MacBook AirやMacBook Proなどのノート型パソコンで外部マイクを挿して自分の声を録音したり、外部の音声を録音するために必要なものや導入方法を分かりやすく解説します。お使いのマックブックに、マイク端子が備わっていない時の対策方法として参考にしてください。
例えば、以下のようにUSB端子からマイク入力端子へ変換できるケーブルがあると、マイクを使用できて便利です。
3.5mmプラグのヘッドホン、スピーカー等の音声出力やマイク入力をUSB経由に変換できるUSBオーディオ変換アダプタです。Mac OS/Windows/Linux等のシステム搭載したデバイスに対応。現在Macで主流のUSB type-Cに対応したサウンドカードもあります。
また最近ではテレワークによるテレビ会議や、Skype・LINE・Zoomといったツールなどで、PCからインターネット経由の会話を行うケースも増えてきました。Max OSXだけでなく、Windows PCを使ったマイク導入が必要な時の参考になれば幸いです。
目次:マックブックでマイク録音する方法と必要なもの
MacBookのマイク位置ってどこにあるの?
マックブックには内蔵マイクがあります。これはモデルによって異なりますが、キーボード側から見て左側に配置されているようです。例えば最近のMacBook Proではこちらにマイクがあります。
MacBook Pro 2019年モデル ©
MacBook Pro 2019年モデル ©
少し古いモデルだとキーボード側の左側面に小さい穴が付いています。そちらが内蔵マイクです。片方の穴がノイズキャンセラーのようです。
小さい穴が空いている ©
MacBook Pro 2012年モデル ©
Macの内蔵マイクで音を正常に拾えるかの確認については、後半で解説する設定>システム環境設定>サウンド>入力
でマイク内蔵
を選択し、入力レベルの音量目盛りが振れるかどうかで確認する事ができます。
MacBookで外部マイクを使う方法
MacでSkypeやLINE通話、英会話、テレワークなどで音声チャットをしたい時にもマイクは便利です。
Macの内蔵マイクでも、ある程度の音質で音声を録音できるのですが、MacBookのファンが回る音には注意が必要です。ファンの回る音から距離を取るには、別売りのUSBマイクやピンマイクを使うと便利です。さらに高音質の音声を録音したり、配信することも可能になります。
USBサウンドカードで専用マイクを装着する
すでに所有している外部マイクや、専用のマイクを使用するには、USBから音声入力ができるUSBサウンドカードを使用するのが便利です。
3.5mmプラグのヘッドホン、スピーカー等の音声出力やマイク入力をUSB経由に変換できるUSBオーディオ変換アダプタです。Mac OS/Windows/Linux等のシステム搭載したデバイスに対応。現在Macで主流のUSB type-Cに対応したサウンドカードもあります。
MacBook AirやMacBook Proでマイクやイヤホンジャックを差し込む穴が見つからない時に、上記のようなUSB端末とピンマイクを揃えるのが簡単でおすすめです。また、すでに家の中にあるマイクを活用したい時にも便利です。
MacBookにUSBサウンドカード(現在は製造終了モデル)とピンマイクを取り付けた様子 ©
対応しているマイクは3.5mmミニプラグ
と呼ばれる形状と同じ端子を持つ製品であれば、別のマイクを交換して使用することができます。例えば次のようなマイクを装着できます。
PCのマイク端子に接続して音声を録音できる、お手軽なピンマイクです。まずは安い価格で録音したい方におすすめです。
ピンマイクは口元との距離を一定に保ちながら音を録音することができるので音量のムラを抑えられるのが長所になります。接続している様子は冒頭の画像でも紹介しましたが、コンパクトで価格も安いので、初心者の方でも手軽に導入できるかと思います。
USBマイクで簡単に外部マイクを導入する
前述で説明したUSBサウンドカードの他に、USBとマイクが一体型になっている製品があります。こちらは専用マイクを導入するのに最も簡単な方法です。例えば次のようなマイクがあります。
上下角度が自由に調整できるUSBマイクです。ライブ配信、チャットやゲームの通話などにとても便利なミュート機能とボリューム調節機能が付いています。
最近のMacBookではUSB Type-Cの変換ハブも必要
近頃のMacBookではUSB端子がUSB Type-C
となっています。昔から普及しているUSBはUSB Type-Aという形状になりますが、USB Type-Cでは以下のようなUSBハブを利用して、複数のUSB Type-Aの端子へ変換することができます。
もし使用したいマイクやUSBサウンドカードがUSB Type-Aの形状でしたら、上記の製品を導入してみてください。
MacBookのmic端子を有効にする設定方法
前述で紹介したUSBサウンドカードをMacBookに挿すと、音声入出力の項目が新たに認識されます。USBサウンドカードのマイク端子やイヤホン端子を使用するには、以下のように設定変更を行います。
まずはデスクトップ画面にあるシステム環境設定
を選択し、サウンドを選択します。
mac>システム環境設定>サウンド ©
サウンド設定画面になりますので、出力タブの中でUSB Audio Device
を選択します。
mac>システム環境設定>サウンド>出力 ©
次に、入力タブの中でUSB Audio Device
を選択します。マイクからの音量は入力音量
の項目から自由に調整できます。
mac>システム環境設定>サウンド>入力 ©
マイクから入力される音声のレベルは、画面の目盛りが増減することによって、マイクが音を拾っているのか確認する事ができます。
MacBookでライン入力(LINE IN)を行う方法
ライン入力端子は、マイク端子とは異なり、CD音源やスマートフォン、TV、ゲームなどの音声をキャプチャーしたい時に使われる端子です。
MacBookやiMacではマイク端子が備わっていないケースと同じように、RCAオーディオピンジャックによるLINE IN端子(ライン入力)が備わっていない事が多いです。ラインレベルの入力を行うには、以下のようなUSBオーディオインターフェースがおすすめです。
PCと付属するUSBケーブルで接続すると、マイク音声入力やライン入力、音声出力が可能になります。TVやゲームのキャプチャー用途や、PCのサウンドカード故障により、音声入力や出力が出来なくなった時の対策にも便利です。
こちらはUSBオーディオインターフェースと呼ばれる機器です。内蔵されているマイク入力端子やライン入力がPC上で認識しない時の解決方法としても有効です。
Macで本格的なマイク録音環境を作りたい時は
Youtube配信やニコニコ動画などの配信など、音声を更にキレイに録音したい時は専用マイクを導入するのがおすすめです。詳しくはこちらの解説記事が参考になります。
専用マイクを活用すると、次のように音声収録ができます。商品の紹介動画になりますが、参考程度にご覧ください。
ライブ配信やチャットに必要なもの
その他に、リモートワーク・ライブ配信・チャットに必要な機材や工夫については以下が参考になります。