Comicaから発売されたTraxShot(トラックス・ショット)というマイクを使ってみましたので、ブログやYoutubeで使用感想をご紹介していきます。Comica TraxShotは、超指向性であるショットガンマイク2本を備え、マイクの方角を自由に回転できる可変指向性マイクです。
回転式のショットガンマイク2本を搭載し、角度を自由に変えられるマイクです。指向性を変えられ、1つのマイクで超指向性や単一指向性、双指向性に近い集音が可能に。重量は130gと軽量。寸法サイズは122x65x62mm。内蔵バッテリーを備え、USB-Cケーブルで充電やファーウェアのアップデートも可能。充電しながらの使用もサポートします。風切り音を低減できるウインドウジャマーや収納ケースも付属しており、かなり軽量にできています。
回転の様子や、このマイクを使って何が出来るのかは、次の写真をご覧になると分かりやすいと思います。
Comica TraxShotの使用例とカメラ装着例。なんと、1台であらゆる方角の音声を収録できる。 ©
製品名の「Traxshot」からも伝わる通り、自在に変形できるマイクなのですが、ショットガンマイクのように狭い範囲の音を録音したり、ワイドレンジマイクのように広範囲の音をステレオ感溢れる録音が、このマイク1台で可能となります!
Comica Tarxshotを使って、音質や録音した結果については、下記のYoutube動画が参考になります。
Vlogやインタビュー、旅行や演奏会や運動会などのビデオ撮影…なんでも使えるマイクです。私の場合は、ちょっとしたお出掛けで、ジンバルに載せて使っていることが多いです。次のVlog動画では、Traxshotで集音した動画の一部や、後半でカメラに装着して使っている様子をご紹介しています。
それでは引き続き、Traxshotの外観を見ていきましょう。
正面とカメラ撮影者の声も同時に収録が可能。さらに音声出力端子は2系統搭載を備え、収録中にイヤホンでモニタリングできる。 ©
特に凄いのが、上記のような形態です 😲 電子的な制御によって、集音範囲をコントロールできるコンデンサーマイクは数多く存在しますが、マイクが物理的に背後まで回り込んで音を撮ってくれる構造はあまり見かけません。そして、このマイクの一番素晴らしいのが重量と価格帯。130g
と軽量に作られており、価格は2万円を下回ります。
マイクを装着して持ち運んだ重量感は、本当に軽いです…!まるで、カメラにストロボ用のコマンダーGodox X Proを取り付けて持ち歩いてる感覚と似ています。この感触からも、このマイクがいかに軽量なのかお分かり頂けるかと思います 😳
マイクの大きさがコンパクトで、高さもないので、カメラを持つ手首への負荷もありません。私の場合は、動画撮影時にジンバルへ取り付けて使ってみようと考えてます。
マイク本体(左側面) ©
液晶内蔵により、内蔵されたバッテリーの残量や設定情報も感覚的に把握できる ©
マイクとしては、比較的お手頃な値段ではあるのですが、音はしっかりと自然な雰囲気で捉えることができます。実際に使ってみたところ、間違いなく今年ヒットしそうなマイク製品だと感じました。
今回は、Comica TraxShotの中身や付属品、実際に声を拾ってみた感想などを更に詳しくレビューしていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次:Comica TraxShotのレビュー
ショットガンマイクやワイドレンジマイクにもなる
冒頭でもご紹介した通り、Comica Traxshotはオールラウンドで使用できる汎用マイクなのですが、特に外で音を撮りたいと思わせてくれるマイクです。目的が決まってない初心者の方にも、最初の1本としてオススメだと思いました。
こんな方にオススメ!
