります。
上記の条件を見ていくと、一部の撮影では、CF Expressを選ばなくても、高速な読み書きに対応した次のSDカード(V60
やV90
に対応したSDXCカード)で対応できる事が分かります。
私の撮影用途では
- 動画撮影は高画質で記録したい(All-Iを使ってみたい)
- JPEGを含んだRAWデータの連写は行わない
- プロキシ記録は使わない
という感じでしたので、SDカードでも十分撮影できることが分かりました。…ということで、次のSDカードを追加で購入してみることにしました!容量は256GBも用意されているので、FHDで10時間を超える動画撮影もできそうです。(ちょうど秋頃に舞台の長回し撮影があるので役に立ちそうです。)
メモリカード本体:永久保証、カードリーダー:2年保証付き。UHS-IIに対応したSDカードリーダーが付属しており、CLASS10・UHS-II U3・V90に対応している製品としては、価格が比較的安いのが特徴。大容量の256GBも用意されているのも嬉しいポイントです。
今回は新たに256GBと128GBを入手しました。
α7IVで使っているSDカード ©
良いところはSDカードリーダーもセットになっている点です。UHS-IIに対応した専用リーダーで読み取り速度も高速となっているので、PCにデータを取り込みたい時に便利です。
UHS-IIに対応したUSBカードリーダーも付属してくる ©
写真撮影のみでしたら、64GBくらいでも十分な容量なのですが、丸1日使って動画撮影することが稀にありますので、上記のような組み合わせにしてみました。
SDカードというとSandisk(同じくV90対応製品があります)が有名なのですが、Amazonの口コミを見てくとキングストンのSDカードも評価が高く、私が参加してるコミュニティの方でも上記のSDカードをオススメされていたので、購入してみました。
なんと、上記の製品にはUHS-IIに対応したSDカードリーダーも付属しています。既に、今まで使っていたSDカードリーダーやV90に対応したSDカードをお使いの場合は、導入コストを抑えることができそうですね。
ただし、RAW+JPEGの連写や、プロキシー記録などの同時記録を行いたい場合にはCFexpress Type Aが必須になります。特に連写撮影では、カメラ内部のカメラのバッファーをいち早く開放して、安定した撮影が期待できるようです。
※CF Expressカードは、ニコンや他のカメラメーカーで採用されているCF Express Type-Bという規格の製品も存在しますが、残念ながらSONYのカメラでは使用する事ができません。
α7IVのSDカードはUHS-IIに対応した製品が手頃でおすすめ
それではSDカードについても、もう少し詳しく見ていきましょう。ソニーα7IVで対応しているSDカードは、一般的なカメラで使われるSDカードとは異なるUHS-IIという、比較的新しい規格のSDカードが使用できます。
もちろん、一般的なSDカードも使用できますが、連写撮影や高画質の4K動画などでは、前述で説明したCF Express Type-AカードやV90
対応のSDカードよりも、更に制限が発生します。基本的には、前述で紹介したようなSDカードを用意しておくのが無難な選択だと思います。
SDカードにまつわる、それぞれの詳しい用語については下記です。
Class 10
SDスピードクラスと呼ばれています。カードの読み書き速度で最低限保証されている速度を示す規格です。
UHS-II
UHSという規格に対応した機器を使ったときのデータ転送速度を示す規格です。
U3
UHSのSDカードで最低限保証されるデータ転送速度を示す規格です。
SDカード購入時の参考にしてください。
UHS-IIってなに?
UHS-IIと従来のSDカード(UHS-I)の違いは、SDカード裏側の接点の数が増えています。性能としても、データの高速読み出し・書き込みに対応しているのが特徴です。
SDカード UHS-II(左)とUHS-I(右)の比較。表面に違いは無さそうだが… ©
SDカードの表面の外観に違いは無さそうですが、カード裏面の端子数を見ると明らかに様子が違います。
SDカード UHS-II(左)とUHS-I(右)の比較。裏面の端子数が違う ©
SDカードスロットは2つともUHS-IIに対応
Sony α7IVのSDカードスロット(SDカード挿入口)は2つ用意されているのですがスロット1とスロット2の両方ともにUHS-IIへ対応しています。
また、2つのSDカードスロットは、UHS-Iなどの従来のSDカードにも対応していますので、これまでの古い規格のSDカードも使用することもできます。
SDカードは2枚挿入でき、両方のスロットともにUHS-IIへ対応している ©
Sony α7IVを購入時したら揃えておきたい物は?
カメラを購入したら、まず初めに揃えておきたいのが液晶保護フィルムです。私の場合は発売前から登場していた以下の製品を購入したのですが、サイズもぴったりで問題なく使用することができています。
対応機種:SONY α7 IV。表面硬度9H、傷が付きにくく、厚さはわずか0.33mm。飛散防止加工によって,万が一割れても安心。貼りやすい自己吸着性を持ち、誰でも綺麗に貼り付けできます。専用のORMYクリーナーセット付き、液晶画面の清掃は従来より簡単になります。
α7IVの写真・動画撮影で揃えておきたいアクセサリー
その他にSONY α7IVを使った撮影で揃えておくと役に立つアクセサリーが沢山あります。
詳しくは、次の記事が参考になりますのでご覧ください。
上記でオススメしている物の1つとして、強くおすすめしたいのが、専用バッテリーチャージャーです。SONY α7IVには付属品としてACアダプターとUSB Type-Cケーブルが付属してくるのですが、充電中はカメラをケーブルから取り外せません。当たり前と言えばそうなのですが、これが意外とストレスになります。
そんな時に下記のような専用充電器や予備バッテリー(NP-FZ100)が1つあると、充電中に別のバッテリーを取り替えてカメラ撮影が行なえます。
SonyバッテリーのNP-FZ100を1本充電する事ができるSony純正の充電器です。
バッテリーチャージャー(SONY純正) ©
充電器はSONY純正品以外にも次のような物があります。
私の場合は、α7RIII購入時に付属していた純正バッテリー充電器を愛用しています。初代のα7やα7IIのバッテリー(NP-FW50)の時とは代わり、α7IVのバッテリー容量は非常に大きく長持ちするのですが、いざ撮影したい!という時にバッテリーが少なかったという心配も軽減されるので、是非揃えてみてはいかがでしょうか😄
α7IVで使える旅行や風景写真・人物撮影に便利なEマウントレンズは?
SONY α7IVに対応しているおすすめのレンズについては、以下の記事が参考になります。初めてソニーのカメラ使う方や、レンズをこれから揃えたい!と考えている方はご覧ください。