Zoom F3と、一緒にアクセサリーとして入手した便利なアイテムを備忘録としてまとめていきます。当記事では、楽器演奏の録音やライブ、舞台の収録でも活躍できるセッティングを詳しくご紹介していきます。私を含め、これからICレコーダーを使って行きたいと考えていらっしゃる方の参考になれば幸いです。
ZOOM『F3』は、失敗のないレコーディングを目指して開発された2系統のXLRバランス入力を備える業務用フィールドレコーダー。32bitフロート録音に対応。2入力/2トラック録音の小型フィールドレコーダーゲイン調整不要で音割れの無いレコーディングが可能2系統の独立したXLRバランス入力( ロック機構付き)最高192kHzサンプリング/32bitフロート固定、モノラルまたはステレオWAV形式で記録
Zoom F3については、在庫が復活してはすぐに無くなってしまう人気ぶりのようですが、サウンドハウスさんのHPやZoom公式ストアをこまめにチェックされると、たまに在庫が有る時があります!
私の場合は、以下のような組み合わせでZoom F3を活用しています。単独で音を収録してくれるICレコーダーとして使ったり、カメラの上部に搭載して同時バックアップできる音声収録レコーダーとしても利用しています。
ZOOM F3とSennheiser MKE600をカメラに搭載した例 ©
撮影シーンに応じて柔軟に形を変えられるのがZoom F3の良さだと思います!
ZOOM F3にマイクを接続して単独で収録するセッティング例 ©
その他に以下のYoutube動画でご紹介しているようなマイクとアクセアリーを使用しています。動画の中では、Zoom F3の収録風景や音質についてもご紹介しています。
Zoom F3を導入しようと思った当初は、何から揃えていけば良いのか全く分かりませんでした 😓 今回の記事では私と同じように、必要なものを探すきっかけとなりましたら幸いです ✨
また、別の記事ではZoom F3のレビューと、参考にさせて頂いた記事を詳しくご紹介しています。そちらも併せてご覧ください。
それでは本題に入りますが、役に立ったZoom F3用のアクセサリーやマイクなどを順番に見ていきましょう!
目次:ZOOM F3におすすめのマイクやアクセサリー
ZOOM F3に最適なSDカードと容量サイズ
ZOOM F3では32bit収録が可能ですが、そこまで高価なmicro SDカードが必要というわけでは無さそうです。私の場合は他のカメラに使っていたmicro SDカードをそのまま使っています。
日本サムスン正規品。10年保証が付属。また、microSD本体に加えてSD変換アダプターとクリアケースが含まれます。同等の機能を持つSDカードとしてサンディスク製のmicroSDカードもおすすめです。
仕様によると、Zoom F3では64GB〜1TBのmicro SDXCや、4GB〜32GBのSDHCに対応しているとのこと。恐らくClass10に対応したSDカードであれば、スペックとしては十分じゃないでしょうか。容量64GBで、32bit・96kHzの記録設定で24時間くらいは記録できると思います。
私の場合は連続で8時間くらい録音できれば十分なので、SDカードの容量も64GBで十分足りています。
他のZoom ICレコーダー製品と同様に本体内でSDカードの性能テストもできますので、使用前に予めSDカードの性能をチェックすることも可能です。
Zoom F3用の保護ケース
ZOOM F3 Recorder フィールドレコーダー用の保護キャリングケース。保管保護、汚れ、衝撃、磨耗を防ぐことができ、ハードシェルは耐衝撃性、防塵、半防水性能を持ち、中身を保護することができます。
Zoom F3単体で持ち運ぶことはまず無いですが、Zoom F3単体の収納や持ち運びに良さそうな保護ケースであるこちらを入手。
ZOOM F3の保護ケース ©