- 軽くて高機能なマイクを探してる
Vlog用のマイクを探してる
TraxShotは、カメラを手に持ったスタイルの集音が得意です。
後ろと前の音を同時に録ることができる ©
カメラ背面で喋っている声を集音しながら、前方の音も同時に取ることができます。歩きながら喋るシーンを撮りたい時に最適です。音声はモノラルにしたりステレオにもできます。
特に目的は決まっておらず、様々なシーンで使えるマイクを探してる
何を録音するのか決めていないけど、色々使えるマイクを探してる!という方にもオススメです。例えば、狭い範囲の限定した音を録ったり
前方の狭い範囲の音を、集中して録ることができる ©
広範囲の音を人間の耳で聴いた感覚に近い雰囲気で録音することができます
ワイドレンジに音を録ることができる ©
カメラに接続しながらマイク音声も確認したい
ヘッドフォン端子が備わっていないカメラ製品で便利な機能です。Comica TraxShotは音声出力端子の他に、モニタリング用の端子が用意されていますので、そちらにイヤホンなどを取り付けられます。
外見を見ると、他のマイク製品には見られない奇抜なデザインとなっていますが、あらゆるシーンをカバーすべく、理にかなった形状になってます。マイク回転機構によって、単一指向性マイクや双指向性マイクなどの機能を1つのマイクに集約&網羅させたのは、実際に使うユーザーにとって恩恵が高そうです 😲
ショックマウントと風切り音低減が進化
Comica TraxShotの機能は、気軽に色々な音を撮るための特徴が、随所に盛り込まれています。マイク本体には、繰り返し充電可能なバッテリーが内蔵され、スマートフォンやミラーレスカメラに電源不要で使うことができます。
そして、風切り音を軽減する風防(ウインドウジャマー)やキャリングケース、カメラの操作音と振動音を低減してくれるショックマウントもしっかり備えています。
下の写真は、風防を取り付けた時の比較写真です。
実際に使ってみて驚いたのが、強い風が吹いていても、風の音がよく抑えられているという点。風防が未装着の状態であっても、風の音を低減できる形状「内部防風機能」が構造として盛り込まれているそうです。
そして、付属のウインドウジャマーの毛が細かく軽い素材で造られているお陰なのか、風切り音を想像以上に除去してくれました。そして、下の写真のように、ショックマウントも工夫されています。
Comica TraxShotにはカメラに装着できるホットシューと、カメラ操作音や振動音の低減効果が高いショックマウントを採用 ©
ショックマウントについての詳しい情報は、外観の解説の中でご説明していきます。
Comica Traxshotのデメリット
Comica Traxshotに、何かデメリットは無いものか…普段は欠点についても併記していますが、音も十分クリアなので、今のところは目立って悪い部分が見当たりません。強いて挙げるとしたら、次の2つが気になりました。
マイクに搭載されたモード ©
全体的には、とても高機能なマイクです。色々な形にトランスフォームする姿は、まさに変態マイク 🤣 (笑)…ではなく、変形マイクの名に相応しい製品に仕上がっています。それでは続いて中身を見ていきます。
Comica TraxShotマイクの付属品と中身
まずはマイクの中身を見ていきましょう。Comica TraxShotを購入すると、次のような付属品が入っています。
Comica TraxShotの内容物と付属品1 ©
Comica TraxShotの内容物と付属品2 ©
中身は画像の1枚目左上から見てくと、次の通りです。
- マイク本体
- 元箱
ウインドウジャマー(風防・マイクマフとも呼ばれる)
→ 屋外など風の吹く環境で、風切音を低減してくれる
USB Type-Cケーブル
→ 充電やファームウェアの更新を行うために使います
3.5mmステレオミニプラグ・ケーブル(TRRS 4極端子)
→ イヤホンマイクに対応した端子。例えばAndroidなどのスマホ・タブレットやマイクの音声を入力できるケーブル。iPhoneやiPadで音声入力するには、Lightningケーブルから3.5mmの4極端子へ変換できるケーブルが必要となります。
対応ケーブルはAmazonに沢山ありますので、探してみてください。
3.5mmステレオミニプラグ・ケーブル(TRS 3極端子)
→ カメラのマイク入力(mic in)や一般的な3.5mmステレオミニプラグのオーディオ入力端子に対応するケーブル
取扱説明書(英語・中国語表記のみ)
- 専用キャリングケース
特に、専用のキャリングケースがしっかりしているので、持ち運びの際にも安心できるのは良い点だと思います。
付属のキャリングケース。TraxShotの形状に掘られている ©
マイク本体や付属品を安定してしっかり収納できる ©
Comica TraxShotの機能と各端子などの外観
