パソコンから10m以上も離れた距離にある液晶ディスプレイや、DVDプレイヤーやテレビ、プロジェクター等に、HDMIやDisplayPortケーブルを繋いで画面表示させたいと思いました。ところが、映像が乱れて上手く映らなかったり、ケーブルが高くて太いなどの問題にぶつかり、何か良い方法がないのか調べてみました。

この記事の作成時点では、10mを超える長いHDMIケーブルを使った配線は非常に高価になり難しいのですが、Displayportであれば光ケーブルに変換し、長い配線距離であっても画面や映像を表示させる事が出来るようになってきました。

4Kをはじめとした、高画質な映像を10m以上の長いケーブルで繋ぎたい時には、上記のような光変換ケーブルを活用すると良さそうです。私も最近、こちらのケーブルを使っており、4Kディスプレイに繋いでいます。驚くことに、商品説明によれば8Kまでサポートしているようです。

また、4Kの4分の1の解像度にあたる、フルハイビジョン画質(1080p)を扱いたいのであればHDMIケーブルをLANに変換するものを活用すれば、30mから40mなどの長距離でも、PC画面や映像を有線ケーブルで配線して画面表示させる事ができます。HDMI→LAN変換器は、価格が安いのでオススメです。

私の場合は、小型液晶やセカンドディスプレイ用に上記の変換器を使っています。

10m以上離れた場所にあるデスクトップPCの画面を表示させてみた。
10m以上離れた場所にあるデスクトップPCの画面を表示させてみた。 ©

Youtube用の動画を撮影する際に、PCから録画開始操作を行うために使っています。
Youtube用の動画を撮影する際に、PCから録画開始操作を行うために使っています。 ©

まずは、遠く離れた画面ディスプレイにPCや映像を表示させる方法の一例をご紹介しました。

その他に今回は、離れたPCから複数のディスプレイを配置するため、実際に試して上手く行った方法をご紹介していきたいと思います。具体的には、記事の中で次の内容を詳しくご紹介していきます。

実際に試して成功した方法
  • HDMIをLANケーブルに変換して長距離をケーブル配線する
  • ワイヤレスで映像を無線伝送させる

最も安く実現する方法は、前述で例を挙げたLANケーブル変換器を使った接続です。

HDMIケーブルをLANケーブルに変換できる
HDMIケーブルをLANケーブルに変換できる ©

10m、20m、30mなど遠くの画面へ映像を送り、4Kやフルハイビジョンで表示させる方法を解説します。同じように悩んでる方の参考になりましたら幸いです。

目次:離れた位置のディスプレイに画面表示させる方法

表示させる画面サイズによって難易度が変わる

画面表示させようとお考えの画面サイズはいくつでしょうか!?実は、画面サイズが大きければ大きいほど、遠くにあるディスプレイに表示させる難易度は上がっていきます。まずは、画面サイズの代表的な例を2つ挙げたいと思います。

  • 4K

    液晶等のドットが縦横3840x2160ピクセル、またはその前後を有する画面表示サイズです。UHDとも呼ばれます。4Kは非常に高精細なディスプレイです。

  • フルハイビジョン(FHD)

    液晶等のドットが縦横1920x1080ピクセル、またはその前後となる画面表示サイズです。FHDとも呼ばれます。FHDは現在最も一般的なディスプレイの表示サイズだと思います。

  • ハイビジョン(HD)

    更に小さな画面サイズの1280x720ピクセル、またその前後となる画面表示サイズです。HDとも呼ばれています。

現在ではフルハイビジョンを表示させるのか、4Kを表示させるのかで難易度が大きく変わるようです。次の項目では、それぞれの表示サイズごとに解決方法を挙げていきます。

離れたディスプレイでフルハイビジョンを画面表示させるには

フルハイビジョン、もしくはそれ以下の画面サイズを持つディスプレイに表示させる方法は沢山あります。その方法を順番に見ていきましょう。

安いLANケーブルがHDMIケーブルの代わりになる

HDMIケーブルは、長い距離になるほど、ノイズや映像の乱れを防ぐため太くて高価になる傾向です。そこでオススメしたいのが、冒頭でもご紹介したHDMIエクステンダーと呼ばれる変換器です。

