Sonyのミラーレス一眼レフで使えるGodoxのストロボについてまとめました。Godoxは純正のストロボに比べて価格が安く、Xpro-Sなどのリモート送信機や低価格のTT660sやTT685SやV860IIS、大出力のAD200など充実したラインナップがあり、純正ストロボに劣らない性能となっています。また、同様の機能を持つストロボとしてNissin製のストロボがあります。詳しくは下記が参考になります。
Sonyミラーレスに関する便利なアイテムについてはこちらが参考になります。
目次:Sonyで使えるGodoxストロボ一覧
小型で安いGodoxストロボ TT350S
まず始めに、小さくて軽いストロボを探している方にオススメなのがTT350Sというストロボです。
Sonyのミラーレスカメラや一眼レフなどに対応したコンパクト・安価なストロボです。
こちらは単3電池2本で動作し、本体の重量は200gと非常に軽量です。他メーカーのストロボだと、電池4本を収納ストロボが多いのですが、こちらは2本で済むことから、軽く持ち運びたい方に最適です。
スペック | 説明 |
発光量 | ガイドナンバーはGN36 と入門向けとしては十分 |
露出制御 | TTLオートフラッシュ・マニュアル |
同期モード | HSS 1/8000秒・先幕・後幕 |
ワイヤレス発光機能 | マスター・スレーブ・オフ |
寸法 | 縦x横x奥:140x62x38mm |
重量 | 200g (バッテリーを除く) |
電池(バッテリー) | 単3電池 2本 |
またヘッドの部分は左右に90度回転できるので、天井バウンスなども可能です。
各用語についての解説
スペック表で登場する各用語の意味は次の通りです。
TTLとは?
TTL(ティーティーエル=スルー・ザ・レンズ)とは、撮影したい部屋の明るさに応じて、ストロボの発光量を自動的に調整してくれる機能です。TTL非対応の機種では、自分でストロボの発光量を予め設定する必要があります。
オートで撮影したい時や、結婚式会場のように明るさや場所・空間が刻々と変化する場所ではTTL対応のストロボがオススメです。逆にスタジオ内など、空間・明るさが変化しない場所ではマニュアル(TTL非対応)でも問題ありません。
同調モード・HSSとは?
ストロボの発光が、カメラのシャッタースピードにどこまで対応できるかを示す用語です。HSS(ハイスピードシンクロ)に対応していると、速いシャタースピードでもフラッシュを扱う事ができます。非対応の機種では、1/250〜1/200よりも速いシャッタースピードで幕切れを起こします。
ワイヤレス発光機能
ストロボ本体をカメラ本体から離れた場所で発光させる機能です。マスターはコントロールする側、スレーブはコントロールされる側(離れた場所で発光)の機能です。電波で制御できる物や、ストロボの光や赤外線で制御できる物があります。
ストロボを離れた場所で発光させるGodox Xpro-SとX1T
下記の製品はワイヤレスコマンダーと言われる製品です。ワイヤレス発光に対応したGodoxのストロボ製品を、離れた場所から発光させたり、発光量をワイヤレスコマンダーで調整する事ができます。特に商品撮影やポートレート撮影で便利です。
ワイヤレス発光に対応したストロボを発光させる事ができます。遠隔操作できる距離は最大で100メートル、最大5グループ&32チャンネルをコントロールできます。
Godoxのストロボ製品をワイヤレスで制御できます。16グループと32チャンネルでコントロールし発光させることができます。
X1TとXpro-Sの違いは、Xpro-Sの方が操作パネルが大きく、感覚的に操作しやすい点で優位です。またX1Tは操作パネルが小さく操作しにくいものの、安価で電池の持ちが良い点でメリットがあります。
価格が安くワイヤレス発光できるストロボGodox TT660s
続いて、価格が安く発光量が多いストロボとしておすすめなのがGodox TT660sです。
Sony α7・α9シリーズ、α6000シリーズで装着できるストロボです。ワイヤレス発光に対応しており離れた場所からストロボを使うことができます。安価ですが、TTLに対応していないのでマニュアル操作で使用する方におすすめです。
ワイヤレスに対応しており、室内の撮影やじっくり撮影したい方には最適です。ただし、TTLに非対応ですので撮影に応じて自動でフラッシュの明るさを調整してくれる機能は搭載していません。
- ガイドナンバーは
GN60
と高出力 - TTL非対応
- HSS対応
- ワイヤレス発光対応
- バッテリーは単3電池
- カメラとストロボを接続する部が弱いという口コミも
TTLに対応で価格も安いGodox TT685S
続いて紹介するのがTT685sです。こちらは先ほど挙げたTT600sと比較するとTTLに対応していることが特徴です。価格も安く、コストパフォーマンスと機能性のバランスが取れている製品です。
Sony α7・α9シリーズ、α6000シリーズで装着できるストロボです。TTLやワイヤレス発光に対応しています。
- ガイドナンバーは
GN60
と高出力 - TTL対応
- HSS対応
- ワイヤレス発光対応
- バッテリーは単3電池
専用バッテリーのGodoxストロボV860IIIS
前述したGodoxのストロボ以外にも、専用のリチウムバッテリーで高容量化されたストロボがあります。
大容量リチウム専用バッテリに対応したストロボです。Sony α7・α9シリーズ、α6000で使用することができ、ワイヤレス発光やTTLに対応しています。旧機種としてV860II(2型)があります。詳しくは解説レビュー記事をご覧ください。
一度の撮影でストロボを多く利用する方や、充電の手間などを極力簡単にしたい方にはおすすめしたいストロボです。
- ガイドナンバーは
GN60
と高出力 - TTL対応
- HSS対応
- ワイヤレス発光対応
- バッテリーは専用リチウムバッテリーで高容量・サイクルタイム(発光可能になるまで時間)が早い
発光量があり、携帯性にも優れているので、私もこのストロボを何本か愛用しています。
日中や本格的なスタジオ撮影におすすめのGodox AD200
これまで挙げてきたGodoxのクリップオンとは異なり、モノブロック並の高出力ストロボとして使えるのがAD200です。
携帯性を確保しつつ、大容量のバッテリーと200Wsの発光量を備えたストロボです。
- ガイドナンバーは
200Ws
と非常に高出力 - TTL対応
- HSS対応
- ワイヤレス発光対応
- バッテリーは大容量の専用バッテリー
- クリップオンに非対応(カメラに装着不可)
ただし、クリップオンストロボとは異なり、照射角が設定できない事や、カメラのホットシューに取り付けできない点は注意が必要です。
Godox AD200と一緒に使うと便利なもの
Godox AD200には様々なオプション製品があるのですが、中でも便利なものがこちらです。
Godox AD200のフラッシュ発光部と重い本体を離して使えるアクセサリーです。ソフトボックスや傘に取り付ける際に重心を帰ることができて便利です。またAD200単体では使えないホットシューや三脚用1/4ネジを使用できます。
Godox AD200を2つ取り付けて光量を2倍にするためのアクセサリーです。