動画や映像で見かける1080Pや4K、fpsという記号の意味について詳しく解説したいと思います。これらは、映像のサイズ(解像度)と滑らかさを知ることができる表記です。サイズと滑らかさを判断できるようになると、アクションカメラなどの製品を選ぶ際の判断材料にすることができます。

それでは、動画サイズの表記の意味を順番に説明していきます。

目次

動画サイズの規格と名称 早見表

アクションカメラやビデオカメラで度々目にする規格と動画サイズについて表にまとめました。

規格・名称 一般的なサイズ(解像度)
4K QFHD 3840 x 2160 (pixel)
UHD 2880 x 2160 (pixel)
2.7K 2704 x 1520 (pixel)
QHD 2560 x 1440 (pixel)
FHD(フルHD) 1920 x 1080 (pixel)
HD 1280 x 720 (pixel)

例えば、4Kは3840x2160ピクセルが一般的なサイズです。1080Pというのは1920x1080ピクセルです。HDは1280x720ピクセルです。つまり、画像のきめ細かさとしては4K>1080P>HDという順番で高画質となります。

ピクセル、pixelってなに?映像のきめ細かさ

◯◯x◯◯ピクセル◯◯x◯◯pixelという表記もよく見かけますよね。ピクセルとは、動画の画面サイズの事です。ドットの数を意味しており、この大きい数字であるほど、キメの細かい精細な動画ということが分かります。

fpsとは?動画の滑らかさを示す単位

30fps、120fpsなどの◯◯fpsという表記をよく見かけるかと思います。fpsとは、frames per secondの略で、フレームレートと言います。フレームレートは動画の滑らかさを意味していますので、この数字が大きいほど動画が滑らだと分かります。

30fpsや24fpsは一般的な滑らかさです。120fpsや240fpsではスローモーション映像として使われる事が多いです。

Pってなに?映像の縦方向のきめ細かさ

1080Pや720Pなどの◯◯Pという表記もよく見ます。こちらは映像の縦方向のドットの数を意味しています。この数字が大きいほど、キメの細かい精細な動画ということが分かります。

4Kや2.7Kってなに?映像の横方向のきめ細かさ

4Kや2.7K、また8Kなどの表記も見かけます。こちらは映像の横方向のドットの数を意味しています。例えば4Kでしたら横に約4,000ドットの映像という事になります。この数字が大きいほど、キメの細かい精細な動画ということが分かります。

解像度・fpsと撮影シーンの例

それでは、いくつかの動画サイズを例に挙げて、撮影シーンにどう利用できるのか見ていきましょう。

  • 4K 30fps (3840x2160ピクセル)

    → かなり高画質。動きも一般的な滑らかさ。データ量は大きくなるが画質にこだわりたい時におすすめ。

  • 2.7K 60fps

    → 画質をやや抑え、滑らかさを重視したいときにおすすめ。

  • UHD 24fps (2880x2160ピクセル)

    → 高画質・動きはやや滑らか。ただし映像は少しぱらつきを感じる設定。できるだけ決めの細かい高画質な映像で撮影したいときに使う。

  • QHD 30fps (2560x1440ピクセル)

  • FHD 1080P・60fps (1920x1080ピクセル)

    → 画質はそこそこ・動きは滑らか。きめ細かさよりも滑らかさを重視したい時に使う。

  • FHD 1080P・120fps (1920x1080ピクセル)

  • HD 720P・120fps (1280x720ピクセル)

    → スローモーション撮影したいときはこれを使う。

  • HD 720P・60fps (1280x720ピクセル)

  • HD 720P・30fps (1280x720ピクセル)

    → 保存サイズや容量を抑えたいときに使う。