ニコンのレンズに搭載されているオートフォーカス(AF)を切り替えるスイッチにはA/M
とM/A
の2種類が備わっている事があります。今回はその両者の違いについて解説したいと思います。
目次
A/MとM/Aの違いってなに?
A/MとM/Aの違いは、オートフォーカス時にマニュアル操作を行うときの動作が異なります。具体的には次のような違いがあります。
A/Mスイッチのマニュアルフォーカス動作
オートフォーカス時にマニュアルフォーカスも可能ですが、不用意なオートからマニュアルへの切り換わりを防止する設定となっておりオートフォーカス優先のモードです。下記で紹介するM/Aモードに比べて、マニュアルフォーカスへの切り換え感度を下げたモードとなっています。
M/Aスイッチのマニュアルフォーカス動作
オートフォーカス中でもフォーカスリングを回せば、タイムラグ無しでマニュアルによるピント合わせができるモードです。ファインダーをのぞいたまま、瞬間的にピントの調節を可能にします。
搭載されているレンズの例
A/MとM/Aスイッチが搭載されているレンズは、動体を追従して撮影する用途が多い、望遠レンズに搭載さていることが多いです。
一例を挙げると、AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VRやAF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VRに搭載されています。
nikon純正の望遠ズームレンズです。風景やポートレートから遠くにいる被写体まで幅広いジャンルの撮影を行うことができるレンズです。
300mmについては以下をご覧ください。