SONYとCanonのミラーレスカメラに対応したワイヤレスリモコン「SmallRig SR-RG1 3326」を購入したので使用感想をレビューしていきます。

カメラのBluetoothと接続させる事によって最大で10mまで遠隔撮影が出来ます。更にはリモコン本体はUSB充電にも対応しています。またリモコンとグリップが切り離し可能なので、カメラをグリップに固定して、離れた位置から撮影が可能なのが非常に便利です。

例えば、SONYのミラーレスカメラとBluetoothのペアリングを行うには、リモコン本体の録画ボタンとC1ボタンを同時に長押しすれば接続が完了します(詳しくは後述)。

リモコンの底部は1/4インチのカメラネジを備えています。製品名で「SmallRig SR-RG1多機能ワイヤレスシューティンググリップ 3326」と称されている通り、カメラの底部に装着してグリップとしても使うこともできます。

SONYワイヤレスリモコン「SR-RG1」
SONYワイヤレスリモコン「SR-RG1」 ©

リモコン本体の寸法サイズは174.8x46x39.4mm。重量は210gです。

ワイヤレスリモコンをα7IVに装着した様子
ワイヤレスリモコンをα7IVに装着した様子 ©

私の場合は、SONYのミラーレスカメラで使用しているのですが、この製品の良いところは、リモコン本体がバッテリー内蔵で充電可能なところです。また、リモコンのみ取り外して使うことができるのが最大のメリットです。

伸ばすこともできる
伸ばすこともできる ©

搭載できるカメラの耐荷重は通常で1.5kgまで。上記のように自撮り棒のような使い方で0.5kgまで搭載可能になります。

リモコンは取り外して使用できる
リモコンは取り外して使用できる ©

リモコンの背面は磁石になっており、脱着を手軽に行うことができます。三脚へカメラを固定した状態で風景写真を撮影したり、動画撮影ではビデオ雲台のパン棒へ装着して使っています。これはSONY純正のリモコンには出来ない事なので、かなり便利です!!

詳細は後半でご紹介していきます。その他に、Youtubeで撮影風景を記録する際に、離れた位置から動画撮影ができるので非常に役立っています。

カメラ購入時に揃えておくと役立つカメラアクセサリーの1つとして入手しましたが、SONY純正のリモコンでは出来ない、SR-RG1ならではの機能もありますので、記事後半で詳しく見ていきたいと思います。

目次:SmallRigワイヤレスリモコン「SR-RG1」のレビュー

SONYとCanon用のワイヤレスリモコンとしておすすめ

SmallRig SR-RG1 3326は、SONYの一眼ミラーレスカメラα7IV・α9II・α1だけでなく、キャノンのカメラにも互換性があるリモコンです。Bluetooh接続となりますので、対応しているカメラであれば、離れた場所から撮影を開始できます。

ワイヤレスリモコン「SR-RG1」の外観
ワイヤレスリモコン「SR-RG1」の外観 ©

ペアリングが完了したら、赤外線方式のリモコンや、有線ケーブルタイプ(SONYではUSBマルチケーブル)で接続する方式のリモコンと同じ操作感で遠隔コントロールが可能です。

赤外線方式のリモコンと大きく異なるメリットは、リモコンとカメラの位置関係を意識しなくても良いことです。

Bluetooth方式のお陰で、カメラの裏側や側面から撮影開始ボタンを押してもコントロールできます。赤外線方式では、カメラ側の受光窓にリモコンの赤外線が当たるように、リモコンの向きを意識する必要がありましたが、SmallRig SR-RG1 3326ではその必要がありません。これは実際に使ってみると凄くストレスフリーで良かったです。

SmallRig SR-RG1(3326)のボタン操作方法

それではリモコンの具体的な使い方を見ていきましょう。

リモコンの各ボタンについて
リモコンの各ボタンについて ©
リモコンは分離できる
リモコンは分離できる ©

ボタンを見ても、操作できる内容が何となく伝わりそうですが、次のような機能が遠隔で操作できます。

ワイヤレスリモコンで操作できること
  1. インジケーター(緑色のLED)

    2つのLEDが点灯します。Bluetoothの接続状態とバッテリー残量がLEDの点灯状態から分かるようになっています。

    LEDの点灯例
    LEDの点灯例 ©

    残念ながら純正のグリップリモコン GP-VPT2BTのように、ピントの合焦が完了するとLEDが点灯して、リモコン側でオートフォーカスの合焦状態が分かるような機能は搭載されていません。ここは純正と比べたデメリットです。

