MacBookProやiMacなどのMac OSXから、動画ファイルをBlu-ray(ブルーレイ)や、DVDに書き出す方法について解説していきたいと思います。DVDに書き出す作業を「オーサーリング」と読んでいます。
DVDやブルーレイディスクに焼く方法は年々変化していて、今まで出来た方法であっても、新しいMacを使うとDVDの書き出しができないケースもあります。(私は、まさにこの壁にぶつかりました😢 )
私のPCでは、WindowsやMac PCが使える環境なのですが、たまたま映像編集ソフトのFinalCutProXが入っていたので、そちらを使ってDVDやBlue-rayを作成する方法をご説明したいと思います。
また、DVDやブルーレイを作る際には、別売りのDVD・Blue-rayドライブが必要になります。もしお持ちでない場合には以下のようなものを用意しておいてください。
対応:Windows 10/8.1/8/7、Mac OS 10.6~10.11、macOS 10.12~10.13、Android,iOSに対応したBlu-ray、DVDのドライブです。書き込みにも対応。
それでは手順を見ていきましょう。
目次:MacOSXでMacbookやiMacでDVDやBlu-rayを作成する方法
MacでDVDやBlu-rayを作成できるソフトについて
昔のmacでは、iMovieという無料のソフトからDVDを作成したり、DVDメニューを作成する事ができました。私自身も友人の結婚式DVDをよく作っていたのですが、残念ながら現在ではDVDやブルーレイのディスクを作成する(オーサリングと言います)機能は有料ソフトでしか作れないようです。
これはWindowsに関しても同じことが言えます。DVD作成ソフトで検索すると、基本的に期間限定の無料ソフトや、有料ソフトしか見つかりません。
…ということで、今回はMac純正の動画編集ソフトであるFinalCutProXを使ってDVD作成を行ってみます。ご存知の方がいらっしゃるかと思いますが、FinalCutProXはiMovieの高機能版のようなイメージです。画面や操作方法はよく似ていますがFinalCutProXの方が色んな編集ができます。オーサリングソフトは、Toastというソフトもありますが、今回はFinalCutProXを使っていきます。
今回説明する手順はおおまかに説明すると、次の通りです。
DVD・Blue-ray作成の手順
FinalCutProXで映像にチャプターを設定する
Apple製の動画編集ソフトであるFinalCutProX(有料)を使います。読み込んだ動画素材にチャプターを設定していきます。
FinalCutProXでimg
ファイルの書き出し
この時、1で設定したチャプターを元に、DVDメニューが作れる
ディスクユーティリティでimg
→dmg
ファイルへの変換
何故この手順が必要なのか不満はありますが、とにかくDVD作成には変換作業が必要なのです。
外付けのDVDライター(別売)をUSBで接続
- DVDまたはBlue-rayの書き出しをする
それでは具体的な手順を見ていきましょう!
Macbookで作成するDVDにチャプターを設定する
ということで、まずはFinalCutProXを使って、映像にチャプターを設定していきます。FinalCutProXはAppleの有料ソフトになりますので、Appストアから事前に購入して起きましょう。FinalCutProXの良いところは月額制(サブスク)ではなく、買い切りという点です。
チャプターを設定するには、次のメニューを辿ってマーカーを追加
していきます。
マーカーを設定する ©
マーカーを追加していくと、タイムラインにオレンジ色のマーカーが追加されます。このマーカーをクリックすると、次のようなウインドウが現れます。
マーカーを設定する ©
マーカーには3種類あるそうです。上記画像のように、
- 右から3つ目のアイコンを選択
- チャプター名を入力して、完了ボタンを選択
さらに下記の画像のように、タイムライン上のマーカーをドラッグしていくと、丸いピンのようなアイコンが現れます。
チャプターで表示する画像を、タイムラインから選ぶ ©
こちらはチャプターで表示したいサムネイルです。
MacbookでDVD・Blu-rayを書き出す(オーサリング)
チャプターの設定ができたたら、DVD・Blue-rayのファイルを書き出します。FinalCutProXの右上のメニューを選択し、次の画像のような書き出しメニューを表示させます。
DVDの書き出し ©
書き出しメニューの中でもDVDを選択します。書き出し設定によっては、このDVDが表示されない場合があります。表示されない時には、書き出し設定のオプションを確認してください。
続いて、DVDの書き出し時に表示される設定ウインドウが登場します。
DVD設定 ©
上記の設定画面では、DVDのタイトルや、DVDメニューの設定ができます。
動画ファイルの容量に注意
DVDを書き出す際には、編集した動画ファイルを4.7GB
以下に抑える必要があります。4.7GBを超える場合には、FinalCutProXのプロジェクトを2つ以上に分けることをオススメします。
書き出しに成功すると、次の画像のようにimg
ファイルが書き出しされます。
imgファイルが書き出される ©
ディスクユーティリティでimgをdmgファイルに変換する
続いて、前回の項目で説明したFinalCutProXから書き出したimg
ファイルの変換を行っていきます。変換には、Macにインストールされている、ディスクユーティリティというアプリを使います。アプリ名の検索をするか、docから呼び出してください。
変換にはディスクユーティリティを使う ©
ディスクユーティリティが起動したら、メニューのイメージ
→変換
を選択します。
変換の手順 ©
続いて、前回の項目で書き出したimg
ファイルを選択します。そして「イメージフォーマット」は次の画像のようにDVD/CDマスター
を選択します。
変換の手順 ©
今回の例では、変換後のファイル名を「DVD 変換済み.dmg」に設定して、変換を行ってみます。
変換されたファイルが書き出される ©
img
からdmg
ファイルへ変換されたら、ファイルをクリックします。
macのFinderメニューからDVD書き出しを開始する
前回の項目で、変換されたファイルをクリックすると、次の画像のようなアイコンが表示されます。右クリックをして、メニューを開き「◯◯◯のディスクを作成」を選択すると、DVDのディスク作成が開始されます。
DVDを書き出す ©
尚、この時にはUSBに接続されたBlu-ray・DVDドライブ(書き込み機能対応モデル)と、空のDVD-RやBlu-rayが必要になります。
対応:Windows 10/8.1/8/7、Mac OS 10.6~10.11、macOS 10.12~10.13、Android,iOSに対応したBlu-ray、DVDのドライブです。書き込みにも対応。
120分(標準) 4.7GB(片面)に対応した録画用DVD-Rです。
空のDVD-Rが認識されると、名称未設定DVD
というアイコンがデスクトップに表示されます。