キャノンのミラーレスカメラであるEOS Mシリーズや、一眼レフのEOS Kiss Mシリーズでオールドレンズを使う方法について、初心者の方にも分かりやすく解説します。オールドレンズを使うには、Canon EOS M用のマウントアダプターという物をカメラとレンズの間に使います。一例を上げるとこのようなアダプターが必要になります。

カメラとオールドレンズの間にマウントアダプターが必要となる
カメラとオールドレンズの間にマウントアダプターが必要となる ©

マウントアダプターは、リングのような形状をしており、カメラとレンズの間に装着して使います。また、Canonのミラーレスには他にも別の種類がありますので注意してください。Canonの各カメラについては他の記事で解説を行っていますので、お使いのカメラが分からない時には、まずそちらをご覧ください。

当記事ではEOS Mでオールドレンズを使うための最適なマウントアダプターについてご説明していきます😄

NikonG to SonyE adapter 01435 | Sony A7R2 + SONY FE 90mm F2.8 Macro G OSS

目次

EOS MやKissMでおすすめのオールドレンズとアダプターについて

冒頭でも簡単に解説したのですが、フィルムカメラ時代のレンズを使うには、レンズとマウントアダプターという製品が必要になります。

そして、こちらをご覧になっている方の中には、レンズをまだお持ちでない方もいらっしゃるかと思います。フィルム時代のレンズでレトロでおしゃれな写真を撮りたいけど、何を選んだら良いのか分からない、という方にはInstagramなどのSNSで人気の高いHELIOS(ヘリオス)というレンズをおすすめします。

HELIOSのレンズをEOS MシリーズやKiss Mシリーズのカメラで使うには、以下のマウントアダプターも一緒に購入すると、カメラでレトロな写真を楽しむことが出来るようになります。

太陽や強い光にレンズを向けた逆光の状態で撮影すると、ゴーストやフレアなど光が楽しめるレンズです。純正レンズのEF-Mレンズとは変わった雰囲気の写りになるのでレトロなものが好きな方にはオススメです。

HELIOS-44 Sample 00985 | Sony a7III + HELIOS-44 2/58 Zenit M42
HELIOS-44 Sample 00963 | Sony A7M3 + HELIOS-44 2/58 Zenit M42
HELIOS-44 Sample 00965 | Sony α7III + HELIOS-44 2/58 Zenit M42
HELIOS-44 Sample 00990 | Sony A7M3 + HELIOS-44 2/58 Zenit M42

また、その他にもカメラに装着できるマウントアダプターやレンズは沢山あります。フィルム時代のレンズをカメラに装着したいけど、何を選んだら良いのか分からない!という方はこの後の内容をご覧ください。

フィルムの写りをEOSMやKissMで楽しめるUtulens

その他にも、マウントアダプターを使わなくても、レンズ単体で写真撮影が楽しめるレンズ製品があります。

それがUtulens(うつれんず)です。こちらはEOS M用レンズがあるのでマウントアダプターを追加購入することは不要です。

Utulensは、フィルムカメラの写ルンですのレンズを実際に利用して造られたレンズです。実際にミラーレスで撮影してみると、ビンテージな世界観に引き込まれそうな写真が撮れました。

GIZMON Utulens 02340 | Sony a7R2 + GIZMON Utulens 32mm f16 (写ルンです)
GIZMON Utulens 02338 | Sony α7R2 + GIZMON Utulens 32mm f16 (写ルンです)
GIZMON Utulens 02333 | Sony A7R2 + GIZMON Utulens 32mm f16 (写ルンです)
The day before the typhoon 02274 | Sony a7R2 + GIZMON Utulens 32mm f16 (写ルンです)

詳しくはこちらのレビューをご覧ください。

おしゃれな写りを楽しめるトイレンズ

こちらはオールドレンズではありませんが、トイレンズと呼ばれるジャンルのHOLGA(ホルガ)という商品があります。こちらもUtulensと同じように、フィルムカメラの写ルンですで撮影したような古めかしい写真が撮れるレンズです。

HOLGAのレンズをEOS MやKiss Mで使うには、以下のマウントアダプターが必要になります。

ビンテージ感溢れる写真を撮りたい方はぜひ使って見て下さい。

flag | Nikon D600 + Holga HL-N 60mm F8
DSC_2358.jpg
DSC_2360.jpg
HOLGA HL-N + A7R2 | _DSC5232.jpg
HOLGA HL-N + A7R2 | _DSC5242.jpg
HOLGA HL-N + A7R2 | _DSC5254.jpg
FHL 9.jpg | Sony A7R2 + Flare Holga 80mm
FHL 17.jpg | Sony A7R2 + Flare Holga 80mm
FHL 31.jpg | Sony A7R2 + Flare Holga 80mm
FHL 30.jpg | Sony A7R2 + Flare Holga 80mm

詳しくはこちらのレビューをご覧ください。

Canon EOS Mで対応しているマウントアダプターの一覧

上記で紹介したレンズ以外にも、カメラで使えるオールドレンズとマウントアダプターは沢山あります。

マウントとは、レンズの形状のことです。レンズのメーカーによって形状が異なるため、形状に対応したマウントアダプターが必要になります。以下のリストでは、フィルム時代のレンズをEOS MやKiss Mで使えるマウントアダプターについてまとめました。

残念ながら、Nikonの古いレンズ(Auto Nikkor)やペンタックス67、ブロニカ SQには対応しているアダプターが無いようです。

上記で紹介するキャノン一眼レフ用のアダプターでEFマウントに変換したあと、EF-EOSMを装着して使うことになります。

オールドレンズに対応しているキャノンのカメラについて

当記事でご紹介したマウントアダプターやレンズは、以下のミラーレスカメラのEOS Mシリーズや、一眼レフのkiss Mシリーズで使うことができます。

カメラのシリーズ名 モデル名
Canon EOS Mシリーズ EOS M、EOS M2、EOS M3、EOS M10、EOS M5、EOS M6、EOS kiss M

上記の中では、以下のようなカメラがラインナップされています。