KENWOODのカーナビでボタンの操作が出来ない不具合に遭遇してしまいました。現在は、回復して問題なく使用できるようになったのですが、今回はその対処方法を詳しく解説したいと思います。同じようにカーナビが壊れて悩まれている方の参考になりましたら幸いです。

ちなみに現在では、以下のようなモデルが出ています。

目次

簡単にできる対処方法と修理方法

まずは、安い費用で解決できる方法からご説明したいと思います。カーナビのボタンの隙間に向かって、下記のようなエアダスターを吹き付けて、ボタンのホコリを取り払う方法です。

これで回復したら運が良いと思います。私の場合は、残念ながら効果がありませんでした。接点復活剤というスプレーも試そうと思いましたが、ボタン部分の分解をしなくてはならないので諦めました。

結果的に、ケンウッドのサービスセンターで修理をして貰い回復しました。ここからは、カーナビの不具合と修理を依頼する流れを説明したいと思います。

KENWOODカーナビの不具合と原因について

私が使っていた故障のカーナビは、彩速ナビMDV-737DTというケンウッド製品なのですが、その他の機種でも以下のようなトラブルに遭遇しました。

  • ナビのボタン操作が一切できない

    AV(TV・ビデオ・カーオーディオ・USB・SDカード)・現在地の表示・地図の操作・メニューの操作などが出来なくなる現象です。一時的に復活する時もありますが、状況は悪化していきました。

  • 液晶タッチパネルの操作に反応がない

    こちらもボタン操作と同様に、画面のタッチ操作がでない不具合です。

  • 音量が大きくなって止まらない

    勝手にカーナビの音量が上がり続け爆音になる現象です。こちらは、ケンウッドが公式に対応方法をアナウンスしています(詳しくは後述)。

  • 音量が0になったまま変えられない

    カーナビの音量が上がり続ける現象の逆です。

  • 画面がオフとなり真っ暗で操作ができない

    スピーカーから音は鳴るものの、画面が真っ暗で操作を受け付けない現象です。

  • CDやDVDが取り出せなくなる

    音楽CDや映画DVDなどを入れた後に、操作が出来なくなりディスクが取り出せなくなる現象です。

  • フリーズする

これらの問題は、ナビに内蔵されている基盤(ボタンAssyと呼ばれる内部電子部品)に原因があるそうです。故障により、ボタンが押し込まれた状態や離した状態から反応しなくなるようです。これは想像の範囲になりますが、ボタン接点の消耗が原因だと思います。

音量が大きくなり操作できない場合の対処方法

ナビの音量が大きくなり制御ができない場合は、ナビを車から取り外して修理を依頼する事をオススメします。カーナビの取り外しはお近くのイエローハットなどで依頼しましょう。

また、SDカードによるアップデートの操作が可能な場合は、以下のようなファームウェア・アップデートで一時的に対処が可能なようです。

ケンウッド(KENWOOD)
ナビゲーションをご愛用のお客様へのお知らせ
ナビゲーションの音量調整誤動作防止のためのファームウェアアップデートのお知らせ
(引用)本ファームウェアのアップデートは、万一内部電子部品が故障した際に、音量が最大にならないようにするための対応となります。

ただこれは、応急処理といったような内容で、根本的な解決方法にはならないようです。

同様の問題が起こるナビの型式・型番

前述した不具合が起こる機種は以下のようなカーナビのようです。

  • MDV-727DT
  • MDV-626DT
  • MDV-525
  • MDV-737DT
  • MDV-535DT
  • MDV-Z700
  • MDV-Z701

カーナビの修理依頼と費用について

前述でも簡単に触れましたが、修理は下記のような流れになりました。

  1. 近くのお店でカーナビの取り外しを依頼 (有料)
  2. 最寄りのケンウッドのサービスセンターへ発送
  3. カーナビの修理後、ナビを発送して貰う (無料)
  4. 近くのお店でカーナビの取り付けを依頼 (有料)

結果的に今回は、ケンウッドのサービスセンターで無償修理対応して貰う事になりました。もしかしたら、カーナビの使用期間や状況によっては有料となるのかもしれませんが安心しました。

ただし、ナビの取り外しと取り付けには別業者へ依頼をしたため、費用が掛かりました…。正直なところ、このカーナビ故障はリコール案件に見えますし、できれば取付と取外の費用も負担して欲しかった!と心の中で思いながらも、カーナビの修理費用は無料という提案を頂いたので、ご厚意に感謝して了承することにしました。

修理の問い合わせ先となる営業所

カーナビの修理はケンウッドさんにお願いしました。

ただし、上記のリンク先にあるJVCケンウッドカスタマーサポートセンターに電話を掛けたら、一向に電話の繋がる気配がありませんでした。そこで、私の場合は下記のような地域拠点に電話をしてみました。

ケンウッド(KENWOOD)
修理・故障・付属品購入等に関する窓口

今回は、上記宛に取り外したナビを郵送して、修理をお願いするという流れになりました。

カーナビは発売後数年経ったモデルが安心!?

故障が発生した時は、高速道路に乗っていた最中でしたので、カーナビ操作ができなくなって焦りました。この時は、スマホのGoogle Mapでナビを代用できたので難を逃れましたが、カーナビ操作の故障はかなり酷い内容だと思います。

何年か使用した後でこのような不具合が発生するというのは盲点でした…。カーナビを買い換えるにしても、スピーカーやバックモニターのカメラ、ETCやステアリングスイッチも全て新しく買い換えになる可能性があるので、費用が高く付きそうです。

SSD内蔵でサクサク操作できるナビとしてかなり気にっていただけに、今回の故障はショックでした。最近はHDDではなく、SSD内蔵のようなメモリ型タイプのナビも増えてるようですので、これを機に、カーナビは発売後数年が経過したものを選ぼうと思いました。次回はサイバーナビにしようかな…と考え中です。