口コミを読んでみると、ケース内のバンドが邪魔なのでハサミでカットしたという情報がありますが、むしろこのバンドがあった方が開放した時の落下リスクが回避できそうなので、この仕様で問題なさそうです。
Zoom F3用の液晶保護フィルム
画面の反射を抑え、指のすべりもなめらかな指紋や皮脂汚れがつきにくい『アンチグレアタイプ(非光沢)の保護フィルム』安心の国産素材を使用。日本国内の自社工場で製造し出荷しています。
一応お守りということで入手。マットな質感なので傷ついても目立ちにくそう。実際にフィルムを貼ってから収録を行っていますが、違和感ない感じで満足してます。
Zoom F3用のモバイルバッテリー
1〜2時間を超える録音をしたい時に役立つのがモバイルバッテリーです。私の場合はシーンに応じて軽いモバイルバッテリーを使ったり、重たくてもOKの時は大容量の物を使ってます。
軽量ながら最大25W出力に対応したモバイルバッテリー
この記事の後半でも参考記事としてご紹介していきますが、Zoom F3に10,000mAh
のモバイルバッテリーを併用すると、10時間ほど使えたというレビューがあったので、軽くて出力電圧も切替られる低電流モードを備えたモバイルバッテリーを入手することに。この他に容量が倍となるモバイルバッテリーもあります。
超大容量:20000mAhの超大容量で、iPhone 11 Proを4回以上、Galaxy S10を約4回、iPad mini 5を2回以上満充電することができます。
Zoom F3は底部に単3電池2本を入れて使うことができます。しかし、コンデンサーマイクに渡す電源(ファンタム電源+24V/+48V
)を使って収録すると、内蔵電池である単3電池2本をあっという間に消耗してしまうようです。1時間〜2時間を超える長時間収録の場合には、別売りのモバイルバッテリーからUSB Type-C経由で給電させながら使用すると連続稼働できます。これはZoom H6でも同じ仕様でした。
ZOOM F3をカメラに搭載し、モバイルバッテリーで給電しながら使用してたケース ©
Zoom F3とカメラ、モバイルバッテリーを接続した全体の様子は次の通りです。モバイルバッテリーをカメラの冷却にも使っていますが、3時間ほど連続で使用することができました。
この他に、モバイルバッテリーでZoom F3を給電しながら8時間ほど電源を入れっぱなしにして使ってみましたが、10000mAhのモバイルバッテリーでも残量が半分以上残っており余裕がありました。長時間の収録であっても問題なく連続使用できそうです。
ZOOM F3の長時間収録は単3電池だけでは心許ないため、モバイルバッテリーで給電しながら使用してみました ©
Zoom F3に3.5mmステレオミニジャックを入力する方法
Zoom F3の入力は、ファンタム電源(+24V
・+48V
)の他に、ラインやマイク(ファンタム電源無し)の音声レベル入力に対応しています。
端子の変換次第では3.5mmステレオミニジャック出力のマイクも入力可能です。例えば、以下のケーブルを揃えると、3.5mm出力をZoom F3のXLR端子へ接続できるようになります。
プラグインパワー駆動タイプのマイクを除く、バッテリー内蔵式のマイクに限りますが、小型の3.5mm出力マイクやワイヤレスマイクもZoom F3へ音声入力可能なので、状況によっては色々な組み合わせで収録ができそうです。
試しにワイヤレスマイクのComica BoomX-Dの3.5mmステレオミニジャック出力端子をZoom F3のXLR端子へ繋いで音声を入力してみました。
ZOOM F3にワイヤレスマイクのComia BoomX-Dを接続してみた ©
実際に使ってみると、ワイヤレスマイクの場合はノイズ音も入ってしまいました。この他にComica CVM-VM02やTraxshotでも試してみましたが、そちらはノイズを拾うこと無く使うことができました!
