Hexoでブログを開設したい方に捧げる連載記事「Hexoの使い方とブログの初め方」です。Hexoはnode.js製のブログフレームワークです。
前回はHexoを使うために事前に何が必要なのかを解説しました。
続いて、今回の第4回目は、Windowsでhexo blogを始める前に必要なnode.jsの環境をインストールする方法について解説していきます。当記事はWindowsユーザーに向けた内容となりますが、Mac OSXをお使いの方は別の記事をご覧ください。
ちなみに、当ブログでは現在、このような表示がされます。
目次
何をインストールするの？
前回でも説明しましたが、まず当記事では以下の3つをインストールする流れを説明していきます。
| ツール | 役割 |
|---|---|
| node.js | javascriptと呼ばれるプログラムを実行する環境 |
| nvmw(Mac OSXではnvm) | node.jsのバージョンを好きなものに切り替えるツール。例えるなら複数のnode.jsの入れたり、引き出せる入れ物といったイメージ。 |
| npm | node.jsで動くプログラム(例えるならアプリ)を管理するツール。Hexoはこのプログラムの一つに該当する。 |
インストールする順番は、
- nvmw
- node.js
- npm
です。node.jsの入れ物であるnvmをまずインストールし、nvmwにnode.jsを入れていきます。その後で、入れたnode.jsバージョンに対応するnpmをインストールしていきます。
それではまず最初にnvmwをインストールしてきましょう。
nvmwのインストール(Windows)
Windowsでnode.jsを管理するには、nvmwを使います。こちらはQiitaで解説されていますが、事前にgitとpythonをインストールしてから導入する事ができます。
nvmwのパスを通す
コマンドプロンプトを起動直後に、nvmwが起動するように設定しておきます。パスの通し方は以下が参考になります。
若葉プログラミング塾
環境変数の設定方法
nvmwでnode.jsのインストール
続いて、nvmwの中にnode.jsをインストールしてみましょう。インストールするnode.jsのバージョンは、執筆時の最新バージョンであるv6.10.0にしてみます。
1 | $ nvmw install v6.10.0 |
続いて複数のnode.jsを試しに入れてみたいと思います。今度はv4.3.0を入れてみます。
1 | $ nvmw install v4.3.0 |
これで複数のnode.jsをインストールすることができました。実際にインストールされているか確認してみましょう。nvmwでインストールしたnode.jsを確認するにはnvmw lsコマンドを使います。
1 | $ nvmw ls |
先ほど、インストールしたv6.10.0とv4.3.0がリストに表示されればOKです。
好きなバージョンのnode.jsを使う
nvmwは任意のバージョンのnode.jsを自由に切り替えて使うことができます。試しに、nvmwでv6.10.0を使う設定に切り替えてみましょう。切り替えるにはnvmw use (バージョンナンバー)コマンドを使います。
1 | $ nvmw use v6.10.0 |
これで最新のnode.jsを使う設定になりました。
コマンドライン起動時に指定バージョンのnode.jsを使う
前項と同様に、Windowsのnvmw useの操作はコマンドライン終了時に初期化されてしまいます。
そこで、コマンドプロンプトなどの起動時にnvmw useを実行させるには、次のような手順を行います。
- バッチファイルを用意
- コマンドプロンプトのショートカットを作成
- ショートカットを右クリックし、プロパティのリンク先を編集
具体的にはまず、次のようなバッチファイルを用意します。
1 | : nvmw useをコマンドプロンプト起動直後に実行するバッチファイルです |
これを例えばC:¥cmdrc.batに保存しておきます。続いて、コマンドプロンプトのプロパティのリンク先として、次のような内容を追加します。
1 | (前方のパスは省略)¥cmd.exe /k C:¥cmdrc.bat |
これで、コマンドプロンプトの起動時にnvmw useが実行されるようになります。
最後に
今回はHexoブログに必要なツールの説明と、各ツールの役割について解説していきました。
次回は需要があれば、続きを解説していきたいと思います。