ネットや家電量販店でカメラを購入しようと思った時によくある悩みとして挙がるのが「一眼レフカメラとミラーレスカメラのどちらを選べば良いの?」という疑問ではないでしょうか?実は、一眼レフカメラに置き換わるカメラとして、現在はミラーレスカメラが確固たる地位を築きつつあるんです。

最近ユーザーが増えているミラーレスカメラ
最近ユーザーが増えているミラーレスカメラ ©

今、もしどちらのカメラを選ぶべきか?と聞かれたら即答で「ミラーレスカメラを選ぶべき!」と断言できます。

更に、踏み込んで、どのメーカーのカメラを選んだら良いか?と聞かれれば、SONY製のミラーレスカメラが最も最良な選択肢だと考えています。今回はその理由を順番に解説します!

目次

カメラメーカーは一眼レフ用のレンズ開発を辞めている

まず、はっきり言えることは、一眼レフカメラは時代遅れになりつつあるという事実です。今からカメラを購入するのでしたら、迷うことなくミラーレスカメラを選んだほうが良いです。

その大きな理由は、各カメラメーカーがミラーレス用のレンズに力を入れてるからなんです。

各社でミラーレスレンズへの開発が加速している
各社でミラーレスレンズへの開発が加速している ©

企業によっては、人材と資源を割く余裕がなく、一眼レフ用の新しいレンズを開発&発表しなくなっている状況です。…というより、現在は殆どのメーカーがミラーレス用レンズにリソースを集中させている状況です。

つまり、今後は一眼レフカメラを購入すると、新しい製品が登場しなくなる兆しがある、という訳ですね 😨 貴方は将来性のあるカメラと、生産や開発がストップしているカメラ…どちらを選びますか!?

カメラファインダーで拡大して映像を確認できる

実は私自身、一眼レフカメラをメインで使っていた時代がありました。ですから、もちろん一眼レフの良い思い出もあります 😄 ところが、2013年頃にミラーレスカメラのファインダーを覗いて、「あ、これはもう一眼レフの時代は終わるな」と思いました。

一眼レフとミラーレスカメラの決定的な違い…それはファインダーです!

ミラーレスカメラのファインダーを覗いてみると、液晶ディスプレイになっています。液晶ディスプレイになっていると、次の点でカメラの撮影がしやすくなります。

実際にファインダーの中ではどのような映像が見られるのかは、次のYoutube動画が参考になります。

一部を拡大表示できる

ピントを合わせたい箇所を拡大できるので、ミラーレスカメラを使うと、ピントを外してしまう失敗も格段に減ります。例えば、身近にある10円玉や、花のごく一部を大きく撮影して、緻密なピント合わせも可能になります。

その様子は次の動画が参考になります。

撮影できる明るさや色合いを把握できる

一眼レフを使った事がない方には分かりにくいのですが、一眼レフのファインダーは双眼鏡や望遠鏡の覗き込んだ時のように、実際の風景を見ることができます。

ところが、目で見ている風景とカメラで撮影した結果は完全に一致することがありません。カメラの設定を間違えると、

  • あれ?暗くなってる
  • なんか青くなってしまう
  • 思った雰囲気と違う

という違和感を覚える方も多いと思います。実はこの点についても、ミラーレスカメラの方が初心者の方にも扱いやすいんです。

ミラーレスカメラでは、ファインダーで見た映像と撮影したデータの雰囲気が殆ど同じになります。

かなり正確に撮影結果をファインダーの中で見ることができるので、初めてカメラを使う方もミラーレスカメラを使うと「こう撮影できるのかー!」と感覚的に理解しやすいです。カメラの腕を上達させたい!と考えてる方にもミラーレスカメラが間違いなくおすすめです。

設定情報をファインダーで確認しながら撮影できる

これはカメラの撮影方法や基本を覚えた後で、ミラーレスカメラが便利だと実感する話題になります。

カメラでは撮影する写真や映像が、

  • 明るすぎるのか?
  • 暗すぎるのか?
  • 真っ直ぐ水平に撮れるのか?
  • 自分で決めたカメラ設定が正しいか?

を判断できる情報の表示機能がたくさん用意されています。これは専門的な用語になりますが、ヒストグラム水準器ISOSS(シャッタースピード)F値(絞り)と呼ばれている情報です。

実は、一眼レフはファインダーで、これらの情報を全て確認するのが難しいです。逆に、ミラーレスでは全ての情報を素早くファインダー内で確認できるんです。

つまり、初めてカメラを使う方だけでなく、プロの方にとっても、ミラーレス一眼カメラのファインダーが液晶ディスプレイになっている事は大きなメリットがある訳です。

一眼とミラーレスの違い

ミラーレスカメラは、ファインダーが液晶ディスプレイ化されており、画面内で撮影結果や情報を素早く知ることができる!!