変換ケーブルは配線上、電磁波ノイズの影響を受けやすいデメリットもあるようです。詳しくはレビュー記事の後半でご紹介していく島村楽器さんのブログ記事が参考になります。
Zoom F3収録用におすすめのマイク
Zoom F3に使用するマイクは、XLRオス端子を持つコンデンサーマイクの接続用途が殆どかと思います。必要なマイクは、録音する内容にもよりますが、以下のようなマイクがおすすめです。
ピンマイク(インタビューなどの録音)
インタービューなど口元の音声を確実に録音したいシーンであれば、以下のピンマイクがあると便利です。ピンマイクはZoom H6の頃から使っているComicaのマイクを愛用しています。Youtubeの自撮りも含め、今のところ不満がないので十分な性能だと感じています。
ZOOM H6,H5やTASCAMなどのレコーダーで使いやすいマイクです。48Vファンタム電源を使用し、360度全方位で音をしっかりと拾うことができる無指向性・高性能マイクです。コードは1.8mや4.5mの長さを選択できます。
ピンマイクのメリットは、後述するショットガンマイクやステレオマイクに比べて、常に一定距離から音声を拾える点に尽きます。他のマイクでは口元との距離や角度を意識する必要がありますが、ピンマイクは胸元にクリップで止めることができるので、そういった意識をすることなく安定した集音が可能です。
ウインドウジャマー付きなので、屋外でも使えるため、私の場合は地元の自主映画撮影でもこちらのピンマイクを使っています。
ショットガンマイク(一部の限定した範囲を録音)
超指向性のマイクロフォンです。全体を録音するマイクというよりは、周囲の雑音から切り離して、マイクを向けた方向の限定されたエリアを録音するのが得意なマイク製品です。
導入したSennheiser MKE600とZoom F3の組み合わせ ©
雑踏の中で正面にいる人の声を優先して収録したい等の用途に向いています。
MKE600 はビデオジャーナリストやフォトグラファなど、サウンドクオリティにも妥協ができないプロフェッショナルな映像クリエーターのために開発されたショットガンマイクロフォンです。MZS 600 カメラシュー取付ショックマウント、MZW 600 フォームウインドシールド、KA 600 カールコードケーブル 3極が付属します。
この他にRODE NTGシリーズが有名ですね!海外の比較レビューによると、Rode NTG2はMKE600よりも広いエリアを集音できるようです。
実際にSennheiser MKE600を使ってみたところ、自然な音を集音でき、目的となる狭い範囲を的確に捉えてくれました。
更に、上記で挙げたマイク製品の良いところは、Zoom F3などにも対応したXLR端子(ファンタム電源)を備えている事や、単3電池による電源供給により3.5mmステレオミニジャック出力も可能なことがメリットです。カメラに直接繋いでマイクとして使うこともできる利用範囲の広さは、機材の自由度も上がるので、とっても有り難い仕様です!
ショットガンマイクのように鋭い指向性を持った製品は既に3.5mm出力のマイクを持っていましたが、是非ともキャノンに対応したマイクを導入してZoom F3でも使ってみたいと思い導入しました!
ステレオマイク(舞台ライブ演奏などの録音)
今回はZoom F3を使ってステレオ集音をしてみたいと思ったので、小型でお手頃なステレオマイクを探してみることにしました!まずネットを見てみると、真っ先に候補として出てくるのが、BEHRINGER C-2というマイクです。
マッチングされた2本のコンデンサーマイクロホン。長さ約94mmのコンパクトなボディーながら本格的なステレオ収音を実現頑丈なメタルダイキャストボディによりスタジオレコーディングだけでなくライブ用途にも最適。バックグラウンドノイズとフィードバックを抑制するカーディオイド特性切替可能な低域ロールオフとパッドを搭載ステレオバー、マイクホルダー、ウインドスクリーン、キャリングケースを付属
BEHRINGER C-2は、ペンシル型の単一指向性マイクと呼ばれているようです。簡単に言えば、特性が同じマイク2本がセットになっている製品ですね!かなり小型で使いやすそうです。このマイクの良いところは、マイクの向きを自分でアレンジしてステレオ感を自在に変更したり、2本以上のマイクを離れた場所に配置して楽器などの集音を個々に録音できる点です。
口コミを見てみると、やはり演奏の録音用マイクとしての使用感想が多く見られます。
BEHRINGER C-2は、マイクだけでなく、マイクホルダーやマイクスポンジ(ウインドウスクリーン)、そして簡易ながら収納ケースも用意されていて、見るからにコストパフォーマンスが良さそうです。
初めの段階では、値段の安い、このBEHRINGER C-2が候補に挙がっていたのですが、以下のYoutubeを見てみると高音の伸びが少し弱点のようです。
(引用元:株式会社okidesignさんのYoutubeチャンネル)
私の場合は、C-2と比較に挙がっていたMXL CR21というマイクを入手してみました。口コミはあまり有りませんが、使われている方の感想を見てくと良い評価が多いです(詳しくはZoom F3レビュー記事後半のリンクを参照)。
実際に使って録音してみると、素人には十二分過ぎる音質でした!屋内では低音から高音域までしっかり録音できているようです。
MXL CR21は、ベリンガーC2に比べると高価ですが、高音域の伸びも良さそう。とはいえ、この製品も十分安くてコスパが高そうなマイクに感じます。マイク以外にもマイクマウントも付属されていますが、MXL CR21を使う際には、マイク以外にショックマウントやウインドウジャマーがあった方が良さそうです。
導入したMXL CR21 PAIR ©
ということでMXL CR21の購入に併せて、以下のようなアクセサリーも導入しました。
MXL CR21用ウインドウジャマー(アシダ音響)
ウィンドジャマー(ウィンドスクリーン)外寸:約W80×H70mm 径:約30mm内寸:約W60mm 径:約22mm弊社 ステレオマイクロホン DMC-001用となります。他製品にてのご使用の保証はできかねます。
MXL CR21は風吹かれに弱いようなので、ウインドウジャマーが必須とのこと。MXL CR21専用という訳ではありませんが、上記のウインドウジャマーがピッタリハマりました!
