棒状のLEDライト「YC Onion EnergyTube RGB LEDライト」についてブログで使用感想を書きたいと思います。EnergyTubeは、見た目がライトセーバーを短くしたような形状をしており、側面にあるボタンやスマートフォンアプリから、カラーを自在に選ぶことができる照明機材です。

YC Onion EnergyTube RGB LEDライト本体と操作パネル。好きなカラーを選び発光できる
YC Onion EnergyTube RGB LEDライト本体と操作パネル。好きなカラーを選び発光できる ©
YC Onion EnergyTubeの発光面
YC Onion EnergyTubeの発光面 ©
ディスプレイで色合いの設定を確認できる
ディスプレイで色合いの設定を確認できる ©

このライトの使い方は、好きなカラーを選び、ライトを直接当てたり、バウンスさせて間接的に光を使うといった楽しみ方ができます。

光を直接当てた使用例
光を直接当てた使用例 ©
カラーを選択した時の様子
カラーを選択した時の様子 ©

更に、この製品の良いところは、電源系統の素晴らしさです。内蔵バッテリーを交換できたり、バッテリーが装着されていない状態でUSBケーブルから給電しても点灯させることができます。

バッテリーは取り外したり、使用せずUSB給電による連続発光が可能!
バッテリーは取り外したり、使用せずUSB給電による連続発光が可能! ©

バッテリーは18650(保護回路なしの電池タイプに対応)を使っており、Amazonなどで比較的入手が簡単なパーツです。

これまでのポケットサイズのLEDライトや、同様の形状したLEDライトでは、上記のようにバッテリーを交換する事ができず、バッテリー無しで連続使用できる製品は見たことがありません。メーカーさんが狙ってこの仕様にしたのかは不明ですが、大変珍しい機能となっています。

また、バッテリー内蔵型のLEDライトは、バッテリーの性能がイマイチであったり、劣化が激しくなり1年で使えなくなる製品も実際にあります。これに対して、YC Onion EnergyTubeでは、LED素子だけ長持ちしてくれれば、かなり長期間使い続けられる可能性を秘めています 😲

個人的には、発光時間が1時間を超える連続使用をしたい場面が多いので、USB給電で連続使用できる事はかなり大きなメリットです。

また、発光面とは反対側の操作パネル両端に磁石を備えており、金属や付属されるマグネットシールを活用して、好きな場所へ固定する使い方もできます。ちょうど、長時間のテレワークやWeb会議用の照明を探していたので、Webカメラ用の照明機材としても使っていきたいです。狭いデスクスペースでも明るく照らすことができるので、室内の自撮り撮影用ライトとしてもオススメです ☺️

目次:YC Onion EnergyTubeのレビュー

YC Onion EnergyTube RGB LEDライトの内容物と付属品

それでは、YC Onion EnergyTube RGB LEDライトの内容物やアクセサリーを見ていきましょう。購入すると付属される内容は、LEDライト本体と、充電用のUSBケーブル。そしてバッテリーや磁石のシールが用意されています。

YC Onion EnergyTubeの内容物
YC Onion EnergyTubeの内容物 ©

写真にはありませんが、ライトが収納できる袋(キャリングポーチ)も入っています。

  • 元箱
  • LEDライト本体
  • バッテリー(18650という型番の電池)
  • 3M製のマグネットシール
  • 充電用USBケーブル
  • キャリングポーチ
  • 取り扱い説明書(日本語記載あり)

冒頭でも特徴として触れましたが、バッテリーが取り外し可能である事や、バッテリーを使わずにUSBから電源を供給させて連続使用ができます。

EnergyTubeで光を当ててみた使用感

続いてYC Onion EnergyTubeを当てて、光がどのように変わるか試してみました。発光面がスティック状になっているので、例えば顔を始めとした人物で使用する時には、発光面を立てるように当てると、広い範囲が明るくなります。

