写真や動画撮影で背景を別のものに合成したい時や、リモートワークやZoom等のWeb会議でキレイに背景を抜きたい時に役立つのが、グリーンバックの背景です。値段は数千円から1万円以上するものまで様々ですが、今回はお手頃な物から機能性の高い製品まで順番に解説していきます。
背景を合成するのに役立つグリーンバック ©
グリーンバックは文字通り、緑色の背景です。背景の素材は布やPVC・ポリエステル製などの、シワになりにくい材質で作られている物があります。中でも商品撮影や特殊な動画撮影で役立つアイテムです。例えば、次の製品は価格が安くてセッティングが手軽なので、初めて使う方でも導入しやすいものになります!
三脚スタンドの高さは80cmから200cmまで調整可能で、幅は79㎝から152cmまで調整可能です。クロマキー用のグリーンバッグ1枚付き、100%ポリエステル材質です。背景布は折り畳んで持ち運びが可能。手洗いも洗濯機も対応可能です。
効果としては、緑色の背景を配置することにより、後から編集ソフトで別の背景を配置するなどの合成が簡単に行なえるようになります。例えば、静止画ではPhotoshop、動画素材ではPremiere ProやDavinci Resolveなどでクロマキー合成処理をしていきます。
それではその他にも便利なものを見ていきましょう!
背景用グリーンバックのおすすめ製品一覧
折り畳み式でコンパクトなグリーンバック背景
まず初めに見ていくのが、携帯性に優れたグリーンバック背景です。最も手軽に導入でき、折りたたんでコンパクトに携帯できるので、邪魔にならず持ち運びも行いやすい製品です。
折り畳みタイプの極めてコンパクトなグリーンバックです。使用時:150X200cm。収納時:直径65cm。立て掛けるためのスタンドも付属しており状況に応じて場所を選ばず使用できます。
室内で使用するなど、場所を取りたくない時に重宝するのでオススメです。
Zoomやリモートワーク会議に便利なグリーンバック背景
続いて、テレワークで使うZoomなどのチャットアプリや、ゲーム実況などの机で配信したい時に役立つグリーンバック背景を見ていきましょう。椅子に装着するだけで、簡単に背景をグリーンバック化させることができます。
直径142cmの円形グリーンバックです。椅子に装着が可能でZoomなどのWeb会議で便利です。
特に机で使用する機会が多いときには役立ちそうです。
価格が安い背景用グリーンバック背景
今度は軽量な三脚によって、自立できるタイプの緑背景です。
冒頭でも触れましたが、値段が安く導入が簡単なものとしてオススメなのが、こちらの製品です。三脚と背景布を支えるポールが1本で済みますので、場所を取らず設置や組み立てが簡単になっています。
三脚スタンドの高さは80cmから200cmまで調整可能で、幅は79㎝から152cmまで調整可能です。クロマキー用のグリーンバッグ1枚付き、100%ポリエステル材質です。背景布は折り畳んで持ち運びが可能。手洗いも洗濯機も対応可能です。
グリーンバックの内容 ©
骨組みとなる三脚部分 ©
ここへ布を掛けて、挟み込む ©
グリーンバックを設置した例 ©
設置する高さと横幅がそこまで大きく無くても良い場合には、非常にオススメできる製品です。また、使用後はコンパクトに収納できる袋が用意されていますので、持ち運びや保管も行いやすくなっています。
サイズが大きく安定した設置が可能なグリーンバック製品
先程のT字型グリーンバックよりも、より本格的で横幅と高さがあるグリーンバックを設置したいと思っている方は、次の製品がおすすめです!
2つのスタンドで支える比較的大きめのグリーンバックです。スタンドは98〜280㎝まで3段の高さを調節可能です。横パイプは150㎝〜300cmまで楽に組み立てられます。
他の製品よりも広い範囲を緑色の背景にすることができますので、人物が動くシーンをクロマキー合成するのにも最適です。例えば結婚式用のムービーを作ったり、Youtubeで動き回る映像を取るのに便利です。
シワになりにくいグリーンバック背景
より精度が高い合成を行う上で問題となるのが、グリーンバックのシワです。シワがあると、その箇所が暗く影となり、合成時に背景を抜くのが難しくなりがちです。そこでおすすめなのが、引き出しタイプのスクリーンです。
組み立て不要で届いたらすぐに使えます!アルミケースをさっと開いて、ハンドルを適切な高さまで引き上げたら、X型のフレームが自動的に背景布高さをロックして固定できます。収納後のサイズは12x12x160cmとコンパクトです。
背景を収納するロール部分と土台が一体となっているので、狭い空間でも壁ギリギリに設置することができるのも大きなメリットです。
本体の裏側 ©
奥行きの取れない狭い場所でも、壁ギリギリに設置できる ©
緑の背景布を引き出していく ©
背景伸ばした状態。シワが一切みられない! ©
面白いのが、足元用の緑背景布ロールも用意されている点です。足元もグリーン背景にできます。
付属のロールを使えば、足元もグリーン背景にできる ©
足元用の背景布ロールを一部伸ばした結果 ©
他の製品に比べると値段が高いのですが、設置の手間が少なく、引き出すだけでシワの少ない背景を簡単に作り出せます。グリーンバック用の背景布をアイロンがけするのが面倒!という方にはとてもオススメできる製品です。
足元用の背景布ロールを一部伸ばした結果 ©
グリーンバック合成は照明も重要!
いかがでしょうか?特にスタンドも付属しているグリーンバックは、アルミ製の三脚によってしっかりと固定できます。また、グリーンバックの布はポリエステル製などで作られていることが多く、汚れた場合には繰り返し選択も可能です。ポータブル性を生かした製品も数多くありますので、
- テレワーク
- オンライン授業
- 商品撮影
- Zoom
- web会議
- 証明写真や自撮り
- 在宅・リモート用の背景
- スタジオ動画・VFX
- Twitter・Youtube・Twich・niconico生放送
などに便利です。用途に合わせてグリーンバックを探すキッカケになれば光栄です✨
またグリーンバック合成を行う上で、背景布に落ちる影は、合成する上で天敵となります。照明を左右から照らすなどの工夫も重要になってきますがLEDライトを活用(解説ページへ)すると合成の仕上がりが格段にレベルアップします。品質を重視したい場合は、ぜひ照明も揃えてみてください!