初心者にも優しい機能を備えていてオススメです。

大きなカメラの方が高性能なんでしょ?→それは間違いです

ミラーレスカメラでは、一眼レフカメラで必要だった機械的なパーツが不要となりました。

一眼レフ製品の例
一眼レフ製品の例 ©
ミラーレスカメラ製品の例
ミラーレスカメラ製品の例 ©

具体的には、一眼レフカメラに搭載されていた「鏡を反転させるパーツ」です。一眼”レフ”と言われる由来も、その鏡が元となっています。ミラーレスカメラはその名前の通り、ミラー”レス”…つまり鏡が不要となったカメラなんです。

技術の進歩により、カメラ内部で鏡が不要になってしまったんですねー。

その分だけ、ミラーレスでは恩恵もあります。

  • カメラの重量が軽い
  • カメラも薄くてコンパクトに!

といったメリットもあります。一昔(2019年以前)までは、ミラーレスカメラの機能が、一眼レフより劣っている時代もありましたが、現在は一眼レフに近いモデルや、一眼レフカメラを追い越す性能を持ったミラーレスカメラが続々と登場するようになりました。

  • 大きなカメラの方が高性能なんでしょ?

カメラの事を知らない方は、そう考える方もいらっしゃるかもしれません。でも実は、今はミラーレスカメラで小型・高性能化が進んでいるので、ミラーレスの方が高性能な場合も多くなっています 😲 今後その流れは益々進んでいきます。

現在は更に、ミラーレスからシャッターレスへと時代が進みつつあり、更に機械部品が不要になりつつあります。ただ、シャッターレスカメラが主流になるには、まだ数年以上かかると思います 😇

機能は進化していくのに、部品がどんどん要らなくなるって不思議ですよね(笑)

ミラーレスカメラはSONY製品がおすすめ

では、ここまでの理由を見ていった後に、ミラーレスカメラを選ぶ際に、どのカメラメーカーを選んだら良いのでしょうか?

  • それは間違いなくSONYのカメラです。

理由は、SONYが早い時期からミラーレスカメラを作り始めていたからなんです。え?どういう事!?と思われた場合には次の詳しい内容をご覧ください。

レンズの選択肢が豊富で他社も参入している

SONYのミラーレスカメラは、まだ他のカメラメーカーが一眼レフカメラの開発に注力していた頃に、様々なタイプのカメラを積極的に作っていました。そのため、どこのメーカーよりも早い段階でミラーレス向けのレンズを造っていたため、現在ではレンズの種類が非常に豊富となっています。

Sony向けに個性的なレンズが世界で開発されています。
Sony向けに個性的なレンズが世界で開発されています。 ©
驚くことに、フィルムカメラの「写ルンです」のレンズを移植した個性的なレンズまで登場している
驚くことに、フィルムカメラの「写ルンです」のレンズを移植した個性的なレンズまで登場している ©

特に、高性能で価格の高いレンズ以外にも、初心者の方でも購入しやすい値段で手に入る入門者向けレンズなども充実しているのが、良いところです。

更に、SONYのミラーレス向けのレンズは、他のレンズメーカーも参入してSONYに対応したレンズを作っているんです。現在は国内メーカーのTAMRON(タムロン)やSIGMA(シグマ)だけでなく、中国を始めとした海外メーカーもSONY用のレンズを多数開発しています。

SONYが自社で開発したレンズは「純正レンズ」と呼んでいますが、他社がSONY向けに作ったレンズは「サードパーティレンズ」と呼ばれています。実は純正レンズよりもサードパーティレンズは値段が安い事が多いんです。

  • つまり、カメラを始めたい時に、予算に応じたちょうどいいレンズを探しやすくなります。

初心者の方で、何を選べば良いか迷った時にはSONYのミラーレスカメラにおすすめのレンズが参考になります。

SONYのミラーレスを使ってる人が多い

こんな言葉があります。

  • 赤信号、みんなで渡れば怖くない

仮に禁止されていることや危険な行為も、集団にいると心理的な抵抗もなく同じように行動してしまう、といった意味です 😓 これは例え方が悪く、危険行為を推奨するような言葉ですが、周りと同じ環境と行動をする事は、それだけ安心できる心理的要素が多くなるという事です。

Shimatabi 00820 | Sony a7 + SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE
 Shimatabi 00820 | Sony a7 + SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE ©

ではカメラを選ぶ際には、どうでしょう?もし貴方なら

  • 誰もが使ってるカメラを選びますか?
  • それとも、誰も使ってないカメラを選びますか?

私なら、前者をおすすめします。カメラを始めようと思ってる際に、身近で話を聞ける人がいる事は、非常に心強い事だと思います。また撮影技術やテクニックについて学びたい方にとっても、身近でアドバイスを聞ける方がいると居ないとでは、カメラの上達スピードが大きく違ってきます。

実際に私自身も、身近でカメラについて聞くことができる人が沢山いたお陰で、その後の大きな影響を受けたと思います!

ただし、カメラについて話を聞ける人が、自分と違ったカメラを使っていると、アドバイスを受けるのは案外難しいものです 😅 そういった理由からも、現在ミラーレスカメラでシェアが大きいSONYのカメラを使っていると、将来的にカメラを使っている方にアドバイスを受けやすくなる可能性が高くなります。

10年前までは、一眼カメラが主流で、NikonやCanonを使っていれば、周りにもNikonやCanonのカメラユーザーが居るので、話を聞くことが出来ました。私もその当時はニコンを使っていたのですが、現在はSONYのカメラを使っている方が非常に増えています。