グリーンウォーターの作り方やその使い方を解説します。グリーンウォーターは生き物が住んでいる水を浄化したり、ミジンコなどの微生物やメダカ稚魚の餌としても使えます。別名で青水や生クロレラ水とも呼ばれていて、ネットで簡単に入手できます。
クロレラ独特の臭いがありますが、ミジンコ、メダカ、金魚、淡水魚、二枚貝、稚魚の餌に適しています。
目次
グリーンウォーター(青水)とは何?
グリーンウォーターは植物プランクトンが集まった水のことです。緑色に見えるので、青水と呼ばれています。グリーンウォーターは、水の生き物の糞などを栄養源にして自然に増えます。
文字通り水が緑色になります ©
プランクトンや藻の種類によっては、黄緑色や茶色の水に変色する事があります。
グリーンウォーターは何に使えるの?
グリーンウォーターは、水を浄化したり、水の生き物にとってエサとなります。例えばミジンコの餌です。
ミジンコの他にも、メダカの稚魚やタニシのエサにもなります。
グリーンウォータを作る手順
グリーンウォーター(青水)を作るには次の手順で可能です。
- メダカ数匹を用意
- ホテイアオイを用意
- 水を汲み置きしたバケツを2日ほど放置
- 1〜3をバケツに入れ、直射日光の当たる場所でメダカを飼育
中でも、ホテイアオイだけを入れる点や、直射日光で飼育する事が大事です。メダカはネットでも購入することができます。
ホテイアオイはこんな感じの水草です。
5月から9月頃の間であれば、徐々に水が緑色に変化していきます。
グリーンウォーターが作れない時の対処法やコツ
先ほど説明した方法でも青水にならない事があります。また、青水が透明な水へ戻ってしまう事があります。グリーンウォーターを作るために注意したいポイントを確認してみましょう。
雨水の侵入を防ぐ
水槽に雨が入り込むと、青水が透明になってしまう事があります。
そんな時は、水槽の上にビニールをかぶせておくのがおすすめです。
ビニール袋を上にかける ©
詳しくは以下の記事をご覧ください。
種水を使って青水を作る
実は、綺麗な水道水から青水を作りだそうとすると相当に時間がかかります。
もし、メダカなどの生き物を既に飼育していればラッキーです。飼育水があれば、その水を活用して短時間で青水を作り出せるかもしれません。
また、冒頭でもご紹介しましたが、市販されている青水(生クロレラ水)をベースにして綺麗な青水を作ることもできます。
クロレラ独特の臭いがありますが、ミジンコ、メダカ、金魚、淡水魚、二枚貝、稚魚の餌に適しています。
水槽に空気を送り込んで、水中の酸素を増やす事もグリーンウォーターを作る上で効果があるようです。
酸素を送り込むチューブやバブルストーンのセットです。小さな魚が快適な環境と十分な酸素を提供することができます。
生き物の糞が水槽の下層に蓄積している状態であれば、青水が発生しやすい環境になりますので、時間をかけて作ってみましょう。