続いて、Comica TraxShotのマイク外観と各端子、液晶等の機能について見てきます。まず外観については、チタンやシルバーメタリックを思わせる質感なのですが、筐体は樹脂で作られているようで、軽量に仕上がっています。
マイク外観 ©
マイク正面を見ていくと、ショットガンマイクで使われる集音部分が見られます。狭い範囲の音を録りたい時には、この先端部分マイクが音を拾ってくれます。
マイク正面 ©
三脚や自撮り棒にも取り付けられる
ひっくり返して底面を見ていくと、カメラの上部に装着できるようにホットシューマウントに対応した形状となっています。更に1/4インチ
ネジが備わっていますので、三脚やロッド、自撮り棒などに装着も可能です。
マイク本体の底面 ©
エアフロート衝撃吸収ブラケット(ショックマウント)
また、前半でも触れたように、底面とマイク本体の間は、オレンジ色の貝柱のような形状をしたゴムで支えられています。
オレンジ色の貝柱のような部分がショックマウント ©
こちらはエアフロート衝撃吸収ブラケット・エアベアリングショックアブソーバー(=俗にショックマウント)と呼ばれており、マイクを持ち歩いた時の振動や、カメラのボタンやボディを触れた際のスクラッチ音などのノイズを吸収してくれます。特に、甲高い音を効果的に除去してくれます。
一般的なO型形状のマイク用ショックマウントと比べて、正面や後方の衝撃も吸収できる構造になってる点が優れています。メーカーのカタログでは全方向(フロント、リア、左、右)の衝撃やノイズに対応できると謳われています。
実際にTraxShotをミニ三脚に装着して持ち歩いてみると、確かにマイクを前後に傾けても、ノイズ音を拾うことなく自然な音を取ることができました。貝柱凄いですw
Comica TraxShotの各端子と音声レベル
続いて、マイク本体の側面を見ていきます。まず右側面を見ていくと、マイクの側面には音声を拾うことができる集音部分が確認できます。そしてコントローラー部分を見ていくと、イヤホンやヘッドフォンなどを装着できる3.5mmステレオミニプラグ
の端子があります。
マイク本体(右側面) ©
次の項目でも見ていきますが音声出力端子は合計2つ搭載されています。つまり、カメラに音声入力しながら、イヤホンやヘッドフォンでマイクの音声を確認できます。
右側面に備わっている端子はモニタリング用の端子で、ラインレベルの音声を出力してくれます。そして本体上面に備わっているオレンジ色の音量ボリューム調整つまみの設定値の影響を受けます。スマートフォンでイヤホンを挿して音楽を聞くボリュームレベルと同じ感覚だと思って頂ければ問題ないかと思います。
こちらの端子はTRRS(4極プラグ)
とTRS(3極ブラグ)
の両方に対応しています。4極プラグの製品と言えば、イヤホンマイクが有名ですが、こちらも挿して使えるように配慮されているのは有り難いですね。
イヤホンマイクを挿してみた ©
続いて、反対側を見ていきましょう。今度はOUT端子とUSB Type-C端子が備わっています。
マイク本体(左側面) ©
この左側面に備わっているOUT端子のボリュームレベルは、右側面に備わっているモニタリング用の端子に比べて音量が非常に小さいです。カメラのマイク入力端子に配慮して、このような違いになっていると思われます。また、右側の端子と同様に、本体に備わっている音量ボリューム調整つまみの影響を受けます。
音量設定例
例えば、10m先にある線路に対して電車が通り過ぎるシーンを収録してみました。
カメラのSONY α7IIIの録音レベルを8
に設定し、Comica TraxShotの音量レベルを0
にすると、ピークレベルが80%くらいに収まりました。その他にもα7IIIの録音レベルを1
に設定し、Comica TraxShotの音量レベルを4
に設定すると、同じような感じで音を録ることができました。
マイクを単独で使える
Comica TraxShotはマイク本体にバッテリーを備えており、マイク単体で使うことができます。カメラやスマートフォン以外にも、録音できるICレコーダーのような録音機器にOUT端子
から音声入力を行い、音声収録させることも可能です。
Comica TraxShotのボタンと液晶とダイヤル
マイク本体の液晶側を見ていくと、次の機能が備わっています。
備わっています。ボタンでは、電源操作や、マイクの特性を選んだり、低音をカットできるLCF(ロー・カット・フィルター)のON&OFFを切り換えることができます。LCFは、巷で言うところのHPFと同じ効果だと思います。
LCFは、男性の声にもあまり影響がなく、かなり低い周波数域が限定されてカットされるようです。低音が鳴り響くシーンで役に立つ機能だと思います。
マイク本体の液晶側 ©
液晶画面では、充電式バッテリー残量も確認できます。これも素晴らしい!
