メダカの飼育方法を順番にまとめてみました。
こちらの記事をご覧になると、初心者の方でも何から始めたら良いかイメージを掴むことができるかと思います。水槽や水草の選び方、土や砂はいるの?ビオトープって何?などの疑問解消や育てる際の参考にしてください。
とは言え、私自身も2016年からメダカの飼育を初めた初心者です(^^;)事の始まりは子供がメダカの卵を貰ってきたのが切欠でした。今では親のほうがメダカにハマっています(笑)
初めこんな感じでしたが…
睡蓮鉢に入れ替えました!
今は調子に乗ってもう一つ鉢を増やしました^^;
メダカを育てて1年経ってから知りましたが、メダカを育てるためのスイレン鉢がネットで売っているんです。一式揃っている割にお値段も安いので、まだ何も揃えていない方は下記がオススメだと思いました!
私も持っている睡蓮鉢です。頑丈な厚み1.2cmを持ったプラスチック素材の睡蓮鉢です。大きさの割に値段がとても安いのが魅力的です。(寸法)直径44cm 底の内径は28cm 高さ25cm 軽量2kg
新たにメダカの卵や稚魚も生まれています。これからもメダカのいる穏やかなビオトープを楽しんでいきたいです。
前置きが長くなってしまいましたが、これから順番にメダカ飼育の方法をまとめて行きたいと思います。それではいってみましょう!
目次
メダカを育てる時に必要なもの
メダカは室内や屋外の庭先で育てることができます。その時にまず揃えておきたいものは、水槽容器と水とエサです。特に注意したいのは水です。水は水道水をそのまま使わないように注意しましょう。中和剤を使ってカルキ抜きを行います。また移し替える水は温度差があれば、時間をかけて慣らします。
詳しくは以下の記事をご覧ください。水槽や土、水草の選び方も解説しています。
また、この後でもご説明するのですが、水槽に水草や土を入れてあげると綺麗な水を維持しやすくなります。上手くいくと、水の入れ替えはしなくても大丈夫なところまで水質を保てます。
ビオトープってなに?
メダカを育てていると度々見かける言葉があります。それは「ビオトープ」というワードです。
ビオトープとは、一言でいうとメダカが住む水槽の中の環境の事です。メダカが本来住んでいる環境に近いものを水槽の中にも作るとメリットが増えます。
では、具体的にどのように作ればいいのでしょうか?まず初めに土と水と水草を水槽の中に用意します。
土と水草が水をキレイにする
土と水と水草はなぜ必要なのでしょうか?答えは汚れた水を綺麗にしてくれたり、酸素を作ってくれるからです。
実はメダカを育てる間に、水の中は糞や食べ残しの餌でどんどん汚れていきます。
ところが水槽内に土があると、土に住み着くバクテリアが糞を分解してくれます。次に分解したものを水草が養分として吸収して、メダカにとって害の少ない水質へと浄化してくれます。更に水草はメダカに必要な酸素も作ってくれます。
このように、水の浄化サイクルが勝手に行ってくれる事が大きな土と水草の役割です^^ 試しにお近くの池を観察してみてください。鯉や植物、そして水がイキイキとしている光景が見られるかと思います。
浄化サイクルが上手くいっていると、水換えは ほぼ不要になり、蒸発してしまった水を補充するだけで水槽が維持できるほどになるそうです。
話は池から、水槽に戻りますが、ビオトープはメダカにとっても住みやすい環境になりますし、何より育てる側の負担も少なくてオススメです。
先ほどもご紹介しましたが、私の場合は外で睡蓮鉢に水を入れてビオトープを作っています。水草や土を入れてメダカを育てているのですが、自然の池の中を泳ぐかのようにスクスクと育ってくれます。
このように、小さな水槽に自然のサイクルを作って箱庭のように自然を鑑賞できるのは、ビオトープの一番楽しいところではないでしょうか(^ー^)
メダカの種類について
メダカには色々な種類があります。肌色をしたメダカが有名ですが、実は白いものや銀色の品種まで存在します。
メダカの種類や一覧について詳しくは以下の記事をご覽ください。
太陽と風の力は偉大
メダカを育てる為の環境は、室内よりも野外の方が維持しやすいと言われています。これは何故かと言うと、太陽や風の力があるからです。
太陽光は光合成により水草が元気に育ったり、メダカ自身にとっても病気になりにくい効果があると言われています。
また風があると、水面が揺れて水槽内の水が循環します。これによって水中に絶え間なく酸素が運ばれたり、外から運ばれるバクテリアや餌となる虫が入り込むので、結果としてビオトープとして上手くサイクルが働くようです。
部屋の中でメダカを育てるには?
メダカは家の中でも手軽に育てることができます。最近では飼育に必要な光を作り出してくれるLEDライトが安く入手できますので、そちらを使って水槽を部屋に飾ることもできます。
スポット光で小さなアクアリム水槽を照らし出します。
LEDライトや室内観賞用のガラス瓶については以下の解説が参考になります。
酸欠防止!水温が高いと酸欠に
夏場の気温や太陽にさらされると、水槽内の温度はどんどん上がってきます。
水温が高くなると、水に含まれる酸素がどんどん抜けていき、酸欠の状態になるそうです。メダカやその他の生き物は酸欠が原因で死んでしまう事があるので注意しましょう。
対策としては簾(すだれ)を掛けるのが良いそうです。簾は100均ショップで手に入れる事ができます。簾によって日を遮り、水温を抑えながら、メダカや水草に対しては簾から漏れた光で健康を保つ事ができます。
水換えと「立ち上げる」とは?
新たにメダカ水槽を用意することを「立ち上げる」と呼んでいます。
立ち上げたばかりの水槽ではメダカの糞を分解してくれるバクテリアが少ないので、先に説明した水の浄化サイクルが機能しないことがあるそうです。
そこで、バクテリアが住み着くまでの間は水を新しいものに少しづつ交換するのが良いそうです。一度に交換する水の量は1/3程度が良いと言われています。これは後半で説明する水質・水温ショック死や、せっかく住み着いたバクテリアを全て外に出さないようにする為です。
また飼育の方法やコツについてはこちらをご覧ください。