ここ最近は、価格が安くて薄型&軽量の液晶ディスプレイが増えてきました!この製品はモバイルディスプレイと呼ばれていますが、いざ購入しようとネットで商品を探してみると種類が多すぎて何を選んだら良いか分からない!という状態でした。
今回は色々なモバイルモニターを購入した感想を元に、おすすめの液晶画面や選ぶポイントを解説していきたいと思います。同じような悩みをお持ちの方に参考となりましたら幸いです。
macbookに接続して2つ目の画面として表示した例 ©
モバイルディスプレイでは、例えば次の動画のように素早くコンパクトに液晶表示ができます。
モバイルモニターは色々な製品がありますが、まず初めに、モバイルモニターとしてキメが細かく、モニター本体の固定方法の選択肢が充実している、以下の液晶モニターを推したいと思います。
高精細な4K映像(4K UHD 3840×2160ピクセル)とsRGBに対応した液晶モニターです。本体は約868g。外出先や旅行バッグにもスマートに持ち運びが可能。VESA規格(MIS-D 75mm)のマウントねじ穴を備えているので、モニターアームへ装着してPCのサブディスプレイ環境を作りたい時にも便利です。その他に、価格が安く抑えられたFHD(1920x1080px)の製品も登場しています。
- Nintendo SwitchやPS3等のゲーム画面
- PCのセカンドモニター
- カメラの撮影データを映し出したい
などの用途をはじめ、アイディア次第で活用ができます。その他にも、用途に応じて適した製品がありますので、順番に見ていきましょう。
目次:モバイルモニターの選び方とおすすめ製品のまとめ
モバイルモニター液晶画面を選ぶポイント
液晶画面を選ぶ際には、次の優先順位で探していくと、探しているモニターに出会うことができるかと思います。
1.画面の大きさ
携帯性に優れ、薄型であるモバイルモニターは15インチ前後のサイズが主流です。15インチは、大型のノートPCに内蔵される画面サイズと同じ程度の大きさになります。例えばMacbookProの15インチモデルと比較すると、以下のような雰囲気になります。
15.6インチのモバイルモニター(上)とMacBookPro(下)のサイズ比較 ©
その他に、小型の7インチ程度の液晶モニターも存在します。
HDMI/VGA/AV入力ができる1024×600の高解像度モニタです。178°の広視野角をもつIPS液晶モニターで、HDMIケーブルやRCAケーブルが付属しているにも関わらず、価格が5千円代と非常に安価に作られています。詳しくは製品レビューをご覧ください。
大型になると、24〜27インチのTVモニターや写真映像編集用のモニター、ゲーミングモニターが多数存在し、据え置き型が殆どです。
2.解像度(ドットのきめ細かさ)はどれくらい必要か?
現在は、価格の安いフルハイビジョンや、フルハイビジョンに比べてキメの細かい4Kの液晶画面が主流です。どちらを選ぶかによって価格に大きく差が出ます。
フルハイビジョン(FHDとも呼ばれる)
液晶のドットの数を示す解像度は、1920x1080ピクセル。FHDとも呼ばれます。価格が比較的お手頃で、色合いが自然な製品も多い。一般的なスマートフォンに比べるとドットの目が荒く、液晶に近づくとドットが見えます。
4K(UHDとも呼ばれる)
3840x2160ピクセルの解像度を持ち、フルハイビジョンに比べると縦横のドット数は2倍。解像度は4倍のきめ細かさを持つ。スマートフォンのiPhoneやiPad、MacbookProにも迫る高精細な表現を誇ります。しかし、その分だけ価格が高くなる傾向です。
3.電源の供給方法
モバイルモニターではACアダプターとUSBケーブルによって電源を供給するタイプが主流です。
ACアダプター。出力端子の形状は様々(こちらの製品はUSB Type-A) ©
更に、PCから画面表示を行いながら、同時に電源供給できるモデルもあります(PDと呼ばれます)。こちらはコンセントの数が限られた場所でも、PCから電源供給できるので外出時に便利です。
