中華4KアクションカメラのEKEN H6sは1万円前後で買える製品の中でも、自然で綺麗な画質の映像が楽しめる商品だと感じました。今回はメーカーさんよりカメラの実機をご提供いただきましたので、EKEN H6sの詳細についてレビューします。
4K動画や1400万画素の写真を撮影できるアクションカメラです。同価格帯の製品としては自然で綺麗な映像を撮ることができます。手ブレ補正やタイムラプスなどの機能も搭載。サーフィン・バイク・車・サイクリングなどでも使用可能です。
4Kで30fpsに対応しており、高画質で滑らかな映像を記録できます。画質にこだわりたい方には特におすすめです。
防水ケースによって水中でも撮影や設定変更などの操作が可能 ©
カメラフレームと三脚を組み合わせた例 ©
また、30M防水に対応したハウジングケース、スマートフォンからの遠隔操作(Wi-Fi)、手ぶれ補正機能、様々なアクセサリー、タイムラプス撮影に対応しています。
今回はEKEN H6s 4Kアクションカメラについて詳しく見ていきたいと思います。
目次
EKEN H6sの写真撮影サンプル
また、アクションカメラでは写真撮影もできます。実際に外でこんな写真が撮れました!
EKEN H6s の写真撮影例 ©
EKEN H6s の写真撮影例 ©
EKEN H6s の写真撮影例 ©
EKEN H6s の写真撮影例 ©
思った以上に広い範囲が写りますので、自分の手が写り込んでしまいました。価格が安くて小さなカメラですが、スマートフォンに近い画質の映像や写真を楽しめます。
EKEN H6sの簡単な使い方
アクションカメラと聞くとGoProが有名です。ですが、本体だけで4万円するので値段は高めとなっています。これに対して同製品は、アクセサリーも含めて1万円前後ですので、初心者の方でも購入しやすいのが良い所だと思いました。
正面にはサブディスプレイを備えており、カメラの設定を確認できる ©
30m防水に対応。海や川などのアウトドアにも気軽に持ち出せる ©
スマホのアプリや付属のリモコンから遠隔操作に対応 ©
収納ケースが付属。バイクやヘルメットに装着できるアクセサリーが付属 ©
カメラには背面液晶だけでなく、サブディスプレイを備えているので、使い勝手が良いと思いました。外観や付属品については、後ほど詳しく書きたいと思います。
海外旅行で荷物を軽くしたい時や、スマホを持っていないお子さんの修学旅行や合宿の撮影。また、水や雪や泥などが飛び散るアウトドアにも積極的に持ち込めます。釣りやダイビングにも良さそうですね。コストパフォーマンスが良いので、コンパクトデジカメ(コンデジ)の代わりとしても使えそうだと感じました。
また、カメラ本体にはUSB端子を備えているので、USBケーブルから充電により電源を供給することもできます。それでは詳しく見ていきましょう。
EKEN H6s 4Kアクションカメラで何ができるの?
アクションカメラと付属の三脚の接続例 ©
EKEN H6s 4Kアクションカメラでは、写真と動画撮影ができます。その特徴を大まかにまとめると、価格は安めですが、同価格帯の製品と比較すると、映像の画質も安定したキレイな撮影を楽しめるカメラです。また付属されているアクセサリーの使い勝手が良いのも嬉しいポイントだと思いました。
アクションカメラの機能と特徴
特徴を大まかにまとめると次の通りです。
特徴のまとめ
- 価格が安い
- 水中でもカメラの操作が可能
- 様々な撮影モードが豊富
- バッテリーが2個付属
- 豊富なアクセサリー
- リモコンや三脚が付属
それでは詳しく見ていきましょう。
安い価格帯
アクションカメラの中でも安い値段で買える製品です。
中国のメーカーが作ったいわゆる中華アクションカムです。コストパフォーマンスが良いので、アクションカメラの入門としても最適です。また手ぶれ補正も搭載していますので、滑らかな映像が撮影できます。
水中でもカメラの操作が可能
30m防水ケースが付属しているので、水中や汚れる可能性のある場所でも写真や動画撮影が楽しめます。また、防水ケースにもボタンを備えているので、防水ケースを装着したまま撮影や設定の変更操作が行えます。
防水ケースによって水中でも撮影や設定変更などの操作が可能 ©
ボタン操作方法の概要 ©
様々な撮影モードに対応
こちらの4Kアクションカメラでは、様々な撮影モードが用意されています。
- 通常の動画(4K 30fpsなど)
- タイムラプスの動画
- 通常の写真撮影
- タイムラプスの写真(インターバル撮影)
- 連写(バースト、連続撮影)
撮影モードはモードボタンで選択できる ©
撮影モードの操作は、カメラのB. 電源・モードボタンで切り替えたあと、A. シャッターボタンを押すことで選択ができます。ボタンの配置については前項をご覧ください。
EIS(手ぶれ補正機能)は4K 30P以外で有効になる
動画の撮影モードは用途に応じていろいろな設定が用意されています。