EnergyTubeで光を当ててみた例
EnergyTubeで光を当ててみた例 ©
EnergyTubeで光を当ててみた例
EnergyTubeで光を当ててみた例 ©
EnergyTubeで光を当ててみた例
EnergyTubeで光を当ててみた例 ©
EnergyTubeで光を当ててみた例
EnergyTubeで光を当ててみた例 ©
EnergyTubeで光を当ててみた例
EnergyTubeで光を当ててみた例 ©
EnergyTubeで光を当ててみた例
EnergyTubeで光を当ててみた例 ©

今度は側面の壁に光を当てて、間接光として当ててみました。壁バウンスと呼ばれていますが、拡散した光が広い範囲に当たるため、明るい箇所と影がなだらかになります。但し、1面積に当たる光は少ないので、暗くなってしまいます。

EnergyTubeで光を当ててみた例(壁バウンス)
EnergyTubeで光を当ててみた例(壁バウンス) ©

EnergyTubeの使い方と機能

続いて、YC Onion EnergyTube RGB LEDライトの使用方法についてです。使い方は他のLEDライトと同じく、CCTとHSI、SCENEモードが2つ用意されています。

  • CCT(色温度)

    色温度を3200Kから6200Kまで変更できます。またグリーンからマゼンダまでの色偏差を調整でき、-10(グリーン側)から+10(マゼンダ)の範囲で1段階ずつ変更できます。

  • HSI(カラーをHSIの数値で決める)

    HSIはHue(色相)・Saturation(彩度)・Intensity(明るさ)の頭文字です。

  • SCENE(自動点灯機能) 2種類

    プリセットされた自動発光パターンの中から選んで、自動で光らせる事ができます。自動発光のアニメーション速度も本体から操作・変更できます。

操作内容は本体のOLEDディスプレイから、現在の設定を確認できます。操作はアプリや、本体のつまみスイッチから値を変更できます。

側面に操作つまみが配置されている
側面に操作つまみが配置されている ©
YC Onion EnergyTubeの操作つまみ(拡大図)
YC Onion EnergyTubeの操作つまみ(拡大図) ©

EnergyTubeの色温度調整モード(CCT)

まずCCTモード(色温度調整モード)です。こちらは忠実なライトで商品撮影したい時に役立ちます。色温度は3200Kの暖色から6200Kの寒色まで微調整できます。

CCTモードで6200Kに設定して発光させた例。アプリからもワイヤレスで色合いを変更できます。
CCTモードで6200Kに設定して発光させた例。アプリからもワイヤレスで色合いを変更できます。 ©
CCTモードで3200Kに設定して発光させた例。アプリからもワイヤレスで色合いを変更できます。
CCTモードで3200Kに設定して発光させた例。アプリからもワイヤレスで色合いを変更できます。 ©

更に、色偏差も次のように微調整が可能です。

CCTモードではグリーンからマゼンダの微調整もできる
CCTモードではグリーンからマゼンダの微調整もできる ©
マゼンダ側へ調整した例
マゼンダ側へ調整した例 ©
CCTモードでマゼンダ側へ調整した例。アプリからもワイヤレスで色合いを変更できます。
CCTモードでマゼンダ側へ調整した例。アプリからもワイヤレスで色合いを変更できます。 ©
グリーン側へ調整した例
グリーン側へ調整した例 ©
CCTモードでグリーン側へ調整した例。アプリからもワイヤレスで色合いを変更できます。
CCTモードでグリーン側へ調整した例。アプリからもワイヤレスで色合いを変更できます。 ©

EnergyTubeのカラー調整モード(HSI)

続いて、HSI(カラーモード)では好きなカラーを選ぶことができます。Hの値をから360°に変更していくと、色相が変更できます。

HSIカラーモードの発光例(色相の変更)
HSIカラーモードの発光例(色相の変更) ©
HSIカラーモードの発光例(色相の変更)
HSIカラーモードの発光例(色相の変更) ©
HSIカラーモードの発光例(色相の変更)
HSIカラーモードの発光例(色相の変更) ©

色合いはアプリからも自由に変更できます。Blutooth経由ですので、ワイヤレスでLEDライトの色を変更できるのは便利ですね!

