テレワークやリモートワークに向けて揃えておくと便利なマイク、Webカメラ、照明のおすすめ製品について解説します。LINEやSkype、ZoomなどのWebツールを使って、遠隔で人と会議したり商談・プレゼン・打ち合わせ等を行う上で、何を用意したら良いか分からない時の参考にしてください。
テレワークやリモートワークを行う際に揃えた方が良いモノは、優先順位で挙げると次の順番となります。
- 照明
- マイクとイヤホン
- Webカメラ
- 背景紙(背景を隠す工夫)
まず初めに、手軽に始められる製品として、次のようなマイク・カメラ一体型のWebカメラが安くておすすめです。
その他にも用途に適した製品がありますので、順番に解説を行っていきたいと思います。
目次:テレワークに必要なマイクやWebカメラや照明のおすすめ製品
テレワークでおすすめの照明(LEDライト)
まず初めに、テレワークやリモートワークで揃えた方が良い機材として、照明があります。照明があるのと無いのとでは、相手が受ける表情の印象が大きく差が出てきます。もしカメラの他に、余裕がありましたら準備しておきましょう。
照明機材は次のような製品がオススメです。
その他に、照明機材として次のような製品があります。目的に応じて便利な物がありますので、参考にしてください。
テレワークでおすすめのマイクとイヤホン
続いて、揃えた方が良い機器はマイクとイヤホンです。ノートPCやデスクトップパソコンでは、本体内にマイクが内蔵されている製品も多いです。内蔵のマイクを活用するのも、1つの方法としては良いかと思います。
自分の声が反響して山びこになる問題を解決するには
ただし、パソコンに内蔵されたマイクや内蔵スピーカーを使用していて起こる問題があります。それはハウリングです。
PCのスピーカーの音をマイクが拾ってしまい、やまびこのような反響した音声(エコー)になってしまうのが原因です。こういった問題を解決するにはイヤホンを使用してマイクに音声を入れないように工夫する事が必要になります。
イヤホンは以下のようなお手頃な物でも十分です。
非常に安価なマイク付きイヤホンです。従来のイヤホン端子があれば挿すだけで音楽を聞いたり、マイクとして使用できます。
その他に、Bluetoothイヤホンなどの無線タイプのイヤホンがありますが、長時間のテレワークやチャットを行う場合にはバッテリー切れが心配になる方も多いかと思います。個人的には、上記で挙げたような有線タイプのイヤホンがおすすめです。
ピンマイクがあると聞き手に聞こえやすい
また、テレワークやリモートワークで、相手にしっかりと声を届けたい時には、ピンマイクがあると便利です。最近ではPCに備わっているUSB端子に繋いで使用できるマイクもあります。
上下角度が自由に調整できるUSBマイクです。ライブ配信、チャットやゲームの通話などにとても便利なミュート機能とボリューム調節機能が付いています。
その他にも、すでに家の中にあるマイクを有効活用することもできます。
MacBookにUSBサウンドカードとピンマイクを取り付けた様子 ©
以下の製品は3.5mmピンジャック
という形状のマイクをPCに装着して使用できるUSB機器です。
3.5mmプラグのヘッドホン、スピーカー等の音声出力やマイク入力をUSB経由に変換できるUSBオーディオ変換アダプタです。Mac OS/Windows/Linux等のシステム搭載したデバイスに対応。現在Macで主流のUSB type-Cに対応したサウンドカードもあります。
例えば、こちらのようなピンマイクを挿して音声を使ったテレワークやリモートワークができます。
PCのマイク端子に接続して音声を録音できる、お手軽なピンマイクです。まずは安い価格で録音したい方におすすめです。
マイクは奥が深く、様々な製品がありますが、さらに音質をこだわりたい方は、以下の記事が参考になります。
テレワーク・リモートワークでおすすめのカメラ
3つ目に揃えた方が良い機材としてカメラがあります。こちらもマイクと同様に、内蔵されたカメラを備えたPCであれば、そのカメラを活用することができます。
個別でカメラを用意したい場合には長時間の使用に対応しているWebカメラがおすすめです。こちらのカメラはマイクも内蔵されています。
