PERGEAR 14mm F2.8を使ってみた感想をブログで解説していきます。PERGEAR 14mmは、フルサイズのSONY(Eマウント)やNikon(Zマウント)、Canon(RFマウント)のミラーレスカメラに対応した超広角レンズです。
純正レンズに比べると、値段が安価に作られていて、前面にはレンズフィルターが装着できるのが特徴です!マニュアルフォーカスレンズなのでピント調整は手動となりますが、広い範囲をダイナミックに映し出せるので、迫力を出したい時にはおすすめですね!
なんと、商品画像は私が撮影したものが作例として掲載されています(笑)よろしければAmazonをご覧ください。
詳しい撮影例や動画レビューも公開していますので、そちらも併せてご覧ください!
PERGEAR 14mm F2.8の撮影例 ©
重量は約500g
と軽量で、マニュアルフォーカスに対応しています。広い範囲を映し出したり、ダイナミックな表現を捉えたい時におすすめです。
PERGEAR 14mm F2.8をカメラに装着した様子 ©
PERGEAR 14mm F2.8はレンズ前面にフィルターを装着できる ©
詳しくは後半でも見ていきますが、なんと言ってもNDフィルターなどのレンズフィルター(口径82mmに対応)が装着できるのが便利ですね!それでは詳細を見ていきましょう!
ご注意
当ブログで掲載しているレンズは、メーカーさんより開発中のレンズをご提供いただき写真と動画撮影をさせて頂きました。発売されたレンズは外観デザインと、フィルター口径サイズの仕様が77mm
から82mm
に変更されました。実際にご購入されてフィルターを装着される場合には口径82mm
をお選び頂くようご注意ください。
目次:PERGEAR 14mm F2.8超広角レンズレビュー
PERGEAR 14mm F2.8の写真作例
実際にPERGEAR 14mm F2.8をSONY α7IVに装着して写真撮影を行ってみましたので撮影例をご覧ください。
PERGEAR 14mm F2.8の撮影例(絞りはF11で撮影) ©
フルサイズで超広角レンズというと、16-35mmあたりのズームレンズが王道ですが、このレンズ画角は14mmという広めの範囲を写し出せます。一般的なワイドレンズに比べても、パース感が強まりますので、ちょっとした歩道を散歩しても迫力のある写真を楽しめました。
PERGEAR 14mm F2.8の撮影例(絞りはF11で撮影) ©
風景撮影では、手前の建物と青空を組み合わせた写真も撮りやすく、その場の雰囲気を1枚に凝縮できます!
PERGEAR 14mm F2.8の撮影例(絞りはF11で撮影) ©
スローシャッターとポートレートの撮影例
続いて今度はPERGEAR 14mm F2.8の前玉にND1000フィルターを装着して、ポートレートを撮影してみました。
PERGEAR 14mm F2.8の撮影例(NDフィルター1000を装着、シャッタースピードは15秒) ©
撮影にはRyomaさんにご協力いただき、海岸沿いの岩場で15秒ほど止まってる中を撮影してみました。スローシャッターは波打ち際や、滝などの水の流れを印象的に撮影すると面白い効果が得られますよね!
PERGEAR 14mm F2.8で太陽のような強い光を入れると、上記の写真のように赤いゴーストが入ることもあります。
室内や建築物の撮影が楽しくなる
PERGEAR 14mm F2.8の撮影例 ©
F値を絞っていくと美しい光芒が出ます。
PERGEAR 14mm F2.8の撮影例 ©
PERGEAR 14mm F2.8の撮影例 ©
PERGEAR 14mm F2.8の撮影例 ©
PERGEAR 14mm F2.8の撮影例 ©
PERGEAR 14mm F2.8の撮影例 ©
旅行先のホテルでも写真を撮ってみました。
PERGEAR 14mm F2.8の撮影例 ©
PERGEAR 14mm F2.8の撮影例 ©
PERGEAR 14mm F2.8の撮影例 ©
PERGEAR 14mm F2.8の撮影例 ©
これ以外にも飛行機など大きな人工物を楽しむのにも向いていると思います!