HSIカラーモードの発光例(色相の変更)。アプリからもワイヤレスで色合いを変更できます。
HSIカラーモードの発光例(色相の変更)。アプリからもワイヤレスで色合いを変更できます。 ©
HSIカラーモードの発光例(色相の変更)。アプリからもワイヤレスで色合いを変更できます。
HSIカラーモードの発光例(色相の変更)。アプリからもワイヤレスで色合いを変更できます。 ©
HSIカラーモードの発光例(色相の変更)。アプリからもワイヤレスで色合いを変更できます。
HSIカラーモードの発光例(色相の変更)。アプリからもワイヤレスで色合いを変更できます。 ©

またSの項目を変更していくと、彩度を変更できます。

HSIカラーモードの発光例(彩度の調整)
HSIカラーモードの発光例(彩度の調整) ©
HSIカラーモードの発光例(彩度の調整)
HSIカラーモードの発光例(彩度の調整) ©
HSIカラーモードの発光例(彩度の調整)。アプリからもワイヤレスで色合いを変更できます。
HSIカラーモードの発光例(彩度の調整)。アプリからもワイヤレスで色合いを変更できます。 ©
HSIカラーモードの発光例(彩度の調整)。アプリからもワイヤレスで色合いを変更できます。
HSIカラーモードの発光例(彩度の調整)。アプリからもワイヤレスで色合いを変更できます。 ©

アプリ上で左にスワイプするか、彩度を0に近づけていくと、無彩色のグレーに近づきます。

EnergyTubeの自動発光モード(SCENE)

YC Onion EnergyTubeの発光モードは2種類用意されています。大まかに2つのカテゴリーのような形して、異なる点灯アニメーションが用意されています。

HSIカラーモードの自動例(アニメーション)
HSIカラーモードの自動例(アニメーション) ©

点灯したり、他の色へ徐々に変わったりするアニメーションが用意されています。色が変わるスピードは本体からも変更ができます。

アプリからも操作できますが、残念ながら単色(CCT)の点滅アニメーションしかコントロールできないようです。

HSIカラーモードの自動例(アニメーション)。アプリからもワイヤレスで色合いを変更できます。
HSIカラーモードの自動例(アニメーション)。アプリからもワイヤレスで色合いを変更できます。 ©

EnergyTubeを使った商品動画の撮影例

今度はYC Onion EnergyTube LEDライトを使って簡単な商品動画を撮影してみました。EnergyTubeは背面に向けて当てて、商品の背後に向けて柔らかく光を当ててみます。

EnergyTubeのセッティング例
EnergyTubeのセッティング例 ©

部屋の照明を消してみました。YC OnionではHotDog 3.0などの電動スライダーも用意されています。そういった動画撮影用の機材と組み合わせて使用するのも非常に面白いです。

動画撮影で便利なスライダーと組み合わせてみた
動画撮影で便利なスライダーと組み合わせてみた ©

左側面からはポケットLEDライトを当てています。

動画撮影で便利なスライダーと組み合わせてみた
動画撮影で便利なスライダーと組み合わせてみた ©

撮影した結果はこちらのようになりました。

撮影結果
撮影結果 ©

YC Onionの製品では、同社製品で共通して使える専用のアプリが用意されています。例えば、スライダー製品では他の製品と連携した動作ができるようになっています。

YC Onionというアプリを使ってワイヤレスに色合いを変更できる
YC Onionというアプリを使ってワイヤレスに色合いを変更できる ©

ところが、YC Onion Energytubeでは他のYC Onion製品とは連携できないようです。連携できると、スライダーの位置によって明るさを変えたり、色合いを変えるといった細かいコントロールが出来そうなのですが、今後はそういった動作もできると嬉しいなと思いました。

YC Onionのスライダーの動きとLEDライトを連携させようとしたが、残念ながら現在はサポートされていない
YC Onionのスライダーの動きとLEDライトを連携させようとしたが、残念ながら現在はサポートされていない ©

また、ビデオライトには様々な製品がありますので、興味がありましたらLED製品に関するまとめ記事も一緒にご覧ください。