ノートPCだけでなく、Nintendo SwitchやPS5などのゲームの薄型モニターとして便利な「InnoView 15.6インチ」を入手したのでレビューします。

InnoView 15.6 inchiディスプレイは、側面にHDMI Mini端子や、USB Type-Cからの映像入力ができるフルハイビジョン(1080P・FHD)に対応している薄型ディスプレイです。購入時に電源ケーブルや映像入力用のケーブルが用意されているので、接続するとすぐ画面が表示されます。

InnoView 15.6インチモバイルディスプレイの外観
InnoView 15.6インチモバイルディスプレイの外観 ©

付属品として液晶画面を保護できるカバーが用意されており、モバイルPCのように立てかける事もできます。

付属のカバーによって立て掛けることも可能
付属のカバーによって立て掛けることも可能 ©

モバイルディスプレイを使用するには、付属されるACアダプターから、同じく付属のUSB Type-Cケーブルで供給可能です。

その他に、USB Type-Cから映像入力と同時に電源供給させることも可能で、MacBookや近頃のPCなどでは、付属されているUSB Type-Cのみのをモバイルディスプレイと接続するだけで画面表示ができます。今回はNintendo Switchやスマホの画面を表示させてみましたので、詳しい使用感を以下のYoutube動画でご覧ください。

Nintendo SwitchやPS5などのゲーム機用のディスプレイとして非常に便利です。今回はゲーム用やスマホ画面を表示させる目的で入手してみましたが、次の用途にも便利です。

  • 在宅ワーク
  • PC用のサブディスプレイとして
  • ワーケーション・リモートワーク・出張用の仕事で
  • プレゼン用の確認モニター
  • ゲーム用のディスプレイ

特に良い点は薄型で邪魔にならないところです。TVの画面を増やしたいけど、大型で場所を取ってしまう…。価格が高い…などの不満点も、このモバイルディスプレイで解決できてしまいますので、スリムで安い画面を探している方にもオススメだと思います。

表示解像度はフルハイビジョン(FHD:1920x1080)となっており、4Kディスプレイほどのキメ細かさはありませんが、1-2mの距離から眺めると殆ど違いが分かりません。しかし、値段が2万円以下となっており、手軽な液晶画面を探している方にオススメです。もちろん、上記の使用例をご覧になっても分かる通り、液晶の表示もゲーム機やスマホの液晶ディスプレイと見比べても遜色なく綺麗です。

目次:ゲームやスマホ表示におすすめのInnoView 15.6インチのレビュー

カバーが付属!衝撃を保護し立て掛けも可能

この製品の良いところは、液晶保護カバーもしっかり用意されている点です。液晶全体をハードカバーで守るだけでなく、背面にマグネット吸着できるので、立て掛けたりできます。

液晶本体とカバー
液晶本体とカバー ©
カバーは折りたたんだり液晶本体の背面にマグネット吸着できる
カバーは折りたたんだり液晶本体の背面にマグネット吸着できる ©
液晶の保護だけでなく立て掛ける事もできる
液晶の保護だけでなく立て掛ける事もできる ©

液晶ディスプレイの持ち運び時にはスリムに収納でき、他の機器とぶつかっても、カバーのお陰で守ることができます。特に持ち運びの多い出張時や、普段は使わないディスプレイとして使うには重宝するかもしれませんね!

モバイルモニターにをNintendoSwitchを映し出した表示例

ゲーム機を使う際に、少し問題となるのがTV画面の取り合いではないでしょうか😅 こんな時に薄型のディスプレイがあると、場所を取らずにテレビ画面代わりとして利用する事ができて便利です。

試しに、Nintendo Switchと接続した液晶画面の表示例はこのような感じとなります。スプラトゥーン3をやってみましたが、動きの速いゲームでもTVと遜色なくしっかり表示されました!

モバイルモニターでNintendo Switchをやってみた
モバイルモニターでNintendo Switchをやってみた ©

モバイルディスプレイの底部にはスピーカーが内蔵されているので、ゲームの音声も出力することができます。詳しい表示の様子は次の動画が参考になります。

動画でも分かる通り、Nintendo Switchとの接続も可能で、付属されるUSB Type-Cケーブルでディスプレイと繋がります。

iPhoneとモバイルディスプレイを接続して画面表示

過去のレビューではノートPCと接続して、同じ画面をミラーリング表示させたり、デュアルディスプレイとして使用する例もご紹介していきました。

モバイルディスプレイにiPhoneのYoutube動画を表示させてみた
モバイルディスプレイにiPhoneのYoutube動画を表示させてみた ©
画面表示にはLightning→HDMI変換アダプターを使う
画面表示にはLightning→HDMI変換アダプターを使う ©