HDMIケーブルをLANケーブルに変換できる機器
HDMIケーブルをLANケーブルに変換できる機器 ©

変換器の全体像。入力はHDMIと電源ケーブル端子。出力はLAN(RJ45)
変換器の全体像。入力はHDMIと電源ケーブル端子。出力はLAN(RJ45) ©

こちらは、HDMIケーブルをインターネットに繋げるために使われるLANケーブルへ変換できる製品です。私の場合は、電源も備えている上記の変換器を使用しています。最初は電源不要の製品を選んでみたのですが、ノイズが入ったり、正常に表示させる事ができませんでした。

初めに購入した変換器。残念ながら手元の環境では望む動作をしなかった
初めに購入した変換器。残念ながら手元の環境では望む動作をしなかった ©

また、変換器で使用できるLANケーブルは、以下のカテゴリーに対応しています。

  • LANケーブル CAT6
  • LANケーブル CAT6e (CAT6よりノイズに強いタイプ)

LANケーブルはHDMIに比べて価格が安くて細いのがメリットです。ケーブルの長さは1mから30mなど、ある程度自由に選択できます。かなり遠くのディスプレイに対して配線が可能になります。

私の場合は15mの細いケーブルで配線を行いたかったので、下記のCAT6ケーブルにしました。

購入したLANケーブル
購入したLANケーブル ©

もし、ノイズに強く安定性を重視したい!という事でしたら、LANケーブルが太くなりますが、CAT6e対応のLANケーブルがオススメです。

DisplayPort端子はHDMIに変換しておく

映像出力の端子がDisplayPortとなっている機器も多いかと思います。その場合はDisplayPort端子をHDMI端子に変換できる製品がありますので、そちらを使います。

私の場合もDisplayPortの映像出力端子を、一旦HDMI端子に変換して、前述のようなHDMI→LAN変換器に接続しています。

購入したDisplayport HDMI変換ケーブル
購入したDisplayport HDMI変換ケーブル ©

ワイヤレス(無線)で離れたディスプレイを表示させる

LANケーブルを使うと、40mくらいまでは問題なくフルハイビジョンの映像を表示させることができます。ただし、それ以上離れた距離の液晶ディスプレイを表示させるためには、ケーブルや機器が高価になってしまう傾向です。

そこでオススメしたいのがワイヤレストランスミッターです。

ワイヤレスでHDMIモニターやスマートフォンに同時表示できる
ワイヤレスでHDMIモニターやスマートフォンに同時表示できる ©

こちらのトランスミッターではHDMIの映像入力を最大で120m離れた場所へ表示できます。詳しい解説は以下の記事で説明していますので、ご覧になってください。

遠く離れたスマートフォンやiPadにHDMIの画面を表示させる

前述でご紹介したワイヤレスタイプのビデオトランスミッターには、iPhoneやiPadなどのタブレットへ無線を使って画面の表示ができる製品が存在します。詳しくは以下の動画解説をご覧ください。

こちらは伝送機器としては価格が安く、100m離れた位置から画面表示できる製品です。ケーブルが不要となるので、設置上の制約が少ないのも大きなメリットです。

離れたディスプレイで4Kを表示させるには

10m以上離れた距離にある4KディスプレイをHDMIケーブルやDisplayPortで接続して表示させるのは、現状では難しいようです。私の場合は、以下の10mケーブルとコネクタを使って、なんとか10m以内で配線できるように、ディスプレイとPCのレイアウトを工夫しました。

またセカンドディスプレイではDisplayPortケーブルが必要でしたので、下記のケーブルを使ってみました。