製品の中には、液晶からPCへ電源供給できる製品もあります。
- PCからモバイルモニターに接続し、画面表示&電源供給できる
- モバイルモニターからPCへ電源供給し、画面表示できる
紛らわしいですが、この2つは少し機能が違います。製品よって出来る製品と出来ない製品がありますので、頻繁に使用しようと検討されている方は、購入時に注意してください。
大型の液晶モニターになると、専用の電源ケーブルから電源供給するタイプが殆どです。
4.その他の拡張機能(固定方法など)
モバイルモニターでは、付属される液晶カバーによって立て掛けることができます。
カバーは背面へ吸着させることができます ©
中には、背面にモニターアームを装着できるネジ穴(VESAマウント)に対応している製品まであります。
本体背面はVESA75マウントに対応したメスネジが付属 ©
特に液晶画面の落下や破損が心配な方は、別売りのモニターアームへ装着できる製品を選ぶのが安心かと思います。
5.動作の安定性と品質(チラつきやドット欠け)
購入時にドット欠けや、画面のチラつきなどの不具合が起こるのかも、予め口コミなどで確認しておくと安心です。また製品によっては1年以上の保証期間を設けているものもありますので、そういった製品を選ぶのがおすすめです。
特にドット欠けについては購入後、すぐにメーカーへ問い合わせされるのが良さそうです。
フルハイビジョン表示できるモバイルモニター
それではオススメのモバイルモニターについて解説していきます。まず初めに紹介するのがFHD表示ができるこちらの製品です。
FHD(1920x1080px)のモバイルディスプレイです。178°の広視野角を持つIPS液晶で、入力端子はHDMI-mini(Type-C)やUSB Type-Cに対応しています。価格が安く抑えられており、携帯時に便利な液晶カバーや各種ケーブルが付属。重量は約913g・薄さ8mmというコンパクトさに仕上がっています。その他に高精細な4K映像(4K UHD 3840×2160ピクセル)に対応した液晶画面も登場しています。
ポイント
- 価格が安い
- 画面の発色や表現力は素晴らしい
- ケーブルやカバーなど付属品が充実
詳しくは以下の記事でもレビューを行っています。
仕様 | 説明 |
本体重量 | 913g |
寸法 | 370 x 226 x 8mm |
輝度 | 不明 |
ディスプレイの表面 | アンチグレア |
パネル | 広視野角IPSパネル 178° |
コントラスト比 | 1000:1 |
色数 | 16.7M (8bit) |
リフレッシュレート | 60Hz ・応答速度:3~5ms |
スピーカー | 2Wステレオスピーカー内蔵 |
VESA規格 | 対応なし |
回転検出機能 | 非対応 |
4K表示に対応したモバイルモニター
こちらは高精細な4K表示に対応したモバイルモニターです。きめ細かさに拘る際には、こちらがオススメです。
高精細な4K映像(4K UHD 3840×2160ピクセル)とsRGBに対応した液晶モニターです。本体は約868g。外出先や旅行バッグにもスマートに持ち運びが可能。VESA規格(MIS-D 75mm)のマウントねじ穴を備えているので、モニターアームへ装着してPCのサブディスプレイ環境を作りたい時にも便利です。その他に、価格が安く抑えられたFHD(1920x1080px)の製品も登場しています。
- 4Kで細部にわたり素晴らしい表現力
- ケーブルやカバーなど付属品が充実
- モニターアームに装着して固定できる
この製品の詳しい解説は以下の記事をご覧ください。
仕様 | 説明 |
輝度 | 300cd/m2 |
ディスプレイの表面 | グレア or アンチグレア |
コントラスト比 | 800:1 |
色数 | 16.7M (8bit) |
リフレッシュレート | 60Hz ・応答速度:3~5ms |
VESA規格 | 75mm x 75mm (5mm長のネジ穴) |
スピーカー | 2Wステレオスピーカー内蔵 |
回転検出機能 | 非対応 |