ドローンのDJI Mavic Airを飛ばす方法について簡単に解説したいと思います。こちらを読めば、初心者の方でもドローンを飛行させるところまで進めることができます。
ドローンを飛ばすまでの流れとは…? ©
今回ご紹介するドローンの発着手順は、できるだけシンプルで分かりやすい内容に絞り込んでみました。ドローンを買ったばかりで、使い方が分からないという方の参考になりましたら幸いです。
目次
ドローンを飛ばす前に準備すること
まずは、ドローンを飛ばす前に予め準備しておきたい事があります。
- SDカードを用意する
- バッテリーを充電する
- ドローンのファームウェアをアップデートする
- 飛ばす場所を決める
- ドローンとリモコンを起動する
詳しい手順は、以下の2つの記事で解説しています。
micro SDカードは私も実際に使っていますが、おすすめはこちらです。
4K動画などの大きな動画サイズを記録するのに適したmicroSDカードです。U3という規格に対応した製品の中でも、比較的お手頃な価格帯であり国産メーカーで安心できる製品です。また、パソコンにデータを保存する際にはSDカードリーダーがあると便利です。
アプリDJI Go4を起動する
それではドローンの飛行方法を解説していきます。もし、ドローンとリモコン送信機(プロポ)が接続されていない場合は手順の解説をご覧ください。
まずはじめに、ドローンの操縦に使うスマートフォンのアプリを起動します。アプリはDJI Go4を使います。
DJI製ドローンの操縦を行ったり、撮影した映像の編集を行う時に使うアプリです。
リモコン送信機に装着した状態でアプリを起動したら、機器
というメニューを選んだ後でENTER DEVICEという文字をタップします。
DJI Go4の画面:「ENTER DEVICE」を押す ©
続いて機体のWI-FIに接続をタップします。
DJI Go4の画面:「機体のWI-FIに接続」を押す ©
次に接続方法を聞かれるので有線接続をタップします。
DJI Go4の画面:「有線接続」を押す ©
次にドローンのアームとバッテリー装着を確認して次へをタップします。
DJI Go4の画面:アームとバッテリーの確認 ©
続いてリモコン送信機の電源を確認して次へをタップします。
DJI Go4の画面:リモコン送信機の確認 ©
ここまでの手順をすすめると、ドローンとリモコン送信機が電波で接続されているのか自動で確認してくれます。問題なければリモコン操作へ移行する画面へ移動します。
GO FLYをタップすると、操作画面へ移動します。
DJI Go4の画面:リモコン操作へ移行する画面 ©
ファームウェアが最新でない場合
ここまでの手順を進めていくと「バージョン情報を取得中です」というメッセージが表示されます。
ドローン本体やリモコン送信機のバージョンが最新でない場合は、アップデートを要求されます。ご自宅などのWi-Fi環境が整った場所でアップデートを行っておきましょう。
ドローン映像と写真撮影の方法について
ここまでの手順が完了すると、ドローンがいよいよ飛ばせるようになります。ですが、ドローンを飛ばす前に、撮影の方法を簡単にチェックしておきましょう。
ここで解説している手順は室内で行っても大丈夫です。
前回までの手順をすすめると、次のような操作画面がスマートフォンに表示されます。またドローンのカメラに写っている映像も画面で確認できるようになります。
操縦画面と写真・映像の撮り方
操縦に使う、DJI Go4の画面は次のような感じになっているかと思います。
DJI Go4の画面:コントロール・撮影画面 ©
DJI Mavic Airでは、上の図のように3番のシャッターボタンで撮影を行います。動画撮影モードと、写真撮影モードの切り替えは2番のアイコンで可能です。
その他、リモコン操作では次のようなことができます。
操作内容 | 説明 | 上図の番号 |
ステータス表示 | ここの欄が緑色になっていると、飛行可能です。黄色や赤色の警告表示のときはタップして詳細を確認しましょう。 | 1 |
動画・写真切り替え | このアイコンをタップすると動画モードと写真モードが切り替えできます。 | 2 |
シャッターボタン | このアイコンをタップすると撮影を開始します。 | 3 |
撮影設定 | 映像・写真撮影に関する詳細な設定ができます。 | 4 |
プレビュー | 撮影した映像や写真を確認できます。 | 5 |
クイックショット | 予め内蔵されたドローンの自動撮影モードを、メニューから呼び出せます。 | 6 |
SDカードのフォーマットの仕方
また1番のステータス表示欄をタップすると機材ステータス一覧
という画面に移動できます。機材ステータス一覧では、ドローンに関する警告内容を確認することができます。
また、画面中で下の方へ移動していくと、SDカードの残量やフォーマットを行うボタンがあります。撮影する前に、念のためmicroSDカードをフォーマットしておきましょう。
SDカードの容量とフォーマット ©
対応していないmicroSDカードを挿入すると、この欄がエラー表示されます。DJI Mavic Airに対応している、次のようなSDカードを使いましょう。
SDカードの挿し方や、使い方については別の記事をご覧ください。
ドローンのカメラアングルを変える方法
DJI Mavic Airを起動すると、カメラは水平を向いています。実際に撮影するときには、真下や斜め下にカメラを向ける事が多くなります。
カメラの向きを変更するには、リモコン送信機のジンバルダイヤルと呼ばれるダイヤルを左右に回します。
リモコン送信機のアンテナ側にジンバルダイヤルが備わっている ©
ダイヤルを回すと、カメラアングルが上下に動かせます。アングルの調整できる幅は、リモコン画面の下記のようなアイコンで随時確認できます。
カメラアングルの向きが表示されている ©
ドローンを飛ばす方法と操縦方法
それではドローンを実際に飛ばしてみましょう。ここからは室内ではなく必ず野外で操作を行ってください。また、飛行させる場所は予め下調べを行い、安全な飛行計画を行ってください。
ドローンを飛ばすには、プロペラの回転を始動します。始動させるにはリモコンのジョイスティックを次のように倒します。
ドローンを飛ばすためのプロペラ始動 ©
問題が無ければ、プロペラが回転を始めます。
ドローンを上昇・下降させる方法
次に、ドローンを上昇させてみましょう。上昇させるにはリモコン送信機の左スティックを上方向に倒します。
下降させて着陸させるには、リモコン送信機の左スティックを下方向に倒します。下方向に倒し続けると、ドローンが自動で着陸してくれます。
その他、ドローンの操縦方法は次のようになります。
ドローンの操縦方法について ©
前進や後退など、水平方向の移動は右スティックで行います。また、左スティックの左右でドローンの旋回が可能です。カメラの向きを左右に動かしたいときは、旋回を行いましょう。カメラの向きを上下に動かしたいときは前述したジンバルダイヤルの操作を行います。
ドローンの電源を切る方法
飛行が終わったらドローン本体とリモコン送信機をオフにします。電源をオフにする手順は、電源をオンにした時の手順を同じ操作です。
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