ボタン操作や機能は以上です。備わっている機能はシンプルなので、私をはじめ、初心者の方でもすぐに扱えそうなインターフェースになっているのは非常に助かりました。他のマイクと比べても、必要な機能が一通り備わっているので問題なく使えそうです。
録音レベル調整ダイヤル
Traxshotの上面に備わっているオレンジ色のダイヤルでマイク感度を調整できます。
マイクで録音した音声は0から10まで無段階に調整できます。調整すると、本体両側面に備わっている3.5mmのミニプラグの出力音量が変化します。録りたい音声のピークが100%
に振り切れないよう、録音側でピーク80%
くらいのところに調整するのがオススメです。
ダイヤルは固めに作られているので、知らない間にダイヤルが回って、音量が変わってしまうトラブルはまず無さそうです。
Comica TraxShotの使い方と各モードの注意点
本体の左ボタン(MODEボタン)を押すごとに、Comica TraxShotのマイク動作が変わります。モードによって、ショットガンマイクの先端からの集音と、サイドマイクの集音のミックス方法が異なるようです。(マイクの音を聴いた推測ですが、もし違っていたらご指摘をお待ちしております)
1つ注意したいのが、2つのマイクの方角と、このモードが連動して変更される訳ではないという点です。それぞれ別々に手動で操作することになります。つまり、マイクを使用する際のセッティング方法は次のような流れになります。
マイクの角度を手で回転させる
→ 例:マイク間を90°に回転させる
適したモードを選ぶ
→ 例:90°に適したモード「S2」に設定する
マイク角度と設定は異なる組み合わせも選択できます。
更にもう1つ注意点があります。Comica TraxShotのモードは現時点で4種類用意されていて、そのうち2つがモノラル音声出力になります。使用するモードを選び間違えると、ステレオで録りたかったのにモノラルだった!という事も有り得ますので、使いたい設定が間違いないか、注意深く確認しなければなりません。
それでは、代表的な各モードとマイク角度の組み合わせを見ていきましょう。
Mモード (マイク角度0°に最適) モノラル出力
マイクを向けた前方の限られた範囲の音を大きく拾ってくれます。ショットガンマイクのように鋭い指向性(超指向性)が必要な時に便利で、例えば、自分自身にマイクを向けて話すと、強い風の中でも声をはっきりと録ることができます。
その他に、人が話している音声や狭い範囲の音を、周りの雑音に埋もれないように集音したい時にも役立ちます。音声出力はモノラルになります。
手順1:マイクを横並びにする(マイク間の角度を0°へ回転) ©
手順2:Mモードに切り替える ©
Mモードの「M」はおそらくモノラルの頭文字だと思います。
S1モード (マイク角度30°に最適) ステレオ出力
比較的広い範囲の音を録りたい時に便利なモードです。単一指向性マイクと似たような結果になります。マイク間の角度が0°
と90°
の時の中間のような特性、声を中心として、周りの背景音も撮りたい時に便利です。
手順1:マイクを角度30°の位置で止まるまで広げる ©
手順2:S1モードに切り替える ©
S1モードの「S」はおそらくステレオの頭文字だと思います。
S2モード (マイク角度90°に最適) ステレオ出力
ステレオ感の強い、広がりのある音を録音したい時に便利なモードです。双指向性マイクと近い結果になります。
手順1:マイクを角度90°の位置で止まるまで広げる ©
手順2:S2モードに切り替える ©
音を撮りたい範囲を定めない、背景全体の雰囲気を残したい時に役立ちます。
Tモード (マイク角度180°に最適) モノラル出力
後ろ方向と前方向の狭い範囲を同時に収録できる特殊なモードです。出力される音声はモノラルとなりますので、音の左右の偏りはなくなります。Vlogや、1対1のインタビュー。そして旅行時に喋りながら動画を撮りたい時に便利なモードです。ただし、音の広がりや立体感はS1、S2モードに比べて、明らかに失われてしまいます。
手順1:マイクを角度180°の位置で止まるまで広げる ©
手順2:Tモードに切り替える ©
T1モードの「T」はおそらくトークの頭文字だと思います。カメラを持って喋るシーンに特化したマイク設定と言ったところでしょうか。実際に、このモードで喋りながら歩き撮りすると、声をよく拾ってくれました。
