ひまわりを見に行ってきました。

magic wand | A7R2 + AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G
 magic wand | A7R2 + AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G ©

ヒマワリは数輪しか咲いておらず時期が早かったようです。残念に思う大人に対して、子供達は身近な植物で楽しんでいました。こういう感覚は大人にとっては忘れがちだったので、ハッさせられた1日でした。

写真の中で、手に持っているものは、魔法の杖という設定らしいです(笑)杖はねこじゃらし。

ぽつり | A7R2 + AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G
 ぽつり | A7R2 + AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G ©

ひまわりは、ぽつりと咲いています。せっかくなので一枚パシャリ(^.^)

behind ... | A7R2 + AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G
 behind ... | A7R2 + AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G ©

背中を見ていると、白線に沿って歩く子供らしい様子と、どこか大人びた雰囲気を感じる不思議な感覚を覚えました。

充実する中望遠レンズとボケ味合戦

ここからはレンズに関する備忘録です(笑)そういえば明日はNikon AF-S 105mm F1.4E EDの発売日。どれほどのボケ味か非常に楽しみです(^^)

今回使った85mmf1.8Gもなかなか素直なボケで、逆に味わいが薄いと感じるほど癖がないレンズなのですが、105mmはどんな雰囲気を醸し出すのか、とても興味深々です。

…翌日、map cameraで早速レビューがされていました。速い!

map camera news
本日発売!Nikon NIKKOR AF-S 105mm F1.4E ED

正直なところ、ボケが大きすぎて雰囲気はいまいちよく分からなかったです(^^;)続編のポートレート・レビューが気になりますね。…と、それよりもLAOWA 105mm F2が凄く気になりました。

Osu street | α7R2 + Laowa 105mm F2 Bokeh Dreamer
Osu street | α7R2 + Laowa 105mm F2 Bokeh Dreamer ©

STFの再来か?LAOWA 105mm F2とは

LAOWA(ラオワ)は個性的なレンズを世に送り出している中国のレンズ・メーカー。ここ数年のうちに15mm F4マクロや60mmの2倍マクロ、12mm Zero-Dが発売されました。どれも個性的なレンズばかりで勢いのあるメーカーのようです。

そして今回 気になっているのがLaowaから出た105mmのレンズです。

STFとはアポダイゼーション(APD)フィルターとよばれる、周辺が暗くなる特殊なレンズにより、スムーズなボケ味が得られるレンズです。2007年にSonyから135mmSTFが発売されて話題になりました。

それから約10年…Sony製の特許が切れたのが切欠となり、2016年に富士フィルムのXF56mm F1.2 R APDが発売されるなど、アポダイゼーション(APD)レンズが再び盛り上がりを見せているようです。

また、Laowa 105mm F2のスペックで更に気になるのが絞り羽根の枚数が14枚という点です。このレンズはF値を操作する絞りと、T値と呼ばれる絞りの2種類が搭載されています。そして、T値とF値ともに絞り羽根が14枚だそうで、世にあるレンズよりもボケの形状に期待が持てそうです。

注意点としてはマニュアル・フォーカス・レンズであり、電子接点が飾りとなっているのでレンズ情報がカメラに記録されない点です。オールドレンズのような感覚で扱う事になると思います。

KASYAPA
LAOWA 105mm F2 Bokeh Dreamer

上記サイトで見ると、ひと目でそのボケ味に見入ってしまいますね。T3.2のボケ味、それに伴う立体感が格別です!flickrではポートレートがアップされています。特に前後に草木があっても、ボケは至ってスムーズなのがよく分かります。これが105mmの破壊力かぁ!と圧倒されました(0_0;) Flickrに写真がいくつか公開されているので随時チェックしたいと思います。

Flickr group
Laowa STF 105mm f/2.0 (老蛙105mm)

Laowa 105mm F2 のボケ味

気になるのがボケ味。また、アポダイゼーションを操作するT値と通常の絞りを操作するF値の違いです。これは以下のサイトで説明されていますが、T値で操作した方がボケは柔らかくなる(ボケ量が多い)ようですね。また、ざわつきやすい木々を背景に撮影していて、ボケのスムーズさがよく分かるレビューとなっています。

dustinabbott.net
Laowa STF 105mm f/2 (T3.2) Review
I found when using the STF ring that I had essentially a one stop advantage in the softness of the bokeh.