コンサルや講師等のテレワークで高画質な映像を配信するには
また、内蔵されたPCのWebカメラでは画質に不満なケースもあるかと思います。例えば、講師のお仕事やコンサルタントのテレワークをされている方で、画質を拘りたいといったニーズをお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
画質の問題を解決するには、市販のビデオカメラや一眼カメラをHDMIケーブルで繋いで、Webカメラにするという方法があります。カメラをWebカメラとして活用するには、次のようなキャプチャーボードが必要です。
コストパフォーマンスの良いゲームキャプチャーです。電源不要でMac、Windows、LinuxのPCにUSB接続してHDMIの映像入力をキャプチャーできます。Nintendo Switch,Wii,PS4,Xbox One,カメラ,携帯電話(HUAWEI,Apple iPhone),ZOSIセキュリティカメラなどのすべての1080P 720P hdmiデバイスと互換性があり、Facebook,Twitch, YouTube, などにライブ配信するのにも便利です。
キャプチャーボードは、既に手元にあるカメラを有効活用するのに便利な機材です。その他にも、複数のカメラを繋いで、自由に切り替えられる製品があります。
最大4つの映像を本体のボタンで切り替えて、PCでモニタリングやWebカメラとして認識(キャプチャー)させることができます。映像入力:HDMI 4系統、アナログオーディオ入力:2系統。出力:HDMI 1系統(1080pまで)、USB Type-C(Webcam出力対応)。上位機種として4つの入力を同時モニタリング・USBフラッシュディスクへの記録ができるATEM mini Proがあります。
ATEM Miniの外観 ©
私も実際に使用していますが、詳しい使い方は以下の記事が参考になります。
部屋の背景を隠そう!背景紙と突っ張り棒を使った工夫
部屋の中が汚くて、テレワークやリモートワークの時だけ隠したいといったケースがあるかと思います。そんな時に便利なのが、背景紙と突っ張り棒を活用した簡易的な背景の作成です。
天井と地面に引っ掛けて、洗濯物や写真撮影用の背景紙、プロジェクター用のスクリーンを引っ掛けられるアイテムです。
突っ張り棒は洗濯物を干すのに重宝されるアイテムですが、テレワークやリモートワークで乱雑な背景を隠すのにも活用できます。私の場合はこちらの白い背景紙を使っています。
サイズ120cm x200cmで、良い質なPVC素材を採用して、PVCはシワや汚れなどを防ぎ、濡れたタオルを軽く拭きと、汚れやほこりなどをスッキリと綺麗に戻ります。防水性:耐久や洗うことができます。
他にも色々な柄がプリントされた背景紙が充実しています。
アパートやマンション内で、釘を打てない部屋の壁や、設置スペースの確保が難しい場所でも、2本の突っ張り棒を固定して背景紙を設置できます。
テレワーク時の背景としてだけでなく、写真撮影用にも活用できる ©
見た目はちょっと不格好ですが、比較的安い価格で背景を用意できますので、私の場合は、大きな商品撮影にも背景紙を活用しています。
モバイルモニターを活用したPC作業のサブモニター化
PCの画面が小さい場合や、手軽にセカンドモニターとして画面の数を拡張したい時には以下のモバイルモニターが便利です。在宅勤務などで、急に大きなモニターが必要になった時に検討してみてください。
FHD(1920x1080px)のモバイルディスプレイです。178°の広視野角を持つIPS液晶で、入力端子はHDMI-mini(Type-C)やUSB Type-Cに対応しています。価格が安く抑えられており、携帯時に便利な液晶カバーや各種ケーブルが付属。重量は約913g・薄さ8mmというコンパクトさに仕上がっています。その他に高精細な4K映像(4K UHD 3840×2160ピクセル)に対応した液晶画面も登場しています。
ちょっとした休憩にNintendo Switchなどのゲームを楽しむこともできます。
モバイルモニター(上)とmacbook(下)の表示比較 ©
詳しい使用感想は以下の記事が参考になります。