アクションカメラのGoPro Hero 6 Blackとジンバルを使って動画を撮影してみました。今回使ったのはDJI Osmo Mobile2と呼ばれる機材です。スマートフォンの振動を抑えて動画を撮影できるのが特徴です。

通常はスマホしか装着できないのですが、以下の専用プレートを使うとアクションカメラが装着できるようになります。

Osmo Mobile2のようなジンバルを組み合わせると、アクションカメラに備わっている手ブレ補正よりも、更に振動が少ない滑らかな映像を撮ることができます。また中華アクションカム(中国製品のアクションカメラ)などの手ぶれ補正に非対応のカメラでも、振動を抑えた動画撮影が可能になります。どれくらい効果があるのかは、下の動画の0分40秒あたりをご覧ください。

それでは機材について詳しく見ていきたいと思います。

防水ジンバルも登場している

現在では、GoProなどのアクションカメラ用に設計された、防滴&防水仕様のスタビライザーが発売されています。詳しくは以下の解説記事を参考にしてください。

目次

アクションカメラの手ブレや振動をジンバルで抑える

冒頭でもご紹介したジンバルはこのような感じで撮影しています。振動を抑えるだけでなく、上下にゆっくり動かすこともできます。

下の撮影例は、GoPro Hero 6 Blackとジンバルで撮ったものです。

一部ドローンのDJI Mavic Airで撮影した映像も含まれていますが、かなり滑らかなのが分かりますよね!

ジンバルのアームが写り込んでしまうのを防ぐには

スマートフォン用のジンバルをアクションカメラで使うときに、2つ注意することがあります。

まず1つ目はカメラを装着する向きです。スマートフォンの場合は、下記の写真のようにジンバルのボタンやジョイスティックが見える向きでスマートフォンを装着できます。

DJI Osmo Mobile 2とスマートフォン
DJI Osmo Mobile 2とスマートフォン ©

ところが、アクションカメラを同じように装着するとジンバルのアームが写り込んでしまいます。

そこで、アクションカメラをジンバルに装着する際には、カメラの向きとジンバルのボタン類が同じ向きとなる位置で取り付けるのがオススメです。

ジンバルのボタン類と同じ向きにカメラを取り付ける
ジンバルのボタン類と同じ向きにカメラを取り付ける ©

後ろ姿はこのような形になります。タッチパネル操作も可能なので、ジンバルに取り付けたまま各種設定が行えます。

GoProとOsmo Mobile2
GoProとOsmo Mobile2 ©

また、2つめの注意点としては、Osmo Mobile2は防水仕様ではありませんので、濡れる場面では使用を控えた方が良さそうです。

アクションカメラの手ぶれ補正機能には限界がある

GoProはカメラ本体が防水に対応しているアクションカメラです。その分野の代表格という事もあり、4K・60fpsや1080p・240fpsなどの高画質で滑らかな映像が撮れるのが特徴的です。

GoPro Hero 6 Black
GoPro Hero 6 Black ©

また、手ぶれ補正も備わっており、ある程度は手持ち撮影でブレの少ない映像が気軽に楽しめます。ただし、手ぶれ補正機能にも限界はあります。

  • 歩きながらの撮影
  • 振動の激しいシーン
  • 高画質の撮影

    GoPro Hero 6 Blackの設定4K・60fpsでは手ぶれ補正が無効になってしまう

こういった場面では、さすがにブレが目立つようになります。特に最高画質の設定で手ぶれ補正が使えない事は、残念に感じる方も少なくありません。GoProに限らず、中華アクションカメラなどでもよくある話です。

そんな時に便利なのがスマートフォン用のジンバルです。スマホでも動画撮影を楽しんでる方はおすすめです。

歩いて撮影するケースや、クレーンまたはスライダーショットのような映像を楽しみたい場合は、冒頭でも触れたGoProとOsmo Mobile2の組み合わせを試してみてはいかがでしょうか^^