Laowa 105mm F2 と他レンズとの比較

他のレンズとの比較についても、海外では盛んにレビューされているようです。LaowaのFlickrグループにニコンレンズ AF-S VR Micro-Nikkor 105 mm f2.8G IF-EDとのボケ味の比較を掲載しています。

Flickr group
Laowa STF 105 mm f/2 (T/3.2)
以下は Laowa 105mm
DSC_3438 (Laowa STF 105 mm f2 T3.2)
以下はニコン105mmマクロ
DSC_3421 (AF-S VR Micro-Nikkor 105 mm f2,8G IF-ED)

うーん、かなり微妙な違いですが、わずかにLaowaの方がボケがスムーズですね。それとも、nikon 105mmのボケが柔らかいのか…?一般的に近距離の細かい背景があると、ボケはざわつきやすい傾向です。これについて日本で比較レビューをされてる方がいらっしゃいました。とても分かりやすかったです!

Mi-yan’s PHOTO LIFE blog
中望遠レンズ ボケ比較 その5「木の葉」
EF135mm F2、Milvus 1.4/85、Laowa 105mm、NOCTICRON 42.5mm/F1.2によるボケ味の比較

海外でも比較レビューがありました。

phillipreeve.net
REVIEW: LAOWA STF 105MM F2.0 (T3.2)
Carl Zeiss Makro Planar T* 2/100や135mm F2.8 STFとの比較がとても分かりやすい

LAOWA 105mm F2とSony 135mm F2.8 T4.5との比較。ボケ味や収差を比べると甲乙つけがたい印象。

ボケ味が評判のMP100とくらべても、105mm F2のボケが綺麗な事がわかります。これは凄い!それでもSonyの135mmSTFの溶けるようなボケ味には及ばないようです。ただし、LAOWAは解像度と収差が抑えられていて扱いやすそうな印象です。Batis 1.8/85との比較も以下のサイトで紹介されていました。

3D Kraft !
Laowa 105mm f/2 STF - another Bokeh Dream!
Batis 85mm f1.8やSonyの135mm F2.8 STFとも比較がされていて分かりやすい。画像はflickrから等倍で閲覧できる。

SonyからもFE 100mm F2.8 STFの噂が囁かれているので、今年はボケ味合戦が激化しそうです(嬉しい悲鳴w)

FE 100mm F2.8 T5.6 OSS GM が発表されました

2017年02月にSonyのEマウントでFE 100mm F2.8 T5.6 OSS GMが発表されました。SONY 135mm F2.8 T4.5 STFを受け継いでおり、滑らかなボケ味を楽しむことができるようです。今年度はSIGMAからも85mm F1.4 DG HSMが発表されるなど、本当に中望遠レンズが豊作の1年ですね!

STFの祖。SONY 135mm F2.8 T4.5 STF

…さて、STFというと、SONY 135mm F2.8 T4.5 STFというレンズが昔から有名だと思いますが、今までしっかりと作例を見たことがありませんでした。

実際に見てみるとボケがかなり綺麗なようですね。α7RIIとの組み合わせもflickrの方で見れるので、物色してみたいと思います(笑)以下はA7R2とSONY 135mm F2.8 T4.5 STFの組み合わせで撮影されている作例。

Shunsuke Onji氏の作例
https://www.flickr.com/photos/shunsuke_onji/27366264800
https://www.flickr.com/photos/shunsuke_onji/27034027853
https://www.flickr.com/photos/shunsuke_onji/15520660411 (α900作例)

フルサイズの画質で画像をダウンロードできるので、等倍で鑑賞してみました。ボケもさることながら解像度も結構ありそうですね。α7R2でも結構使えそうな雰囲気です。

ということで

今回はひまわりポートレートと、中望遠レンズについての雑感を書きました。来年の今頃にはまた新しいレンズの動きもありそうで非常に楽しみです。それでは!