MXL CR21 PAIRにも使えるウインドウジャマー ©
屋外の風が強いシーンで風切り音を低減する目的で効果を発揮するようですが、室内でも人が通る際の空気の流れを拾ってしまうことがあるので、私の場合は屋内でもウインドウジャマーを装着して使っています。
実際に外でもMXL CR21を使ってみました。噂通り、マイク正面に向かって吹く風に弱いのが弱点のようです。そよ風くらいなら大丈夫ですが、秋から冬にかけての強い風ではウインドウジャマーを着けても厳しそうな印象でした。
屋外の使用では他のマイクと比較してもボフボフ音が入り込んでしまいがちなので、更に何らかの対策が必要になりそうです。あくまで室内利用を想定しているマイクとしてなら不満の残らないマイクだと感じました!
遠くの歓声を収録してみた ©
Zoom H6のマイクとMKE600を使って収録 ©
こんな感じでZoom H6のXYH-6やMKE600と並べてMXL CR21の音声を収録してみましたが、他のマイクと比べても風ノイズが入りました。
MXL CR21にZoom F3を繋いで収録 ©
Zoom F3のレビュー記事の中でもご紹介しているビデオ工房トパーズさんより、効果の高そうなカゴ型風防を教えて頂きました。
教えて頂いた風防 ©
風防の比較。見るからに大きく頼もしい(笑) ©
風が穏やかな時に簡単な確認を行ってみたのですが、かなり効果がありました!今後そちらについても詳しくレポートしていきたいと思います。
BOYA-C04ショックマウント
各種振動を低減してくれるマイク用のマウント。3.5mmのマイクでもお馴染みの機構で、無くてはならない重要なアクセサリーの1つだと思っています。MXL CR21を購入した際に、下記のショックマウントを選んでみました!
BOYA-C04は、輪ゴム2本で中央に配置したマイクを固定し、振動がマイクに伝わるのを和らげる効果があります。このゴムパーツが前後に2セット配置されているのでペンシル型のマイクや、マイク全長が長いショットガンマイクの固定にも役立ちます。
購入したMXL CR21にはマイクマウントが同梱されているのですが、あると便利そうでしたのでBOYA-C04ショックマウントを導入してみました。カメラ用のフィールド用マイクに比べると、大柄でショックマウントの性能は低いようですが、Sennheiser MKE600やRODE NTG2などのショットガンマイクにも流用できて汎用性は高そうなマイクマウントです。過去にRode NTG2と、このマウントをお借りして音声収録した時に、とても良い結果だったのも購入の決め手でした。
BOYA-C04 ショックマウント ©
実際にマイクに装着して持ち歩いて撮影したところ、衝撃や振動、機材を操作している時に発生するスクラッチノイズは軽減されていました!
この後で、少し価格の高いRode SM4Rというショックマウントも入手してみたのですが、BOYA-C04とほぼ同じようなノイズ除去効果だと感じました。コストパフォーマンスを考えるとBOYA-C04は結構すごいと再認識しました!