この他に、別売りとはなりますが、Lightning端子からHDMI端子へ変換できるケーブルを使用してiPhoneなどのスマホ画面を表示させることも出来ます。

実際に表示させてみた様子は次の動画からご覧ください。

実際に表示させてみると、電源ONにした際に画面表示まで時間がかかるものの、スマートフォンの画面をミラーリングしたり、Youtubeや他の動画配信アプリの画面もモバイルディスプレイに表示させることができました。1080Pまで対応していますので、15インチの液晶表示としては、画質も十分綺麗だと言って良さそうです。

スマホアプリでは、横画面に対応しているアプリならば大画面で確認しながら、操作ができます。例えば動画編集アプリのLuma Fusionをモバイルモニターに画面表示させてみました。

動画編集アプリを画面表示させてみた
動画編集アプリを画面表示させてみた ©

この他に音楽アプリなどの細かいUIを持つものは、モバイルディスプレイと相性が良さそうです。

音楽アプリを画面表示させてみた
音楽アプリを画面表示させてみた ©

InnoView 15.6インチモバイルモニターの外観

続いて15.6インチモバイルモニターの中身について見ていきたいと思います。開封後には液晶本体と、各種ケーブルや説明書が入っています。

モバイルモニターの箱を開けると説明書等が入っている
モバイルモニターの箱を開けると説明書等が入っている ©

説明書は日本語で記載されており、PCだけでなくNintendo Switchなどのゲーム機、ラズベリーパイ等に繋いで画面表示させるためのケーブル配線方法についても説明されています。

内容物に含まれる説明書
内容物に含まれる説明書 ©

ニンテンドースイッチと接続して使用する場合は、Switchに付属されるアダプターからのUSB Type-C接続が必要となります。

その他に、本体にはボタンが搭載されており、そちらから画面設定(OSD設定)を行うことができるんですが、設定方法についても詳細に説明が記載されています。

この他にモバイルディスプレイの背面にはVESAマウント(75mm)の取り付け穴が2点用意されています。こちらは別売りとなるモニターアームへ取り付けることが可能となっています。

VESAマウントの取り付け方法
VESAマウントの取り付け方法 ©
モバイルディスプレイの背面にはVESAマウントの取り付け穴が用意されている
モバイルディスプレイの背面にはVESAマウントの取り付け穴が用意されている ©

元箱から液晶本体を取り出すと、ACアダプターと3種類のケーブルが入っています。

内容物に含まれる電源ACアダプターとUSBケーブル
内容物に含まれる電源ACアダプターとUSBケーブル ©
内容物に含まれるUSBケーブルとHDMIケーブル
内容物に含まれるUSBケーブルとHDMIケーブル ©

内容物をまとめると、次のようなものが入っています。

  • 液晶本体
  • 保護カバー&スタンド
  • ACアダプター (USB Type-A)
  • USB Type-A → USB Type-Cケーブル

    → ACアダプターから液晶本体へ電源を供給するケーブルです

  • USB Type-C → USB Type-Cケーブル

    → 映像入力したり、同時に電源供給もできるケーブルです

  • HDMI Type-A → HDMI Miniケーブル

    一般的なHDMI出力端子を持つカメラやゲーム機などに接続し、モバイルディスプレイと繋ぐことで画面表示させることができるケーブルです

  • 液晶クリーナー

前半でもご紹介した通り、液晶保護カバーが付属されていますので、落下時や衝撃などを守ってくれます。

液晶本体を守る保護カバー
液晶本体を守る保護カバー ©

液晶本体の表面は、映り込みが少ない非光沢仕様(ノングレア)となっています。

液晶の表面は非光沢となっている
液晶の表面は非光沢となっている ©

InnoViewモバイルディスプレイのボタンと端子

液晶ディスプレイの両側面には、以下のようなボタンと端子が用意されています。

モバイルディスプレイの側面端子系統
モバイルディスプレイの側面端子系統 ©
  • HDMI Mini端子
  • USB Type-C端子 (映像入力・電源供給用)
  • USB Type-C端子 (映像入力・電源供給用)

モバイルディスプレイでは、ボタン類と端子が側面にバラついて配置されている製品が多いのですが、こちらの製品ではボタンと端子が同じ場所にまとまって配置されているので操作がしやすく、分かりやすい設計になっています。

ボタンと端子類
ボタンと端子類 ©
  • 電源ボタン
  • 設定ダイヤル・ボタン
  • 3.5mmステレオミニ・イヤホンジャック端子

内蔵スピーカーの音質は簡易的な性能ではありますが、音を出すこともでき、側面に配置された音量調整用ボタンによって音量を変更することもできます。また、イヤホンジャックによって外部のスピーカーやイヤホンで音声を聞くことも出来ます。

内蔵スピーカーの穴が空いている
内蔵スピーカーの穴が空いている ©

その他に、モバイルディスプレイは様々な製品がありますが、詳しくはまとめ記事をご覧ください。