DJI OSMO Pocketの操作方法を初心者でも分かりやすく解説します。購入したばかりで操作方法がわからないという方は、ぜひ参考にしてください。当記事では、電源のオン・オフや撮影の仕方、動画や写真撮影の切り替え、より詳細なモード(タイムラプスやパノラマ)などの変更方法を順番に説明していきます。
ポケットサイズの3軸ジンバル搭載ビデオカメラです。歩きながら動画撮影しても滑らかに撮影でき、選択したターゲットを追い続けて撮影してくれるアクティブトラッキングが非常に便利です。後継機としてDJI Pocket2が登場しました。
当記事では、DJI OSMO Pocketで撮影したサンプル動画の各シーンを交えて、その使い方や撮影方法を一例としてご紹介していきたいと思います。
その他の撮影例はOSMO Pocketの作例まとめをご覧ください。また、DJI Osmo Pocketで撮影するのに役に立つグッズについては、以下が参考になります。
それでは撮影方法について見ていきましょう。
目次:DJI OSMO Pocketの簡単な使い方と操作方法
撮影開始や電源オフにする方法
まずは、DJI OSMO Pocketの操作方法を簡単にご紹介したいと思います。
DJI Osmo Pocketの外観 ©
DJI Osmo Pocketには上記の写真のように、液晶と、液晶の下にボタンが2つ備わっています。まずは、この2つのボタンの操作方法を覚えるだけで、撮影の簡単な操作をマスターする事ができます。ボタンの操作で出来ることは次の通りです。
液晶のタッチ操作パネルで出来る事について
DJI Osmo Pocketの液晶はタッチ操作ができます。
- 撮影した動画や写真の確認
- タイムラプスやスローモーション撮影への切り替え
- より詳細な設定
などができます。液晶画面のフリック操作で出来る操作内容は次の通りです。
DJI Osmo Pocketの操作方法と各メニュー ©
液晶タッチパネルの操作と、できる設定内容は次の通りです。
1.右フリック操作:撮影モード切り替え
撮影モードの切り替えができます。ここで動画の撮影設定や写真の設定などの選択ができます。
DJI Osmo Pocketの撮影モード設定画面 ©
この画面の中で、上下にフリックすると、スローモーションやタイムラプスなどの設定を選択できます。
上下にフリックすると、スローモーションなど、他の撮影モードが選択できる ©
スローモーションではものの動きをゆっくり伝えたいシーンで便利です。
タイムラプスなども上下フリックで選択できる ©
タイムラプスは、スローモーションとは逆でものの動きを、早巻きで見せたいシーンで効果的です。雲の流れや、夜景、車や人の動きをタイムラプスで撮ると面白いです。
パノラマも選択できる ©
更に右フリックすると、動画や写真設定の詳細を選択できます。
更に右フリックで、撮影設定の詳細設定 ©
上記の画像の設定例では、4K・60fpsの動画撮影になります。その他にも1080Pやスローモーションも選択できます。4Kやfpsなどの意味が分からない方は、以下の解説記事が参考になりますので御覧ください。
2.下フリック操作:ジンバル設定
ジンバルの設定になります。ジンバルとは、カメラを支えているアームの部分の事です。この部分はカメラを握った手の動きに応じてカメラの向きが徐々に変わるような動きをします。
その動きは、大きく分けて3つのモードが選択できるようになっています。
遅く動かす(=フォローモード
)
→ 建物や風景の映像を撮るときに、ゆっくりカメラの向きを動かす「パン」撮影に便利です。手の動きに対して、カメラがゆっくり追従してくれます。自分はじわっとアングルを変えたいシーンや、アングルを手で動かし、固定した撮影を行いたいシーンでこのモードをよく使います。
速く動かす(=FPVモード
)
→ お子さんや動物、そしてスノーボード等のスポーツで、動きの速いもを追いかける撮影で便利です。自分はあまり使っていません。
動かしたくない(=固定モード
)
→ カメラの向きを固定して、じっと撮影したり、固定した状態で歩きながら撮る「スライダーショット」や「ドリーショット」と呼ばれる撮影に効果的です。撮影例は橋の下を歩きながら撮影したシーンやカモメに向かって歩いていくシーンをご覧ください。手を動かしても上下方向にはカメラが動きません。ただし、左右には動きます。自分はこのモードを風景の動画撮影でよく使います。
と言った動作を選択できます。カメラの向きを固定したり、素早く追従させるモード(FPV)、ゆっくりパンさせるモード(フォロー)などが選択できます。
DJI Osmo Pocketのジンバル設定画面 ©
1.カメラをゆっくり動かすフォローモード
上記の設定方法を詳しく説明します。例えば、カメラを腕の動きに応じてゆっくり動かしたい時は、右下のアイコンをタップしてフォローに切り替えます。
右下のアイコンを「フォロー」に切り替える ©
2.カメラを速く動かすFPVモード
カメラを速く動かしたい時は、右下のアイコンをタップしてFPVに切り替えます。
右下のアイコンを「FPV」に切り替える ©
3.カメラを固定する「固定」モード
カメラを固定したい時は、右下のアイコンをタップして固定に切り替えます。
右下のアイコンを「固定」に切り替える ©
低速・高速モード
上記で説明した3つのモード以外にも、ジンバルの動きを速くしたり、遅くしたりできます。今度は、左下にある人形のようなアイコンをタップします。
速くしたい時は高速に切り替えます。
左下のアイコンを「高速」に切り替える ©
遅くしたい場合は低速に切り替えます。
左下のアイコンを「低速」に切り替える ©
以上のように、3つのモードと低速・高速の切り替えを使い分けると、色んな映像シーンを撮ることができます。私の場合は速い動きを撮ることが少なかったので、低速のままで撮影している事が多いです。
3.左フリック操作:撮影プレビュー
撮影データの確認ができます。動画の再生や写真を確認して削除やお気に入り登録ができます。
DJI Osmo Pocketのプレビュー画面 ©
削除したい時は更に右フリックすると、削除とお気に入りメニューのアイコンが表示されます。
DJI Osmo Pocketの削除メニューとお気に入り登録 ©
4.上フリック操作:詳細設定
詳細の設定。Osmo Pocket本体の詳細な設定ができます。SDカードのフォーマットや言語設定、アクセサリーの設定はここで出来るようになっています。
DJI Osmo Pocketの詳細設定画面 ©