APS-C用のレンズをフルサイズ(35mm)のカメラで使うとケラレという現象が起こることがあります。
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ケラレれてしまった写真の例
ケラれてしまった写真は例えば次のような写りになります。
ケラレてしまった写真。周りが暗いのが特徴。 ©
写真のように、周りがフチ塗りのように暗くなってしまいます。これがケラレです。
ケラレが発生する原因は、APS-C用レンズがフルサイズのような広い範囲を写す能力を備えていないからです。またレンズプロテクターやPLフィルター、NDフィルターを重ねて使用しても同様の現象が起こる事があります。
APS-C用のレンズはAPS-Cの範囲しか写らない ©
フルサイズとAPS-Cの違いについては以下の記事をご覧ください。
APS-C用レンズはフルサイズに対応していない分、レンズの価格が安く抑えられていたり、重量が軽くなるなど、良い面もあります。しかしフルサイズのカメラで使用すると、上記のように周りが暗い枠のように写り込む事があります。
ケラレを防ぐ方法
ケラレを回避するには、
- APS-C専用のレンズの使用を控える
- フィルターやレンズプロテクターの使用を控える
- トリミングする(後述)
などの方法があります。
レンズがAPS-C専用なのかを調べる方法
レンズを購入・検討する際には、該当のレンズがAPS-C専用のレンズであるのか、そうでないのかを予めチェックしましょう。見分け方については以下の記事をご覧ください。
トリミングやクロップ機能で回避する
どうしてもフルサイズでAPS-C用のレンズを使いたい場合は、PCやスマートフォンで周りを切り抜いたり、カメラ側にトリミング機能が備わっている事がありますので、それを活用する方法もおすすめです。
ケラれてしまった箇所を切り抜くという回避方法もある ©
また、写真を切り抜くことをトリミング、カメラ機能のトリミング機能をクロップ機能と呼ぶことがあります。