メダカがすぐに死んでしまうという悩みはありませんか?今回は長生きさせるコツをまとめました。水の扱いやメダカを育てる環境、雨などの水温や水質変化、餌や土や水草についての知識を解説します。
また、メダカの育て方や必要となる物については、別の記事で解説していますのでご覧ください。
ちなみに、我が家のビオトープは今このような感じです。
目次
長生きするポイントとは
メダカがすぐに死んでしまわないポイントを、重要だと思う順番からまとめたいと思います。
水のカルキ抜きをする
メダカの飼育には水を使いますが、水道水を使う際には注意が必要です。
水道水は必ずカルキ抜きを行ってから使いましょう。カルキ抜きには以下のような薬剤が売っていますので、素早くカルキ抜きする事もできます。
水道水に含まれるメダカにとって有害な成分を取り除く事ができる
また、バケツに汲んだ水を1日以上太陽光や空気にさらしておくとカルキ抜きができます。
日差しと風通しの良い場所で育てる
水と同じくらい重要なのですが、メダカは直射日光が当たる場所で育てるのがオススメです。
太陽光はメダカを丈夫にしてくれ、藻が成長しやすい環境になります。藻があるとメダカのエサとなるジンコが発生しやすくなります。また、水を浄化してくれる水草にも太陽光が必要です。風は水面から酸素を送り込んでくれ、たまにエサとなる虫を運んでくれます。
雨による水質と温度変化を抑える
屋外でメダカを飼育している際には、雨に注意が必要です。雨によって水槽内の水質や水温が変化してしまう事があります。雨を防ぐ方法は下記の記事をご覧ください。
エサを1日数回に分けて与える
生きる上でエサはとても重要だと思います。ポイントだと思うのは数回に分けて10分程度で食べきる量を与える事と、メダカの口に入る大きさまで小さく砕くという事です。
また1年通して見てみるとエサは、春から夏は1日に2回ほど、秋は1回が目安だそうです。
水が濁ったら1/3を入れ換える
水槽に土や水草が無い場合は、水が糞で汚れてしまい、メダカにとって住みにくい環境となります。水が濁ったら水槽の3分の1を入れ換えてみましょう。一度に多くの水を入れ替えると、水温や水質が大きく変わりメダカに負担がかかるので全て変えるのは逆効果です。
また、見落としがちですが、雨が大量に入り込む環境はオススメできません。水質と水温が極端に下がるのでメダカがバタバタ死んでしまう事があります。
水はメダカ1匹に対して1リットルが目安
水槽にメダカが多すぎると、酸欠や水の汚れるスピードが上がり、死んでしまう確率が高くなります。目安はメダカ1匹に対して1リットル以上の水です。1匹に占める水の量が多いほど、安全に育てることができると言われています。
空気を送るポンプは使わない
野生のメダカは水の流れが少ない環境で生きています。濾過ポンプやエアレーション(空気を送り込む機械)を使うと水の流れが出来てしまうので、メダカの体力が消耗してしまう場合があります。酸欠や水の浄化は、水草や風、土に棲むバクテリアの力を極力利用しましょう。
水槽に水草と土を入れる
先ほども書きましたが、土や水草を入れると水を綺麗にしたり、水中で酸素を作ってくれたりするので、メダカにとって棲みやすい水槽となります。
幾つか上げてみましたが、一言でまとめると刺激の少ない環境を用意してあげられるかがポイントになります。また自然の環境に近いほどメダカは長生きしてくれます。