- 4K 30fps (手ぶれ補正なし)
- 4K 25fps EIS (手ぶれ補正あり)
- 2.7K 30fps EIS (手ぶれ補正あり)
- 1080P 60fps EIS (手ぶれ補正あり)
- 1080P 30fps EIS (手ぶれ補正あり)
映像の表記の意味については、下記の解説が参考になります。
EISとは、手ぶれ補正機能のことです。EKEN H6sの注意点ですが、手ぶれ補正機能は最高画質である4K 30fps
では有効になりません。振動や揺れを防いだ滑らかな動画を撮影したい方は4K 25fps EIS
や1080P 60fps EIS
に設定すると良さそうです。
アクションカメラの付属品や機能が揃っている
アクションカメラとしてのアクサリー類や防水ケースなども購入時に一通り付属しています。付属品を組み合わせると、次のような使い方ができます。
カメラフレームと三脚を組み合わせた例 ©
カメラフレームとマウントプレートを組み合わせた例 ©
パイプ用マウントを組み合わせた例 ©
アクセサリーの中身と使い方については、こちらの記事が参考になります。
また、バッテリーは購入時に2つ同封されています。
バッテリー2つと充電器・USBケーブルが付属している ©
バッテリーの減りが心配になる時は、別売りのモバイルバッテリーを使えば、USBケーブルから充電する事もできます。私の場合はこちらを使っています。
各ポート2.4A、合計で4.8A出力が可能なモバイルバッテリーです。フルスピード充電技術によって超高速充電を実現。缶ジュース1個分(350g)ほどの重さしかないのが特徴です。価格が抑えられたAnkerPowerCore13000も人気が高い。詳しくはレビュー記事をご覧ください。
説明書は日本語となっているので、操作方法や使い方が分かりやすくなっています。
取扱説明書の抜粋 その1 ©
カメラの大きさは?小さいの?
カメラは軽量で小さく、持ち運びが気軽にできるのが特徴です。名刺やカードと比べてみると、それよりも小さめのサイズ感です。
カメラ本体は名刺サイズよりも小柄 ©
自撮り棒やmicroSDカードは別途購入が必要
カメラでデータを記録するためにmicroSDカードの購入が必要になります。
カメラ本体の側面にmicroSDカードが挿入できる ©
今回、私もSDカードを購入したんですが、AmazonにあるこちらのSDカードで問題なく保存できました。
4K動画などの大きな動画サイズを記録するのに適したmicroSDカードです。U3という規格に対応した製品の中でも、比較的お手頃な価格帯であり国産メーカーで安心できる製品です。また、パソコンにデータを保存する際にはSDカードリーダーがあると便利です。
TOSHIBAのmicroSDカード。SDカードアダプタも付属している ©
また、カップル動画や旅行先でお友達と撮影する時には自撮り棒(セルカ棒)があると便利です。
自撮りや三脚スタンドが付属したセルフィー棒です。小型で価格も安めなのが嬉しいポイントです。
また、別売の自撮り棒や一般的な三脚を使うこともできます。
別売りの自撮り棒を組み合わせた例 ©
見た目は小型だが、18cm〜72cmまで伸縮させたり、自由雲台で角度を自由に調整する事ができる優れものです。また底面に三脚ネジが付いているので更に三脚を結合させることも可能な便利アイテムです。
スマホからカメラを操作するにはアプリが必要
EKEN H6s 4Kアクションカメラはスマートフォンから遠隔操作ができるようになっています。遠隔操作するにはEz iCam(無料アプリ)というアプリをインストールして使います。
詳しい方法については下記をご覧ください。
手ぶれ補正を超える滑らかな映像を撮るには
アクションカメラには手ブレ補正が搭載されていますが、その補正能力にも限界があります。更にブレの無い動画を撮りたい方は、スマートフォン用のジンバルを組み合わせるのもおすすめです。詳しくは以下の記事をご覧ください。
総評:画質が素晴らしいアクションカメラ
私の感覚的な評価は次の通りです。GoProやその他のライバル製品を使い比べた感想です。
画質:★★★★★ (5)
4K・30fpsに対応。4K・25fpsから手ぶれ補正が機能します。画質は写真と動画ともに綺麗で、この価格帯としては満足度が非常に高いです。
操作性:★★★☆☆ (3)
ボタンが3つ備わっているものの、タッチパネル操作に非対応なのが残念です。
価格の安さ:★★★☆☆ (3)
価格が1万円半ばであり、代表格であるGoProと比べて非常に安い価格の製品です。ただし、ライバル機種と比べると高めの価格帯です。
機能の豊富さ:★★★★☆ (4)
アクセサリーが豊富で使いやすいものが揃っています。またアプリから遠隔操作もできます。
旅行先で水中撮影をしたり、スノーボードなどのウィンタースポーツや、ロードバイクのツーリングやサイクリングの動画撮影にいかがでしょうか。