5/8インチネジ穴を持つショックマウントで、ブームポールに取り付けやすい設計となっています。Rode製マイクのM5、NT5、NT55、NTG1、NTG2、NTG3、NTG4、NTG4+に対応し、Rode製以外でも直径19-20mmのマイクを装着可能です。底部がコールドシュータイプのRode SM3Rもあります。
Rode SM4Rは見た目がカッコよく、Sennheiser MKE600で使っています。装着した使用風景はZoom M3 Mictrakのレビューでご紹介しています。
Zoom F3用のXLRケーブル
Zoom F3にマイクを接続するため必要となるケーブルです。Zoom F3とマイクとの距離が短くても良い場合は、そこまで長いケーブルを必要としないので、まずは1mのものを2本用意しました。
1mのXLRケーブル ©
実際にセッティングしてみると、1mでも余ってしまう印象だったので、0.3〜0.5mのケーブルでも良かったかもしれません。後から0.3mのケーブルも購入しました。
この他にライブ撮影用に2mと10mのケーブルは2本ずつ持っていました。色々なステレオマイク配置によって必要とされるケーブルの長さは異なるので、状況に応じて使い分けたいと思います。
RODE Stereo bar(ステレオバー)
2本のマイクの距離と角度を決める際の参考となる目盛りを備えた製品です。ステレオマイクの配置を行う際に、初心者には大変助かりそうです。ステレオマイクの配置パターンはレビュー記事内の参考記事でご紹介させて頂いたように
AB方式
2本のマイクの間隔を開けて並行にセットする
ORTF方式
マイクを左右100度の角度で、マイク先端を17cm離してセットする
NOS方式
マイクを左右90度の角度で、マイク先端を30cm離してセットする
XY方式
マイク先端を90度で重ねるように配置してセットする
などの配置パターンがあるようです。そこで、ステレオバーを活用すると、不慣れな初心者でも目盛りを参考にしながらマイクの角度や2本のマイク間隔を的確にセットアップできるのがメリットになります。
ただし、樹脂製で値段が高いのが気になるところです。私の場合は、ステレオマイクの初心者でしたので、今回は迷うことなく導入してみました(笑)
RODE(ロード)Stereo Bar ©
RODE(ロード)Stereo Barの使用例(AB方式) ©
RODE(ロード)Stereo Barの使用例(ORTF方式) ©
1つ注意点として、ORTF方式やNOS方式では、マイクの長さによってはマイクを重ねるよう配置する必要があります。片方のマイクの位置を高く配置することになるのですが、RODE Stereo barでは、スペーサーと呼ばれる嵩上げ用のパーツが備わっていますので、ある程度の高さを調整可能です。
更に高く配置したい場合には別売りのアクセサリーが必要となりますが、私の場合は手元にあったダボネジで代用してみました。
ライトスタンドにも使える変換用のダボネジや、3/8から1/4インチネジへ変換するアダプターがセットになった製品です。三脚、一脚、ボールヘッド、ライトスタンド、ビデオライトなどのカメラアクセサリーに対応できます。
実際には、振動を拾う可能性もあるのでマイク用の延長ネジを使うのが理想かもしれません 😅 今回は音声を確認した限りでは問題なさそうでした。
ORTF方式を斜めから見た様子。片方のマイク取り付け位置を高くしていますが、付属スペーサーでも足りなかったのでダボネジで嵩上げしました。 ©
ビデオ工房トパーズさんのアドバイスでは、片方のマイクを上下反対に取り付ける工夫も教えて頂きました!その場合はダボネジで嵩上げしなくても済みそうです!
RODE Stereo Barの背面は、中央に3/8インチのネジ穴を備えています。カメラ用の三脚プレートで固定したい時には3/8インチネジから1/4インチネジへの変換アダプターが別途必要となります。
RODE(ロード)Stereo Barの裏側 ©
Zoom F3の背面には1/4インチネジ穴があるので、長めの三脚プレートと組み合わせると連結させることもできます。
アルカスイス規格の200mm汎用クイックリリースプレートです。高精度CNCマシンで航空機用アルミニウム合金を削り出して作られています。
上記のプレートを使うと、Zoom F3とマイクの連結が容易になり、機材の一体感が出るだけでなく、カメラ用の三脚への取付も簡単になります。
RODE(ロード)Stereo BarとZoom F3の結合 ©
RODE(ロード)Stereo BarとZoom F3の結合 ©
基本的にはこのステレオバーに記載されている目盛りと、マイクの距離を参考にしながら配置すれば大きな失敗はなさそうです。