Sony α7III(ilce-7m3)を購入しましたのでレビューします。今回はカメラの外観や各種ボタン、付属品やダイヤル、タッチパネル方式の背面液晶、カメラボディ側面に備わっている外部端子について写真で詳しく見ていきます。

Sony α7IIIとレンズFE 12-24mm F4 Gの装着例
Sony α7IIIとレンズFE 12-24mm F4 Gの装着例 ©

また、Sony α7IIIに関するレンズやアクセサリーについてはこちらをご覧ください。

目次

Sony α7IIIの開封。元箱と付属品について

まずはSony α7IIIの付属品を見ていきたいと思います。箱の外観は黒とオレンジが特徴的です。

Sony α7IIIの元箱
Sony α7IIIの元箱 ©

カメラ本体は旧モデルのSony α7IIよりも分厚くなった外見です。カメラグリップも握りやすくなり、重たいレンズを装着しても撮影しやすい印象です。

Sony α7IIIカメラ本体
Sony α7IIIカメラ本体 ©

付属品は取扱説明書や、専用バッテリーのNP-FZ100や充電するためのUSBケーブル・ACアダプター(電源プラグ)、そしてカメラストラップが入っています。

Sony α7IIIの付属品(取説・保証書を除く)
Sony α7IIIの付属品(取説・保証書を除く) ©

Sony α7IIIの背面液晶ディスプレイ

Sony α7IIIの背面液晶は、92万ドットのタッチパネル式液晶となっています。

Sony α7IIIの背面液晶
Sony α7IIIの背面液晶 ©

タッチパネル操作では液晶パネルを触ると、フォーカスポイントを移動させることができます。タッチパネル操作には以下の2種類のモードがあります。

  • タッチパネル操作

    背面液晶モニターを表示させながらタッチ操作を行うと、フォーカスポイントを移動させる事ができる

  • タッチパッド操作

    電子ビューファインダー表示時に消灯している背面液晶をタッチ操作すると、フォーカスポイントを移動させる事ができる

こちらのタッチ操作領域は自由にカスタマイズが可能となっています。使い勝手が良いので、個人的にはジョイスティックよりも気に入りました。今後はタッチパネルを活用していきたいです。

また、タッチパネル操作の機能は有効・無効の切り替えが可能です。これは誤ってタッチしてしまうのを防ぐのに便利な機能だと思いました。購入直後のデフォルト設定では、カメラ背面にあるゴミ箱のアイコンのボタンでON/OFFの切り替えが可能となっています。こちらは後から違うボタンに割り当てることも可能です。

Sony α7IIIの各種ボタン・ダイヤル外観

Sony α7IIIではカメラ上面と背面にいくつかのボタンが配置されています。

カメラ上面ではシャッターボタン、撮影モードダイヤルや、露出補正ダイヤル、また自由な設定を割り当てることができるカスタムボタンのC1C2ボタンが備わっています。

カメラ上面に配置されたボタン・ダイヤル各種
カメラ上面に配置されたボタン・ダイヤル各種 ©

またカメラ背面では、各種ボタンが備わっています。

カメラ背面に配置されたボタン各種
カメラ背面に配置されたボタン各種 ©

詳しく見ていくと、電子ビューファインダーの左側にカスタムボタンのC3とメニューボタンが備わっています。

また、背面液晶の右側には

  • 動画開始ボタン
  • AF-ONボタン
  • AE-Lボタン

    露出を固定する自動露出ロックボタン

  • ジョイスティック

    オートフォーカスのポイントを移動操作できる

  • Fnボタン(ファンクションボタン)

    画面上にメニュー群を表示できる。ファンクションメニューはカスタマイズが可能

  • ホイールボタン

    ホイール回転により、撮影した写真の移動や、上ボタン(DISP)による表示内容の切り替え、左ボタンによりセルフタイマーや連写モードへの切り替え、右ボタンによりISO感度の設定ができる

  • 撮影プレビューボタン

    撮影した写真の表示ができる

  • ゴミ箱ボタン・カスタムボタンC4

    撮影した写真の削除や、タッチパネル操作のON・OFF、また自由な項目が割り当てられるカスタムボタンとして使用可能

が備わっており、カメラの設定メニューからカスタマイズが自由にできます。

Sony α7IIIの各端子について

Sony α7IIIの側面に備わっている各端子
Sony α7IIIの側面に備わっている各端子 ©

Sony α7IIIでは音声入出力や映像出力、データ通信・USB充電に対応しています。具体的には

などの端子が備わっています。

データ通信・USB充電用の端子が2種類用意されているので、どちらか一方で充電や通信が可能となります。USB Type-Cの端子では、USB3.1に対応したPCとUSB Type-Cのケーブルを使うと、より高速なデータ通信が可能になります。

また、Sony α7IIIでは付属品のUSBケーブルを使って充電できますが、USBの差し口が下の方にあるため、USBケーブルを差しづらいのが難点です。

Sony α7IIIは付属されているUSBケーブルに繋いで充電を行う
Sony α7IIIは付属されているUSBケーブルに繋いで充電を行う ©

バッテリーを取り出して直接充電したい場合は、専用のバッテリー充電器を追加購入する必要があります。詳しくは下記が参考になります。

Sony α7IIIのスペックについて

続いて、カメラの仕様を大まかにまとめてみました。連写撮影や連続撮影可能な枚数が大幅にアップしています。また、重量やサイズ感については旧型のSony α7IIとほぼ同じです。Sony α7IIIは重量が565gとなり、従来より10g重たくなりました(持っただけでは気づかない違いですよね)。

項目 内容
有効画素数 2420万画素
重量 565g
サイズ 幅126.9 x 高さ95.6 x 奥行き73.7mm
ISO感度 ISO 100〜51200 (拡張感度 ISO50〜204800)
連写撮影 10コマ/秒
撮影可能枚数 710枚(液晶表示時)・610枚(ファインダー表示時)
ファインダー倍率 0.78倍
対応シャッタースピード 1/8000 〜 30(秒)
使えるバッテリー型番 ZP-FZ100