Lightroomで使えるおすすめのMIDIコントローラーについて詳しく解説します。LightroomをMIDIコントロールするためには、無料プラグインのMIDI2LR(ミディ・トゥー・エルアール)を利用します。MIDI2LRの導入方法や操作方法は、別ページで解説していますので詳しくは以下をご覧ください。
今回はMIDI2LRに使えるおすすめの機材をご紹介します。
目次
Lightroomで使えるMIDIコントローラーの一覧表
MIDIコントローラーは音楽制作で使われるものを利用します。様々な物がありますが、価格や導入の難易度で分類すると、次のようになります。
私の場合は、値段が安くて場所の邪魔にならないnanoKontrol(ナノ・コントロール)を使っています。
手軽に導入したいと考えてる方にはnanoKontrolか、nanoKontrol Studioをオススメします。難しい事を考えることは不要ですので、PCに繋げれば、すぐにライトルームでMIDIコントロールを導入することができます。
また、予算が許されるようでしたら、Lightroomの操作をするために専用設計されたloupedeckもおすすめです。MIDI2LRでLightroomを徹底的に使い倒したい方にはArturia BEATSTEPをオススメします。それでは、それぞれの機材について詳しく解説します。
loupedeck 専用設計されたLightroomのMIDIコントローラー
loupedeckは、Lightroomの操作をするためにデザインされた専用のMIDIコントローラーです。見た目もおしゃれなので写真編集が楽しくなりそうです。
Lightroomをコントロールするために専用設計されたコントローラーです。直感的で使いやすいスライダーやツマミ構成となっています。
Arturia BEATSTEPとBehringer X-TOUCH MINI
海外で人気が高いのが、アートリア BEATSTEPとベーリンガーのX-TOUCH MINIです。
MIDIコントローラーに付属するソフトMIDI Control Center(日本語PDF)でツマミ操作を相対操作モードに変更できる優れたMIDIコンです。相対ツマミへの変更方法はMIDI Control Centerの画面上でOptionをRerative #1に設定。またMIDI2LRのCC Messaage TypeをBinary offsetに設定して使います。
その特徴は、つまみ操作に始点と終点が無く、無限回転できる仕様となってところです。使いこなすには、本体の設定を予め変更する必要がありますが、最も使い勝手の良いコントローラーです。つまみが無限回転できるメリットについては下記の解説をご覧ください。
KORG nanoKONTROL コンパクトで操作数が豊富
私も8年前から愛用している機材です。安価で見た目は小型なのですが、割り当てられるツマミとスライダーの数は最も豊富なのでオススメです。
私も愛用しているnanoKONTROL(第1世代モデル)です。
残念ながら現在は新品が出回っていません。入手される場合は中古品を探す事になります。Amazonでは、マーケットプレイスで中古品が販売されている事がありますので、小まめにチェックしましょう。また現在では、後述のように新しいモデルが存在します。
nanoKONTROLは全部で3シリーズある
nanoKONTROLは以下でご紹介するように、全部で3世代のモデルがあります。
KORG nanoKontrol2(第2世代モデル)
nanoKontrol2は価格が安く入手しやすいMIDIコントローラーです。第1世代と比べてコントロールできる操作数が減ってしまいましたが、手軽にLightroomのつまみ操作を始めたい方にはおすすめの製品です。
第2世代モデルのnanoKONTROL2は、iPadやiphoneでUSB接続できるように省電設計されたり、シーン切換機能廃止などの細かい仕様変更が加えられた。これによりコントロール可能な数が少なくなった。ただし入手しやすく、安い価格帯で気軽にMIDIコントロールを始められる点は良所かもしれない。
KORG nanoKontrol Studio(第3世代モデル)
nanoKontrol Studioは、nanoKontrolシリーズの中で最も新しい機種です。Bluetoothに対応しており、ワイヤレスにLightroomを操作できるMIDIコントローラーです。
Lightroomに割り当てられる操作数が多く、様々な調整をMIDIコントローラーで操作したい方にオススメです。
最近発売された第3世代モデルのnanoKONTROL Studio。大きくレイアウトが刷新された。また従来のUSB接続に加えてワイヤレスに対応し利便性が向上。
その他のライトルーム用MIDIコントローラー
前述では、おすすめのMIDIコントローラー3種類をご紹介しました。その他にも下記のようなMIDIコントローラーでLightroomを操作することができます。
Worlde EasyControl9
Worlde EasyControl9は価格も手頃で場所も取らず、nanoKontrol第1世代と同様の機能を備えているのが特徴です。
MIDI→USB変換ケーブル
既にMIDI端子を備えた楽器をお持ちのは、MIDIからUSBに変換できるケーブルを使うと、Lightroomを操作できます。
これでピアノを引きながらLightoromを操作なんて事も可能になりますね!(操作感はどうなるか全く予想不可能なんですがw)
Android・iPad・iPhoneをMIDIコンにするアプリ
機材を買うのはどうも敷居が高い…という方は、touch OSCを使うと、手元にあるスマホやタブレットでもLightroomを遠隔操作する事ができます。
Touch OSCを使うと、PC内のソフトをiPadやiphoneなどのスマホ・タブレット端末からMIDIコントロールすることができるようになります。
Palette for Lightroom
こちらも昨年話題になった専用設計されたMIDIコントローラーです。小さなパレットをマグネットで好きなようにくっつけて自分好みの調整パネルを作ることができます。こちらも凄くオシャレなデザインですよね。Paletteが話題になった当初はMIDI2LRを見つける直前のことでしたので、思わず買いそうになりました(笑)
Palette gear for Lightroom
https://palettegear.com/lightroom
Personalized Controller For Faster Editing.
PaddyとKnobroom
最も古くから開発されてきたLightroomをMIDIコントロールできるソフトです。Paddy for LightroomはWindows向けのアプリで、KnobroomはMac OSXに対応しています。
Paddy for Lightroom (Windows)
https://sites.google.com/site/dorfl68/
Knobroom (Mac)
http://www.knobroom.com/
iPadのTouch OSCで遠隔操作したり、ベーリンガーのミキサーでコントロールしている動画を見ることができます。