イメージとしては、ショットガンマイクを前後にそれぞれ配置した感じと似ていて、マイク正面に向けて話すと、声の芯がよく録れます。喋るときはできるだけ、マイク先端を意識して使うと良さそうです。
ASMRも収録できる!?少し変わったマイク角度を試す
前述の通り、マイクの角度とマイク設定が連動していない仕様は、一見すると使いづらい印象ですよね 😅 実際に使ってみると、設定を忘れてモノラル音声になってしまった!と言うことも結構ありました。
しかし、角度とマイク設定が連動していないお陰で、前述のモード以外の使い方や組み合わせも利用することができます。例えばこんな感じです。
手順1:180度マイクを広げる ©
手順2:S1モードに切り替える ©
マイクを左右に開き、設定モードをS1
にしておくと、左右の極端な音声を撮ることができます。
一時期流行っていたASMRに近い音声の録り方ができました。ただし、設定S1では、サイドマイクの音も拾ってしまうため、専用のASMRマイクとは異なる結果となりそうです。あくまでこのような応用例もあるという参考にしてください。
マイクの固定可能な角度について
Comica TraxShotのマイク角度は、Mモード時の0°を起点として、次の表のような角度へ調整できます。
マイクの開閉角度 | 適した設定モード |
0° | Mモードに最適。両マイク間の角度が0°となる |
15° | S1モードに最適。両マイク間の角度が30°となる |
45° | S2モードに最適。両マイク間の角度が90°となる |
90° | (ASMRに最適!?) |
135° | (カメラ背面の広範囲を集音するのに便利?) |
180° | Tモードに最適。両マイク間が180°となる |
以上のように6つの角度で固定できるようになっています。
マイクの角度はある程度自由に変更できる ©
将来的にTraxShotのファームウェアアップデートで新しいモードが追加される可能性もあります。マイクの角度はある程度好きな角度へ固定できるので、用途に合わせて設定してみてください。
Comica Traxshotの重量・寸法サイズ・仕様
仕様 | 内容 |
マイク指向性 | スーパーカーディオイド(超指向性) |
応答周波数 | 20Hz 〜 20kHZ |
出力インピーダンス | 600Ω |
感度 | -40dB 〜 -20dB |
S/N比 | 60dB |
重量 | 130g |
寸法サイズ | 122 x 65 x 62mm |
バッテリー | 充電式リチウムバッテリー内蔵 |
ディスプレイ | 有機EL IPSディスプレイ |
マイクには様々な種類とタイプがありますので、詳しくは下記も参考にしてください。
Comica TraxShotの音質と集音&録音例
Traxshotを実際に使ってみた感想としては、厳しく見ればワンランク上のマイクと比べて、音の厚みに欠けるというか…低音域と高音域は少し物足りないない印象もしました。他のマイクと比べないと分かりにくいレベルではありますが、そこは価格なりの音質といった感じなのだと思います。
Comica Traxshotの音質については動画でご紹介していますので、そちらをご覧の上でご判断ください。
音質に限っていえば、同じくComicaから出ているCVM-VM20(解説記事へ移動)の方が、価格が安い割に高音域と低音域の伸びは良い印象でした。指向性は単一指向性となり、利便性は落ちてしまいますが、利用シーンの広さよりも、音質に拘りたい方はそちらもオススメだと思います。
とは言え、全体的に見れば非常にバランスの良い音質なので、自然に近い音を録ることができます。個人的には、味付けや癖のある音質よりもフラットな音質が好きなので、この点はとても好感が持てました。
Vlogや、ちょっとお出かけして撮影を楽しむには、とても良いマイクだと思います。
中でも、同様のショットガンマイクやワイドレンジマイクと比べて、重量が極めて軽量に作られており、この音質を両立できている事が晴らしいです。色々な場面で気楽に持ち出しせるコンパクトなマイクとしては、今年一番のヒット製品になるんじゃないかと感じました。旅行や荷物を軽くしたいシーンでは間違いなくオススメです。
(ご提供:Comica・PERGEARさん)