  2. ズームボタン(T・W)

    電動ズームレンズでズームを開始したり、ワイドに切り替えられます。

  3. 写真撮影タボン(Photoボタン)

    半押しでAFオンとなります。動画でもAFは機能します。

    ボタンの形状がフラットなため、誤って押してしまうリスクも少なそうです。

  4. 動画撮影ボタン(Movie)

    ボタンを押すと動画撮影が開始されます。

  5. LOCKレバー

    このレバーが有効になっていると、ボタンの操作ができません。主に誤動作防止機能として利用できます。

  6. C1ボタン

    カメラ本体で設定しているC1(カスタムボタン1)の設定を呼び出すことができます。呼び出せる設定内容はカメラに登録している機能によって動作内容が異なります。

ボタンの機能はSONY純正のグリップリモコン純正のグリップリモコン GP-VPT2BTとそっくりで、LEDの機能性を除けば出来る事は同じです。通常のリモコンとしての用途だけでなくVlogやYoutubeの撮影に便利なシューティンググリップとして実用的です。

SmallRig SR-RG1 3326の良いところは、リモコンに備わっているUSB端子から繰り返し充電を行える点や、分離できることです。また、ボタンは高さがなくフラットなデザインとなっているため、誤ってボタンを押してしまう心配が少ないのが良いところです。またリモコンの底部に1/4インチネジが備わっているのも地味に便利です。

リモコンがグリップ&ミニ三脚になる

外観を詳しくみていきましょう。リモコンのグリップ部分は三脚になりますので、自立させることもできます。

リモコンの反対側は三脚となり足が開くような構造になっている
リモコンの反対側は三脚となり足が開くような構造になっている ©
リモコンの反対側は三脚となり足が開くような構造になっている
リモコンの反対側は三脚となり足が開くような構造になっている ©
リモコンの反対側は三脚となり足が開くような構造になっている
リモコンの反対側は三脚となり足が開くような構造になっている ©

また、グリップ底面にはカメラネジを備えています。複数の機材やアクセサリーを取り付けるのに便利です。

グリップ底面にはカメラネジを備えている
グリップ底面にはカメラネジを備えている ©

ちなみに、側面には充電用のUSB端子を備えていますので、繰り返し充電を行ってリモコンの使用ができます。

側面には充電用のUSB端子を備えている
側面には充電用のUSB端子を備えている ©

実際にカメラの底面に装着してみると、次のような外観になります。

カメラに装着してみた
カメラに装着してみた ©

例えばSONY FX3や、カメラにケージを装着した状態であれば、カメラ底面だけでなく、好きな向きにリモコンを装着することもできます。

上にも装着してみた
上にも装着してみた ©

この後でもご紹介していきますが、リモコンとカメラの装着付近は、好きな角度に折り曲げることができます。

上にも装着してみた
上にも装着してみた ©

ただ、リモコンの強度があまり高くないので、上記のように吊るし上げてグリップを握るような用途には不向きなようです。あくまで、ちょっとした補助グリップとして活用する分には問題なさそうです。

リモコンの回転部分について

SmallRig SR-RG1 3326では、先端に1/4インチオスネジを備えています。また、底面となる三脚部にメスネジを備えていますので、三脚や一脚をねじ込むことも可能です。

カメラと接続することになる付け根には、2つの回転軸が用意されています。1つは水平軸(パン)で、もう1つは垂直方向(チルト)の回転軸です。例えば、リモコン本体の側面にある丸いボタンを押しながら、角度を決めます。そしてボタンを離すと指定した角度で固定されます。

チルト方向の回転は側面の丸いボタンを押しながら調整していく
チルト方向の回転は側面の丸いボタンを押しながら調整していく ©

チルト方向には約180°回転させることができます。

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水平方向にも360°回転できます。こちらはネジ付近のボタンを押すと、回転と固定が出来るようになります。

同様に水平方向にも回転→固定ができる
同様に水平方向にも回転→固定ができる ©
before-imageafter-image

よく勘違いされる内容として、上記の回転機構は電動ではありません。

電動でカメラアングルを自由に動かしたり、一定速度でカメラパンできるような機能ではなく、あくまでカメラのアングルを自由に調整して固定する機構となっていますので、注意が必要です。カメラアングルを電動で操作したい時にはジンバルを購入しましょう。

