なかなか出来なかった2 Click flare(2クリックフレア)スクラッチが突然できるようになりました。そこで出来るようになるコツや指の動きを振り返ってみたいと思います。
目次
スクラッチ練習に使ってる機材について
ちなみに、こちらはNumark PT01 scratchというポータブルターンテーブルを使っています。
クリックフレア スクラッチとは?
フレアスクラッチは、レコードを送ったり戻したりする最中に、フェーダーのOFFの操作を加えて、音数を切るテクニックです。
例えばベイビースクラッチでは、
- → (レコードを送る)
- ← (レコードを戻す)
という操作をしますよね。フレアスクラッチでは、ベイビースクラッチの「送る」「戻す」の各操作の間に、フェーダー操作のOFF(無音)を入れます。
レコードを送る操作:
- → (レコードを送る)
- フェーダーをOFFにする
- → (レコードを送る)
レコードを戻す操作:
- ← (レコードを送る)
- フェーダーをOFFにする
- ← (レコードを送る)
よく見かける図ですが、レコード操作とフェーダーを切るタイミングはこのような感じになります。
フレアスクラッチ(赤点はフェーダーOFF) ©
フレアスクラッチは、間に2回音を切るので、全部で4つの音が出ます。
2クリックフレア(オービット)とは?
2クリックフレアはフレアスクラッチの発展形です。ベイビースクラッチの「送る」「戻す」の各操作の間に、フェーダー操作のOFF(無音)を2つ入れます。
レコードを送る操作:
- → (レコードを送る)
- フェーダーをOFFにする
- → (レコードを送る)
- フェーダーをOFFにする
- → (レコードを送る)
レコードを戻す操作:
- ← (レコードを送る)
- フェーダーをOFFにする
- ← (レコードを送る)
- フェーダーをOFFにする
- ← (レコードを送る)
図で見るとこのような感じです。
2クリックフレア・スクラッチ(赤点はフェーダーOFF) ©
うーん難しいです。2クリックフレア・スクラッチは、間に4回音を切るので、全部で6つの音が出ます。
フレアスクラッチのコツとは?
ここからは自分が考える、フレアスクラッチのコツをまとめてみたいと思います。覚えるコツは次の3つの手順だと考えています。
- BGMは使わない
- フレアスクラッチの音を覚えるため、フェーダを反転
- 人指し指で押さえ、親指で弾く
BGMは使わない
まず、練習する際の環境として、BGMを使わず、フレアスクラッチで音を鳴らすことに専念してみました。いきなりフレスクラッチをビートに乗せようと思うとなかなか難しいですが、スクラッチに集中すると覚えやすいと感じました。
フレアスクラッチの音を覚える
自分の話になってしまいますが、フレアスクラッチが出来ない最大の原因は、音の出方が頭の中でイメージできていない事でした。また、レコードの送る操作の途中で音を切るという感覚や、タイミングが、いまいちよく分かりませんでした。
そこでまず、フェーダーの向きを逆にセッティングしてみることにしました。フェーダーを反転させると、
- フェーダーが端の時に、ON
- フェーダーが中央の時に、OFF(無音)
になるかと思います。
あとは、フォワードスクラッチする要領でフェーダーを端から中央に向かって弾きます。
先程も説明しましたが、この時、フェーダーのONとOFFは逆転していますので、フェーダーが中央にくると、音はOFF(無音)になります。例えば、送る操作では次のような感じになります。
レコードを送る操作:
- → (レコードを送る)
- フォワードスクラッチの操作
- → (レコードを送る)
フェーダーの向きは逆ですが、音はしっかりフレアスクラッチになっているかと思います(^^)この時、指を弾くタイミングと音の出方を、大体で良いので頭で覚えておきます。
音とフェーダーを動かすタイミングがイメージできるようになったら次の段階に進みます。
親指でフェーダーを弾く
音がイメージできるようになったら、今度はフェーダーを元のセッティングに戻します。
続いて、指の操作を覚えます。フレアスクラッチの指の動きは、フォワードスクラッチと逆なのですが、
- 人指し指(またはその他の指)でフェーダーを押え
- 親指で弾く
というイメージです。
あとは、前回覚えた、指を弾くタイミングで親指を使って弾きます。ここまで出来たら、2クリックフレアも同じ要領で練習していきます。
いかがだったでしょうか
今回は、2フレアスクラッチと指の動きを覚えるコツについて自分の感想を踏まえて、書いてみました。フレアスクラッチが出来ないとお悩みの方に参考になりましたら幸いです^^
あと、PT01はどこでもスクラッチの練習ができるので、練習する為に最適な機材だと思いました。