PERGEAR 14mm F2.8の撮影例 ©
PERGEAR 14mm F2.8の撮影例 ©
PERGEAR 14mm F2.8の撮影例 ©
PERGEAR 14mm F2.8の撮影例 ©
PERGEAR 14mm F2.8の撮影例 ©
PERGEAR 14mm F2.8の逆光耐性やゴーストについて
画面の隅に太陽などの強い光を配置すると、ゴーストが発生したり、薄っすらとフレアが入り込みます。PERGEAR 14mm F2.8の逆光耐性は、流石にSONYの純正レンズや高価なレンズには敵いませんが、まずまず検討している印象です。
太陽が入り込まない時には問題ありません ©
配置によって問題ない時も結構あります ©
隅に太陽を配置すると、ゴーストが発生することも ©
極端な例ですが、画面の角隅に太陽を配置すると、ゴーストが発生します ©
極端な例ですが、画面の角隅に太陽を配置すると、ゴーストが発生します ©
そこまで派手なゴーストの入り方はしないので、写真の中のアクセント程度に少し入り込むレベルですので、個人的にはそこまで気になりません。むしろ動画撮影では光が入り込んで印象的な雰囲気になることも多いので、好みの雰囲気です。
周辺減光と収差について
PERGEAR 14mm F2.8では絞り開放となるF2.8とF4.0では、画面隅の光量落ちと収差が目立ちます。幸いF5.6以上に絞っていくと周辺減光は穏やかに推移していきます。
絞りF2.8で撮影した時の様子 ©
四隅の角が特に暗いですが、装着しているレンズプロテクターのケラレも少し写り込んでいるかと思います。フィルターが写り込まないよう、光学的な余裕が設けられておらず、結構ギリギリの設計となっているようですので、NDフィルターやレンズプロテクターは厚みが薄い製品を利用されるのをおすすめします。
ただし、冒頭でも注書きを表記させて頂きましたが、当記事で使用させて頂いたのは開発中のレンズです。実際に発売されたレンズはフィルター口径サイズが77mm
から82mm
に拡張されています。フィルター口径が大きくなった事により、ケラレに対しては、ある程度の改善が期待できるかもしれません!
絞りF4.0で撮影した時の様子 ©
絞りF5.6で撮影した時の様子 ©
絞りF8.0で撮影した時の様子 ©
絞りF11で撮影した時の様子 ©
絞りF16で撮影した時の様子 ©
絞りF22で撮影した時の様子 ©
また絞り開放F2.8で、白地の背景を撮影していくと画面周囲の収差が気になりました。光量落ちに加えて、周囲がグリーンに色変ぶりしてしまい、撮影シーンによっては目立つかもしれません。
絞り開放では、周辺の光量落ちや収差が目立つ ©
Lightroomや映像の編集ソフトである程度軽減させることも可能なので、気になる方は後処理をおすすめします。
PERGEAR 14mm F2.8の外観とレンズ装着イメージ
続いてレンズの外観から見ていきましょう。全体的に金属質の伝わるボディデザインとなっています。使用させて頂いた開発中のレンズには、青色のリングがアクセントとなっていますが、実際に発売されたレンズは外観が変更されていますので、ご了承ください。
レンズの外観 ©
メモリは絞り値やピント位置などを把握するのに役立ちます。F値はクリック感のない滑らかな操作感となっています。
レンズの外観 ©
14mm F2.8は超広角レンズとなっており、レンズ前面が球面で盛り上がっていますが、記事前半でも特徴としてご紹介しているように、レンズフィルターの装着もできる設計となっています。
レンズフィルターも装着可能 ©
また付属されるレンズフードも金属製なのですが、着脱可能となっており大きなレンズフィルターの装着にも困りません。
レンズ本体とフード ©
レンズの後側を見ていくと、電子接点などは搭載されておらず、EXIFなどは記録されません。またマニュアルフォーカスとなっています。カメラ内手ブレ補正機能が備わっているカメラでは手ブレ補正焦点距離を14mm
にセットして撮影すると、手ブレ補正を使用することができます。
レンズ背面は接点なしのマニュアルフォーカスレンズ ©
カメラに装着していくと、コンパクトでそれほど威圧感の無い大きさです。携帯性も良好です!
カメラに装着した様子 ©
カメラに装着した様子 ©
カメラに装着した様子 ©
ジンバルで使える超広角レンズとして動画撮影にも相性が良い
また、PERGEAR 14mm F2.8はジンバル製品のレビュー動画でも中でも活用しましたが、動画撮影時にもNDフィルターが装着できるので、非常に相性が良い超広角レンズです。
動画撮影にも扱いやすい ©
特に走りながら撮影したり、歩きながら撮影するとダイナミックな映像を楽しむことができます!
PERGEAR 14mm F2.8の動画作例
冒頭でもご紹介しましたが、PERGEAR 14mm F2.8を使って動画の撮影例も公開していますのでご覧ください。解像度だけでなく、周辺減光、収差の補正の様子(Davinci Resolveでレンズ収差補正)、DJI RS2とα7IVを使った映像を公開しています!
PERGEAR 14mm F2.8の仕様
仕様 | 内容 |
レンズタイプ | 単焦点・マニュアルフォーカスレンズ |
レンズフィルター口径 | 82mm |
焦点距離 | 14mm |
絞り | F2.8からF22 (クリック感なし) |
レンズ | 9群13枚 2枚が非球面レンズ |
最短撮影距離 | 0.43m |
EXIF情報の記録 | 非対応 |
手ブレ補正 | なし(カメラ側の手ブレ補正を使用) |
重量 | 約500g (対応マウントにより異なる) |
外形寸法 | 89x117mm |
レンズ材質 | メタル |
レンズコーティング | MCコーティング |
対応マウント | SONY Eマウント、NikonZマウント、CanonRFマウント |
レンズ本体 ©