小型マイクのMirfak N2を使った感想をブログで紹介します。N2は小型の単一指向性マイクです。正面の音はよく拾ってくれます。
ケーブルを含めて重量が58g
。寸法がφ20x95mm
と非常に軽く作られており、ハンディカムやビデオカメラ、ジンバルに搭載したミラーレスカメラなどで邪魔にならない集音が可能です。付属品はかなり充実していますが、価格は安価となっています。
ケーブル込みで、わずか58gの小型の指向性コンデンサーマイクです。TRS(3極端子)とTRRS(4極端子)の3.5mmオーディオ出力ケーブル2本を付属。ウインドウジャマー(風防)やショックマウントも完備しており、価格が非常に安く抑えられています。iPhoneなどの携帯電話、カメラ、カムコーダー、レコーダー、コンピューターに最適。バッテリーなしでプラグアンドプレイ動作します。
また、購入時には風のノイズ音を防ぐウインドウジャマー(風防)や、カメラの接触音や振動音を防いでくれるショックマウントが付属されています。実際の音質や使ってみた感想についてはYoutubeが参考になります。
Mirfak N2は、このような使い方にオススメです。
- 軽いマイクが欲しい
- 前方の音声を録音したい
- バッテリー不要の手軽なマイクが欲しい
マイクに必要な電源については、プラグインパワー駆動(プラグアンドプレイ)となっており、専用バッテリーや電池は不要です。接続するカメラなどから電力が供給されますので、カメラへケーブルを接続すると直ぐにマイクが使用できます。
付属の3.5mmステレオミニプラグ・ケーブルは、TRS(3極端子)とTRRS(4極端子)の2種類が用意されています。つまり、一般的なオーディオ入力機器やカメラだけでなく、スマホやMacbookなどのPCにもプラグを挿して、音声の録音も可能となります。
Mirfak N2 ©
今回はMirfak N2の中身や付属品、実際に声を拾ってみた感想などをYoutube動画にてレビューしていきます。
目次:Mirfak N2のレビュー
Mirfak N2の音質と集音&録音例
実際に使ってみた感想としては、このサイズ感では、想像以上によく音を拾ってるマイクという印象でした。どちらかというと、低音と中域の音をしっかりと採ってくれて、男性の声の厚みを捉えるのに向いてるマイクといった雰囲気がします。
これは日頃から使用しているRode Video Mic Pro+と似た傾向に感じます。ただし、高音域は少しだけ抑えられた音となっていて、厳しい目で見れば、こもった音質という感じもします。とは言え、この価格帯で風防やショックマウントまで付属しているのは驚きの内容なので、コストパフォーマンスが非常に優れた携帯マイク製品だと言えそうです。
1つ欠点を挙げるとすれば、マイクの出力音量が非常に大きく、屋外で使う場合には扱いずらいところです。音量としては、LINEレベルに近い感じです。例えば、α7IIIというカメラの録音レベルを最低値の1に設定しても、風の音を拾ってしまうと音割れやすい傾向でした。音量調整できないのは、個人的には非常に残念な点だと思いました。
もう少し予算があれば、音量調整ダイヤルがマイクに搭載されているCVM-VM20やTraxshotがオススメだと思います。
電車が走り去るシーンを10mほど離れた位置から撮影してみましたが、電車の風圧でマイクの音声が割れてしまいました。
前述の通り、値段の高いマイクだと音量調整機能を持つマイクもあるのですが、Mirfak N2ではそういった設定ツマミもありません。あくまでエントリー。初心者向けのお手軽なマイクという位置づけなのでしょう。
使用するには、カメラ機種によっても音声入力レベルが異なると思いますので、マイクの問題とも言い切れないのですが、屋外で使用する際には、風切音に注意しながら使う必要があります。
また、3.5mmステレオミニケーブルにアッテネーター付き(音量調整機能付き)のケーブルを使うと、この問題を解消できるかもしれません。
ヘッドホンやイヤホンにボリュームコントロールを付加するためのオーディオ延長コードです。微調整しやすいダイヤル式です。 最小位置では音量がゼロになります。
室内で使う分には問題ありませんので、インタビューや家族のイベントなどでも綺麗に音を採ることができるはずです。また、穏やかな風であれば、ウインドウジャマーによる風切低減によって、十分抑えることができますが、あまりに強いと、人影などで風を遮るなどの工夫が必要になってきそうです。
遠くにいる人物の声を録音するには、マイクから1m前後の距離で音を採ると非常にきれいな集音ができました。1mを超えると、風が強い場合には集音が難しくなります。ただ、これは他の単一指向性マイクでも同じ結果になりそうです。
Mirfak N2小型マイクの付属品と中身
まずはマイクの中身を見ていきましょう。Mirfak N2を購入すると次のような付属品が入っています。
Mirfak N2の付属品 ©
中身は左上から見てくと、次の通りです。
- マイク本体
ショックマウント
→ 振動音を防ぐ。底面はカメラに取り付けられるコールドシューの形状に対応。
ショックマウント用のスプリング・ゴム予備 x4
風防(ウインドウジャマーやマフと呼ばれる)
→ 屋外など風の吹く環境で、風切音を低減してくれる
マイクカバー(スポンジ)
3.5mmステレオミニプラグ・ケーブル(TRRS 4極端子)
→ iPhoneやiPadなどのスマホ・タブレットやPCにマイク音声を入力できるケーブル
3.5mmステレオミニプラグ・ケーブル(TRS 3極端子)
→ カメラのマイク入力(mic in)や一般的なオーディオ入力端子に対応したケーブル
色々な機材に取り付けて、マイクを活用できるので、基本的には購入時からすぐに使うことができます。
ミラーレスカメラに小型マイクを装着した様子
Mirfak N2はマイク本体にショックマウントをはさみ、ショックマウントの底面にカメラを取り付けるのが、一般的な使い方になります。
Mirfak N2本体をショックマウントに取り付ける ©
マイクカバーを取り付けた状態 ©
重量の方はケーブルを含めて58g
です。カメラの上部にあるホットシューへ取り付けても、手首への負担などが感じられないサイズ感となっています。
マイクをカメラに取り付けた状態 ©
また外で音を集音したいときには、付属のウインドウジャマーを装着すると、風切り音を抑えて録音することができます。
ウインドウジャマーを取り付けた状態 ©
マイクをカメラに取り付けた状態 ©
ウインドウジャマーを装着した状態では62g
となりました。見た目は大きくなりますが、重量はそれほど変化がないといった印象です。
Mirkaf N2の仕様
仕様 | 内容 |
製品名 | Mirfak Audio N2 |
寸法サイズ | φ20 x 95mm |
応答周波数 | 35Hz 〜 18kHZ +/-3dB |
感度 | -44dB ± 1dB |
有名どころでは、Rode Video Microと似たようなサイズ感ですが、更に安い価格帯となっている小型マイク製品です。マイクには様々な種類とタイプがありますので、詳しくは下記も参考にしてください。