EN-EL15aとEN-EL15の違いについて調べてみました。
旧型EN-EL15と新型のEN-EL15aは、見た目の色が違うだけで非常にそっくり ©
EN-EL15aとEN-EL15は、見た目が非常にそっくりです。ぱっと見ただけでは、色が薄くなっただけで違いがよく分かりませんね…。それでは、一体どのような違いがあるのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
目次
EN-EL15aとEN-EL15の違いとは?
EN-EL15aとEN-EL15の違いは、バッテリーの容量が変わらず放電特性が異なります。放電特性が違うと具体的には撮影可能コマ数(電池寿命)が変わってくるそうです。
これまでEN-EL15を使っていたカメラでも、新型のEN-EL15aを使うことができるようです。
Nikonの一眼レフであるD500、D7500、D7200、D7100、D800、D800A、D810、D850、D750、D610、D600、Nikon1 V1に対応したバッテリー。旧式である「EL-EN15」の放電特性を変更し、撮影可能コマ数(電池寿命)を改善したモデルとなっている。詳しくはこちらの記事を参照
また、Nikon D500などの新しいカメラでは、カメラ本体のメニューから「電池チェック」を行うと、実際よりも残量(劣化度)が少なく表示される問題が起こるそうです。
Nikon 製品に関するQ&A
以前から所有しているEN-EL15を使用するとバッテリー残量が少なく表示される
ニコンデジタル一眼レフカメラ「D500」ご愛用のお客様へ
(以下引用)D500には放電特性変更後のEN-EL15を付属していますが、D500をご購入されたお客様で、放電特性変更前のEN-EL15をご使用の方にはご希望に応じて放電特性変更後のEN-EL15に無償にて交換させていただきます。
2016年に、Nikon D500ユーザーに向けて、バッテリーの無償交換と交換対象となるバッテリーの判別方法がアナウンスされました。
EN-EL15には2つのバージョンが存在する!?
ここまでの話をご覧になった方の中には、なんとなくピンと来た方もいらっしゃるかと思いますが、実は旧式となったEN-EL15にも2つのバージョンが存在します。
バッテリー | 説明 |
EN-EL15 (Li-ion01) | 従来の型式。バッテリー本体の裏側にLi-ion01と表記されている |
EN-EL15 (Li-ion20) | 2013年夏に放電特性を変更したタイプ |
新型のEN-EL15aは、EN-EL15(Li-ion20)を型式と外観を変更した製品となっています。つまり前述したD500のバッテリー問題を分かりやすく識別するために、新たに「EN-EL15a」という名前にしたということですね。
EN-EL15aは、これまでNikonの一眼レフで使われていたバッテリーEN-EL15の仕様変更バージョン「EN-EL15 Li-ion20」とほぼ同じ性能だと捉えて良さそうです。
充電器にも2つの型式が存在する!?
バッテリー充電器のMH-25にも、実はMH-25と新型MH-25aが存在します。MH-25とMH-25aの違いは、見た目の大きさや防滴性能が改善されたモデルだそうです。使用上はEN-EL15とEN-EL15aのどちらを使って充電しても問題ないようです。
…そういえば、D7500とD7200の違いも、分かりにくい感じだったので、今回もややこしそうな気配です。
過去にもCOOLPIXやNikon Df、D5600に対応しているEN-EL14が、EN-EL14aに変更されましたがニコンのバッテリーは複雑ですね(^-^;)