SmallRig 3326のBluetoothペアリング方法

SmallRig SR-RG1 3326のワイヤレスリモコン機能を使用するには、カメラ側でBluetoothリモコンとして予め登録しておく必要があります。Bluetoothに対応しているのはSONYだけでなく、キャノンのミラーレスにも対応しているのですが、詳しいペアリング手順は製品ページに記載されていますので、そちらが参考になります。

SmallRig
SmallRig 3326 製品ページ

カメラ側でペアリング接続と登録の設定を行っていきます。初めに、ネットワーク>Bluetooth>Bluetooth機能を「入」に設定しておきます。

Bluetoothのペアリングと設定方法
Bluetoothのペアリングと設定方法 ©
Bluetoothのペアリングと設定方法
Bluetoothのペアリングと設定方法 ©

続いてペアリングという項目を選択します。

Bluetoothのペアリングと設定方法
Bluetoothのペアリングと設定方法 ©

今度はリモコン本体側でBluetoothのペアリングを開始させておきます。ペアリングを開始させるには、リモコンの録画ボタンとC1ボタンを同時に長押しします。

リモコンの録画ボタンとC1ボタンを同時に長押しする
リモコンの録画ボタンとC1ボタンを同時に長押しする ©

この手順でカメラ側がリモコンを認識しますので、登録を行っておきます。続いて、設定メニューでネットワーク>転送/リモート>Bluetoothリモコンを選択しておきます。

Bluetoothのペアリングと設定方法
Bluetoothのペアリングと設定方法 ©
Bluetoothのペアリングと設定方法
Bluetoothのペアリングと設定方法 ©

以上の流れで、SmallRig SR-RG1 3326から撮影を開始することが可能になります。

SmallRig SR-RG1 3326の欠点と対策方法

かなり便利なリモコンですが、1つ気になる問題点があります。それが、磁力が弱くて、リモコンが落ちやすいという点です。

リモコン部分は手で握る箇所と重なるので、握っている間はそこまで大きな心配はありません。ただ、リモコン部分を下にして携帯していると、振動などで勝手に落ちてしまう恐れがあります。

私の場合は以下のようなスチールプレートを貼って、磁石の吸着力を上げてみることにしました。

こちらを貼ってみたところ、リモコンの脱落率が僅かに改善しました。また、この後の話にも繋がりますが、スチールプレートを活用すると、自作のリモコン用マウントを作るのにも役立ちます。

パン棒にリモコンを装着できるマウントを自作した

リモコンの裏面が磁石になっているので、先程のスチールプレートを使って、リモコンを固定する台座のような物を自作すれば、動画撮影が捗るんじゃないか…と思い始めました!

とうことで、ビデオ三脚に備わっているパン棒にリモコンをマウントできるものを早速作ってみました。完成後の様子がこちら!

パン棒にリモコンを装着できる型を自作してみた
パン棒にリモコンを装着できる型を自作してみた ©
接触する箇所はスチールプレートを貼っています
接触する箇所はスチールプレートを貼っています ©
パン棒とカメラの様子
パン棒とカメラの様子 ©
パン棒とカメラの様子
パン棒とカメラの様子 ©

作成するにあたり、まずは動画撮影用のパン棒に樹脂粘土を使って型を取り、リモコンが装着できるような形にしています。

まずはパン棒とリモコンの型を取る
まずはパン棒とリモコンの型を取る ©
更に内側に、結束バンドを巻きつけるための型を取る
更に内側に、結束バンドを巻きつけるための型を取る ©

そこから更に、コード結束用のバンドを巻きつけるスペースも予め用意しておきます。

裏面はパン棒の形になっています
裏面はパン棒の形になっています ©

樹脂粘土の材質にもよりますが、4時間ほどで表面から徐々に固まっていきました。小学生レベルの工作ですが、いい感じに形が出来上がりました!

徐々に固まってゆく
徐々に固まってゆく ©

せっかくなので、最後はつや消しの黒色スプレーを吹き付けたら完成です。動画撮影の際に、手元のパン棒で動画撮影を開始したり、カスタムボタンC1に登録した機能を呼び出して、撮影できますので非常に快適です😁

最終的には運動会で望遠レンズを装着して動画撮影するのに活用しました。カメラ機材全体の様子がこちら。

こういった感じで、SmallRig SR-RG1 3326にしか出来ない事も発見できて良かったです。撮影シーンによっては、SONY純正グリップリモコン「GP-VPT2BT」も便利ですが、状況に合わせて使い分けしていこうと思います!Canonのミラーレスにも対応しているようですので、カメラを遠くからコントロールしたい時には是非活用してみてください ☺️